2016-05-11 第190回国会 参議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第5号
そういう観点から、研究を推進させるためには、まず一つは、類縁疾患とされるほかの神経変性疾患領域の研究者にも沖縄型神経原性筋萎縮症について知っていただくということが重要でございますし、もう一つ、御指摘のように、患者団体の方に参画をしていただくといったようなことについても重要であるというふうに思います。
そういう観点から、研究を推進させるためには、まず一つは、類縁疾患とされるほかの神経変性疾患領域の研究者にも沖縄型神経原性筋萎縮症について知っていただくということが重要でございますし、もう一つ、御指摘のように、患者団体の方に参画をしていただくといったようなことについても重要であるというふうに思います。
○政府参考人(樽見英樹君) 国立病院機構の沖縄病院、それから鹿児島大学におきまして、御指摘の沖縄型神経原性筋萎縮症等の神経変性疾患に係る臨床研究ということで、倫理審査が終了したところというふうに聞き及んでおります。 昨年施行されましたいわゆる難病法におきましても、難病に係る研究の推進、国の責務というふうになっておりますので、私ども厚生労働省としてもこの研究を注視してまいりたいと考えております。
高齢者認知症は、言うまでもなく進行性の神経変性疾患であり、進行性の、不可逆性の脳の難病であります。また、認知症高齢者の方々は、身体合併症の確率も頻度も非常に高いものであります。急性増悪や在宅生活を困難にする重度の症状と問題行動など、地域ケアのみでは治療困難である場合も多く見られ、入院医療のサポートがなければ持続可能な地域ケアは成立をいたしません。
○政府参考人(外口崇君) 筋萎縮性側索硬化症は、神経変性疾患の一つとして国立高度専門医療センターでは主に国立精神・神経センターが担って研究を実施しております。また、この精神・神経センターでは、患者さんの入院加療につきましても最善の医療が行われるよう努力しているところでございます。
現在、iPS細胞に関する研究を初め、重症角膜障害に対する角膜再生、神経変性疾患に対する神経再生、重症心不全に対する心機能再生などといった臨床応用を目指したすぐれた再生医療研究に対して、厚生労働科学研究費補助金及び独立行政法人医薬基盤研究所から合計約八億円の研究支援を行っているところであります。
まず、近年、再生医療の研究が進んでおりますけれども、脊髄損傷やあるいは神経変性疾患、パーキンソン病等がございますけれども、そういう神経変性疾患等に対する治療や研究、あるいは脳の梗塞などに対する研究成果に期待が集まっております。厚生労働省が扱っている神経再生医療の研究の現状と今後の研究の促進策についてお伺いをしたいと思います。
○説明員(篠崎英夫君) 筋ジストロフィーの疾患につきましても、これは遺伝性に基づくものが多く、神経変性疾患でございます。したがいまして、遺伝子治療の対象に十分なるということでございます。現在、国立精神・神経センターにおきまして、残念ではございますがまだ基礎的な研究がやられておるわけでございまして、近いうちに犬を中心とした動物実験に移る段階というような状況でございます。
例えば、ハンテントン舞踏病とか、専門家を前にして恐縮でございますが、神経変性疾患とか運動失調とか、そういうような班をつくりましていろいろ研究をしてきておりますし、また、子供に見られるホモシスチン尿症といったようなことにつきましては、子供の慢性特定疾患の治療研究班の研究事業の対象としているところでございます。