1948-05-20 第2回国会 参議院 司法委員会 第26号
そこで、現在の日本國の社會情勞から見ますれば、先ず以てインフレの殆んど最高潮期とでも申しましようか、諸物價は著しく昂騰しておるのであります。これに對して、朝野擧げて物價の引下げのために、全努力を拂つておるのでありまして、必ずや近き將來においては、この物價というものは、引下げなければならんと思います。
そこで、現在の日本國の社會情勞から見ますれば、先ず以てインフレの殆んど最高潮期とでも申しましようか、諸物價は著しく昂騰しておるのであります。これに對して、朝野擧げて物價の引下げのために、全努力を拂つておるのでありまして、必ずや近き將來においては、この物價というものは、引下げなければならんと思います。
○林(敬)政府委員 ただいま門司さんからお述べになりましたように、私どもの方も中央、地方兩方面にわたりまして、財政の激變期及び社會情勞の激變期に對處して、税制及び財政制度は近く大幅にこれを變革していかなければならないと考えております。
しかしながら仰せのように、刑罰法規から姦通罪の規定を削除するということは、現在のわが國の社會情勞に鑑みてあるいは適當でない、その時期にあらずという御意見もありまするので、贊否——兩論で行くべきか、あるいは全然削除すべきか、この二つの意見に對しましては、私どもは虚心坦懷、皆樣の御意見を拜廳して、善處いたしたいと考えておるのであります。