1949-05-18 第5回国会 衆議院 本会議 第32号
今や祖國日本が平和的に文化的に高らかにその巨歩を踏み出そうとするときに、新制大学が、その名ばかりを得るにとどまつて、その実が、かの六・三制そのもののごとく、あの一昨年出発したばかりの六・三制度が今や重大な危機に瀕したるごとく、この誕生とともに、あるいはその轍を再び踏まんとすることを私は深く憂うるものであります。
今や祖國日本が平和的に文化的に高らかにその巨歩を踏み出そうとするときに、新制大学が、その名ばかりを得るにとどまつて、その実が、かの六・三制そのもののごとく、あの一昨年出発したばかりの六・三制度が今や重大な危機に瀕したるごとく、この誕生とともに、あるいはその轍を再び踏まんとすることを私は深く憂うるものであります。
○小高委員 ただいまるる答弁がありましたが、私の言わんとするところは、世界経済に通ずる祖國日本の産業、この重要産業中の水産、これが本法の内容いかんによつて振興をはばまれるようなことがあつてはならぬ。ここを突いて論議しておるのでありますから、またときを改めて農林大臣直接にお尋ねいたしたいと思いましてこの項にそれで打切つておきます。
しかも勤労大衆は、今日そうした世間のいろいろな惡評を聞き、あるいはいろいろな行為を見つつも、なおかつ祖國日本再建のために、涙をのんで黙々として働いておると考えます。一部にはいろいろなことを指摘される人もあるかもわかりませんが、全体の労働階級は、一部にぜいたく三味をしている者のある半面に、ほんとうに血みどろになつて工場で営々として、日本再建のために盡すのだという氣持で働いておると私は考えます。
そうしてそのままこういうものは反動なり、かかる者を今祖國日本へ帰してやるということは反動政権を強化することである。我々の敵を一歩たりとも、たとえ一人たりとも祖國に帰すことはできない。こういうことでその民衆裁判、いわゆる大衆カンパが閉幕するのでございます。
あまりに欧米色一点ばりで邦樂を音樂学校でとりやめるというような話であるが実に情ない、われわれは邦樂によつてのみ祖國日本の再建を思うときが朝な夕なある。竹のといから落ちる水の音、このさびは日本人でなければわからぬ。洋樂は洋樂のよさがあり、また邦樂には邦樂のよさがあるのでございます。日本民族の滅びぬ限り邦樂は捨てられぬという私どもは信念でございます。
世界にその例がないではないかという御質問でありましたけれども、今日われわれの祖國日本の立つているところのこの複雑多難の実情もまた世界にその例がない実情であるというこの現状と照し合わせましてこの方式を取入れた点を一應考えていただきたいと思うのであります。
お互いに祖國日本をどう建設して行くか。この不合理をどう是正して、生産者も消費者も、それならこれでいいという姿に持つて行きたい。最近の鮮魚については、消費者ももう少しの値上げは当然であろう、これでは生産者がかわいそうだという声があるではありませんか。しかるにお役所においでになる方たが、いつ行つても善処しましよう、考慮しましよう、調査いたしましようで、何らこれに対して明快な回答を與えてくれません。
私たちの祖國日本が、文化を振興し、教育を愛し、よつてもつて世界に誇るべき堂々たる文化國家の建設を念願しつつあるときに、われわれの政治の面において文化を愛する政治が行われておるかどうか。今や、誕生以來三年目に及んでおりまするところの六・三制は、予算関係その地においてまさに危機に逢着して、一部には六・二制を叫ぶ者さえ生ずるに至つております。
敗戰以來ここに三年半を迎えました私たちは、狭小なる國土の中に八千万という驚くべき多数の國民をかかえ、はなはだしき窮乏と廃墟の中に、祖國日本を民主的にしてしかも文化的な平和國家に建設するために努力を続けて來たのであります。申すまでもなく、日本の再建は経済の再建から始まらなければならないのであります。
(拍手)われわれは、祖國日本を愛するがゆえに、日本の経済のすみやかなる復興と自立を念願するがゆえに、かかる事態のすみやかなる解決を要求してやまないものであります。
