2014-01-30 第186回国会 参議院 本会議 第3号
道徳教育の主眼は、学校教育全体の責任の下、教師が子供の視点に立ちながら、他者とともに生きる大切さや社会規範意識など、生きる上での基盤となる価値観を自ら培えるよう教え育むことにあると考えます。 しかし、この懇談会の報告書に沿い検定教科書や教員養成課程の認定などを導入することには、国が特定の価値観を押し付けることにもつながるのではないかと懸念する声が根強くあります。
道徳教育の主眼は、学校教育全体の責任の下、教師が子供の視点に立ちながら、他者とともに生きる大切さや社会規範意識など、生きる上での基盤となる価値観を自ら培えるよう教え育むことにあると考えます。 しかし、この懇談会の報告書に沿い検定教科書や教員養成課程の認定などを導入することには、国が特定の価値観を押し付けることにもつながるのではないかと懸念する声が根強くあります。
○長勢国務大臣 ちょっと学問的ではないかもしれませんけれども、やはり社会規範意識が非常に減退をしてきておるということ、それから、個人主義が非常に強くなりましたので、地域とか家族とかのつながりというのが極めて少なくなって、そういう意味での抑止力というものも少なくなっておるというようなこともあろうかなというふうには思っております。
これからその議論をさせていただく前提としまして、まさかとは思いますけれども、官房長官は、別姓夫婦は同姓夫婦よりも社会規範意識がないと思っておられるわけではないでしょうねということを、ちょっと確認させていただきます。
特に日本人にとっては、国や社会のことは自分がやらなくてもだれかやってくれるという意識が伝統的に強い、近年、個人主義と利己主義とが取り違えられて社会規範意識が低下する傾向がある、こういう御指摘も審議会でもあったわけでございまして、改めて公共の精神の意義を強調する必要性が高まっているので今回の提言においてもこの点が強調された、このように理解をいたしておるところであります。
さらに、現在の教育を見ると、社会の病理現象のあらわれとして、いじめや学級崩壊など青少年をめぐる深刻な問題が生じており、子供たちに社会規範意識や命を大切にし他人を思いやる心をはぐくんでいくことが一層重要な教育上の課題となっております。
そういう社会規範意識を高め、維持していくことの担保、裏づけとして、あるいはそういう役割を演出する一つとして法的規制があるのだ。法制化というのはまさにそういう位置づけ、意義づけということなんではなかろうかと実は私は思うわけでございます。