1979-06-05 第87回国会 参議院 大蔵委員会 第22号
したがって特に資金運用面について、たとえば住宅金融であるとか、あるいは公害防止金融であるとか、あるいは社会福祉金融であるとか、そういうものを十分に行っているかどうかについて、機能面で国民の前に明らかにしてもらうと。また、国民の前に明らかにすることによって金融機関自体がそのような公共性を持ったビヘービアをしてもらうということをねらいにしているわけでございます。
したがって特に資金運用面について、たとえば住宅金融であるとか、あるいは公害防止金融であるとか、あるいは社会福祉金融であるとか、そういうものを十分に行っているかどうかについて、機能面で国民の前に明らかにしてもらうと。また、国民の前に明らかにすることによって金融機関自体がそのような公共性を持ったビヘービアをしてもらうということをねらいにしているわけでございます。
それが国民経済的に見て果たして望ましいかどうかということにつきましては、これまた問題があるわけでございまして、これからの日本経済では、公共部門へ金を流すこと、あるいは社会福祉金融であるとか公害防止金融とか、そういう経済社会の必要性に応じて金を流す必要があるわけでございますけれども、このような部門と申しますのは、収益性、経済性という面では、必ずしも非常にすぐれているというよりもむしろ逆な面が多いわけでございまして
〔後藤田小委員長代理退席、小委員長着席〕 それから、資金配分の面で申しましても、金利が自由化されますと、金利の高いところに資金が流れるということになるわけでございますけれども、現在社会的に見て金融をつける必要のある部門、公共的な部門であるとかあるいは社会福祉金融、公害防止金融というような面になりますと、これは必ずしも収益性の高い部門ではないわけでございますので、金利の高さだけによる資金の配分ということについてもまた