1947-12-08 第1回国会 衆議院 国土計画委員会 第34号
なお各大學等において國土計畫、地方計畫として講座を設けておられるものは、ただいまのところ聞いてはおりませんが、工學、理學、農學、經濟學、社會學その他の各講座で國土計畫の重要性を認識せられて、各講義の内容に採入れられて實施せられておる様子でありますので、その動向には非常な期待をもつているものであります。 —————————————
なお各大學等において國土計畫、地方計畫として講座を設けておられるものは、ただいまのところ聞いてはおりませんが、工學、理學、農學、經濟學、社會學その他の各講座で國土計畫の重要性を認識せられて、各講義の内容に採入れられて實施せられておる様子でありますので、その動向には非常な期待をもつているものであります。 —————————————
それから第二は、最近中等學校で社會學科というものができておるようでありまするが、しかし社會學科の重要性にもかかわらず、その指導の任に當つておりまする教師が、社會學の何ものであるかをまつたく辯えておらない。ただ一應その場を糊塗するために、新聞などを中心として思いつきの講義をしており、あるいは生徒に自由研究をさせておるという程度に過ぎないようであります。
宗教社會学も社會學の一部門としてそういうふうに取扱われておると存じております。但しこれらの學門をどの程度に十分にこなして、そうして若し將來できます講座を充たすことができるかどうかについては、まだ研究いたしておりません。私の承知いたしております點だけを申上げて置きます。
○梅津錦一君 重ねて申上げますが、先程の第一案であるところの宗教教育を取上げるとするならば、宗教概論若しくは宗教史、或いは宗教心理學、それから宗教社會學、こういうものを分類されたところの科學が文部當局において現在學的な措置と體系ができておるか、文部省の扱う體系としてそうしたものができておるかおらないか、文部省の用意の程をお聽きしたいと思います。
○梅津錦一君 先程一、二、三の設置についてのお話があつたのでありますが、宗教概論と宗教史と宗教心理學と宗教社會學、こういうものが科學として區分されたものが、文部當局において現在用意されておるかおらないかということを、文部當局の日高局長にお伺いしたいのですが、いかがですか。
小委員外委員(小野光洋君) 只今日高局長のお話を伺い、又私共が考えて見て、宗教情操涵養に必要な學科を教員養成の諸學校に講座或いは學科課程として設けるということは、これは原則的には極めて必要なことで、ただそれを具體的にどういう種類の學科をどういうような方法で入れるかということに對しては、憲法第二十條の問題或いは學校教育法の問題等がありまして、それに牴觸しないような範圍で、宗教一般論の立場から、或いは歴史學、社會學
その次には、こういう言葉の使い方は正しいかどうか分りませんが、宗教社會學と假に名付けた。
年度計畫で願つたらどうか、それで第一期に東京と廣島の文理大、第二期に高等師範、第三期に全國の師範、こういうふうに年次的にやつて貰つたらどうか、若しもその間に多少教育制度に變更があるとすれば、それに應じて貰えばどうか、要するに最初には文理大に一つ宗教講座というものを置いて貰つたらどうか、この前社會學の一つとしてという話もありましたが、大體宗教講座としてお出し願つた方がどうだろう、それには現在に即して教授
これが今後いろいろ經濟學者とか、社會學者とか、あるいは植物學者などのそれぞれの各方面の學者によつてもよく研究されましたならば、今まで神秘化されておりました日本の歴史に、かなりに貢献するものがあるであろうと期待しておるわけであります。
この發見は一方では日本の社會學的な、考古學的な、大きな發見でありまして、今端緒が得られたのでありまして、さらにそれが完全な形で總合されるように、私どもは心から念じておる次第であります。これはただ考古學的な、あるいは社會學的な發見であるという面とともに私は日本の歴史における重大な寄與であると存じております。
これはほんとうに戀愛というものを物質的に見た、社會學的に見た言い方ではありますが、なるたけ広い範圍で、もつとよさそうなのがあつたかもしれないのにというような後悔を残さないように、まず自分の能力の許す限りにおいては最上の警戒をし、最上の判斷をして、それから選んだのだというように、お互い思われるようなものをつくらなければならぬ。それには現在の結婚機關では足りないのであります。
終戰後の今日の世相を見ましても、犯罪社會學は、なるべく制裁法規をもつて臨まなければ、人倫、人道を正し得ないような状態にあるのであります。從つて姦通罪の廢止ということも、よほど愼重を要する問題ではないかと考えるのであります。
若しその内容を見ますときは、大體今までの系統として、文科方面の内容としては心理學、社會學、哲學、その上にもう一つ宗教學科というものが……或いは上と言いますか、それに竝べて文科系統の中に入つて來る恐れがあるのでありますが、そういう點からももう少し私共がこの文教委員會でこの問題を、目的に外れない限り、一つ研究をして行くことが大事ではないかと考えるのであります。
そうでなくして、若しも宗教の概論と言いますが、宗教學というようなことになりますと、これは扱い様によつては、御承知でもございませうが、宗教學というのは社會學的な方法を以てする宗教もございませう。又哲學的な立場から考える宗教學もあり得るのであります。