最後に一つ申し上げたいことは、文化日本建設とか祖國再建とか口では言われながら、事実において、文化日本建設も、祖國日本再建も、その言う口の下から、みずからのくつの下にふみにじつているようなのが、今の日本のあらゆる面における姿であります。
すべての者はただ祖國日本に帰りたがつておる。一足でも日本の土を踏んだならば、これはもう倒れても差支ないんだ、死んでも差支ないんだ、是非一日も早く日本に引揚げさせて貰いたいということは、恐らく向うの汽車が出る際、或いは又その部落を皆さんが立つて來る際に後に残りまする方のが異口同音に言つておることのように聞いております。私の出て参ります前日にも徳壽丸という最後の船が入つております。
敗戰後の今日、世界地図をひろげてみまして、あまりにも狹い祖國日本の姿をながめまして涙が出るほどでありますが、この狹い日本の國土のもつ能力を、いかにしてフルに発揮させるかということが今日の政治の中心問題であろうとも考えておりますので、幸い建設委員長になりましたので、大いにこの方面を勉強もさせてもらい、努力もいたし、さらに実績をあげられるようにまじめに努力いたしたいと考えておるのであります。
殊にこの取扱いいかんによつて、やすやすと祖國日本が再建されるのだという信念のもとに、特に政府にこの点注意を喚起したいと思うのであります。 以上で大藏大臣に対する質問は終りますが、例の物價問題に対して御説明があるというのですから、この際安本の方から承ります。
これらの方々は、帰らんとして帰る能わず、一日千秋の思いをもつて、遠く祖國日本の空をながめて泣いておることと存じます。また、最近たびたび開かれまする海外同胞帰還促進國民大会に出席し、あるいは遠く海外に子弟を送つておりますところの親兄弟にお目にかかつて、わが子を思い、わが子弟を思う切なる心情は胸を打たれるものがあります。一日も早くこれら海外同胞を帰していただくことを私は希わざるを得ないのであります。
まだ聽くべき幾多のものをもつておりまするが、芦田総理大臣を筆頭といたしまして各大臣の、祖國日本の直面せる経済危機を突破して民主日本建設に邁進せんとする熱意、意欲はよく了承することができました。
この際フアシズムとの企てを粉碎し、國營人民管理の拔本的對策を即時實施することのみが、祖國日本の危機を突破し得る唯一の途である。われわれは、この法律により石炭鑛業の國營人民管理の實現を圖ると同時に左の各號に掲げる産業竝に金融機關についても亦同樣の國營人民管理を實現し、計畫的綜合的な運營を期するものである。
これらの團体は、太平洋戰爭で日本が大勝利を博したとか、近くブラジルにも、日本の大船團が在伯同胞の帰国希望者を迎えに來るとかいう、まつたく荒唐無稽な大宣傳をなし、祖國日本が太平洋戰爭に大敗を喫したという眞実を口にする日本人は片つぱしから暗殺するという、まつたく血で血を洗うような事件を起し、在伯同胞を不安のどん底に突き落し、さらにはブラジル政府に対しても非常なる迷惑を及ぼしたことに対し、私は、去る九月二十二日
だがしかし、少くとも今日石炭の生産復興を願い、目前の計画出炭を完遂いたしまして、急速に祖國日本を再建するためには、企業活動における資本面と経営面と、それを関連づけております支配の問題面は、その意味において早急にはつきりと解決されなければならないと存ずるのであります。
私どもは、どうしてもこの國民生活を安定の域まで救い出すとともに、敗戰という不面目な大失敗を償つて、祖國日本を再建しなければならぬという熱意をもつておるものであります。ともかく今日の國民生活の安定には、何をおいても物を充足する、物をつくるということに重點がかけられなければならないのでありまして、できた物をどう配給するか、消費せしめるかということは第二の問題であります。
この人々は、石炭増産が祖國日本の再建の原動力であるということをはつきり知つておりますが故に、あのような困難な條件にも負けず増産意欲に燃えておるわけでありますが、特にこの点におきまして私が強調したいと思いますのは、労働組合運動が盛んであり、労働組合が強い所において、最も労働者が増産意欲に燃え、又成績を挙げておるという点であります。