1986-04-02 第104回国会 参議院 大蔵委員会 第7号
なお、御参考まででございますが、開銀は産業資金の提供が主でございますが、社会開発資金の方にも重点を置いておりまして、最近では身体障害者の雇用施設、そういう方々を雇用する企業に対しましてもようやく実績が出てまいりまして、十件ほどの融資をやるというようなことで、緊密な連絡をとりながら展開してまいりたい、こう思っております。
なお、御参考まででございますが、開銀は産業資金の提供が主でございますが、社会開発資金の方にも重点を置いておりまして、最近では身体障害者の雇用施設、そういう方々を雇用する企業に対しましてもようやく実績が出てまいりまして、十件ほどの融資をやるというようなことで、緊密な連絡をとりながら展開してまいりたい、こう思っております。
社会開発資金というものは、これは政府の責任であって、それはその当時の経済規模というものを考えないからそういうことが起こったのだ。
その次に、公債その他、税収その他によって社会開発資金をしっかりとっていくという観点に立ちますというと、財政の規模が大きくふくらんでまいるわけであります。また、政府固定資本形成もGNP成長率を上回るような比率で発展していかなければならないということを前提といたしまして、その次には今度はその量だけではなくしてその中身、その効率の問題が問題になります。
これら広域経済圏の開発のための社会資本の必要は、予想以上に膨大なものでありまして、このような社会開発資金には、巨額で、しかも安い、長期の資金が必要とされるのであります。このような地方経済の変貌と多額な地方開発資金の需要にどう対処していくかは、これからの地方銀行にとってきわめて重要な課題となると存ずるのであります。
こういうやり方をとらないで、みずから首を締めるような社会開発資金を削るというふうなやり方は、現在、大体一九六〇年代以後の各国はあまりとっておりません。むしろ税制のほうにこの弾力的な運用を適用していくということが主眼になっておりまして、私はその点をもっと強調したいと思ったわけでございます。