1977-10-15 第82回国会 衆議院 予算委員会 第6号
個人が負担するか町が負担するか国が負担するか、こういうところまでは一致したが、ところが、せっかく総理大臣のお書きになった「続・これからの日本 祖国新生論」福田赳夫編、これは大変熟読玩味をさせてもらいました。
個人が負担するか町が負担するか国が負担するか、こういうところまでは一致したが、ところが、せっかく総理大臣のお書きになった「続・これからの日本 祖国新生論」福田赳夫編、これは大変熟読玩味をさせてもらいました。
これは福田総理が昨年八月刊行した「続・これからの日本 祖国新生論」の中で、「問題だった老人医療の無料化」と題して、「いまわれわれは、このことを痛恨こめて反省しなければならない」と言っておられるところと全く一致いたしております。福田内閣が現行の老人医療無料の制度を五十三年度からでも有料化しようと企図しているのではないかと、いま日本じゅうのお年寄りは不安におびえているのであります。
そこで、さっきの本は「続・これからの日本祖国新生論 福田赳夫 一九八〇年政策委員会」、この本ですよ。そして私が読みましたくだりは「問題だった老人医療の無料化」ということで、最後に「いわゆる「革新自治体」が無料化を掲げたことに端を発して、大勢がなだれを打っしまったのだが、いまわれわれは、このことを痛恨こめて反省しなければならないと思っている。」、こういうことが書いてある。
総理は「これからの日本、祖国新生論」なる書物の中で、教育勅語は国際的にもりっぱに通用する倫理である。教育勅語が余り無視され過ぎてきたことは問題だなどと述べています。あなたは、あの侵略戦争の道具となった教育勅語に基づく戦前の教育については反省しておりません。ことしは教育基本法の施行満三十年の年であります。