2019-03-22 第198回国会 参議院 予算委員会 第12号
新規の国債発行というものを逐年減らしていくことに成功して、トータルで約十一、十二兆円ぐらいのものが確実に収支の改善というのが図れて、財政の健全化というような方向としては進んでいるんだと思いますが、残念ながら、二〇二〇年度の実現を目指しているプライマリーバランスの黒字の目標というものにつきましては、これは税収の伸びが我々の予想したものより余り伸びなかったことということと、もう一点は、例の全世代型の社会保障計画
新規の国債発行というものを逐年減らしていくことに成功して、トータルで約十一、十二兆円ぐらいのものが確実に収支の改善というのが図れて、財政の健全化というような方向としては進んでいるんだと思いますが、残念ながら、二〇二〇年度の実現を目指しているプライマリーバランスの黒字の目標というものにつきましては、これは税収の伸びが我々の予想したものより余り伸びなかったことということと、もう一点は、例の全世代型の社会保障計画
それよりは、多少税率が高くなっても安心のできる社会を作るんだというビジョンをお示しくださって、そして今すぐというわけにいきません、景気がこれだけ落ち込んでいますから、しかし将来の租税負担はここまでは覚悟してほしいよと、その代わり総合的な、医療と年金と福祉をばらばらに扱う今のようなやり方ではなくて、総合的な社会保障計画をお示しになって政府に対する信頼を確立する、これが重要だと思いますね。
イギリスの社会保障計画をつくったベバリッジは、社会保障を窮乏から自由への道と表現したんですけれども、私は、社会保障を長い歴史のスパンから見て、奴隷から人間への道と表現したいと思います。つまり、人間が人間らしい生活を送れるようにするのが社会保障や社会福祉だと思います。 そうすると、人間らしい生活とは何かということになるんですけれども、人間の一つの真理は一人では生きられないということだと思います。
私が申しましたのは、家族給付制度の歴史を考えてみると、その一つの時期に、一九四五年に社会保障計画というのがフランスにでき上がって、その中にいわば今日の視点からいえば社会保障理念のもとに家族給付制度が、社会保険とか労災補償とか、そういうものと一緒に統一的に位置づけられたわけなんです。
それから、アメリカにおきましては社会保障計画の黒字が生じておりますけれども、これが他の目的のために使われないようにするために、一九九一年度予算におきまして社会保障保全・債務削減基金というものを提案しております。連邦政府はその年の社会保障基金の見込み黒字分に相当する金額を毎年一般会計からこの社会保障保全・債務削減基金に払い込む。
○対馬孝且君 今大臣からお答えがございましたけれども、私は、残念ながら、まだ我が国は社会保障計画のビジョン、手順あるいは手法、今もありましたけれども財政的手だて、こういう問題がまとまっていないと思う、率直に申し上げて。それだけにこのサミットに臨むに対しては、それなりの識見、我が国のビジョンに対する基本姿勢というようなことを訴えないと、ただ聞くだけでは、これは意味がない。
それから最後に、単年度主義のもとでこの社会保障計画を遂行していくことは無理だろうというお話がございましたが、ただいま申し上げましたように、この社会保障の問題は、これから将来にわたっての問題の性格が極めてはっきりいたしておりますから、毎年の予算の都合であっちへ行ったりこっちへ行ったりするわけにはまいらない性格のものでございます。
それから、まだちょっと時間をちょうだいいたしまして、婦人差別撤廃条約はその第十一条と第十四条で、婦人が「社会保障計画から直接に利益を受ける権利」というものを掲げておりますけれども、これは厚生大臣の御所管になるかと思いますが、日本においては被用者年金を受ける妻の地位の従属性が問題となっているように思われます。
それから御質問の第三点は、社会保障計画が予定どおり遂行できるかどうかということでございますが、これは厚生年金の場合なんかを見ますと、年金の支払いそのものを減すということにはなっておりません。そういうことでありますから、社会保障移転そのものには関係はないと考えております。
今後わが国が高齢化社会に突入していく上でぜひとも必要な将来展望を持った長期社会保障計画の策定等は何ら着手されておりません。わが党はこうした福祉切り捨て策に強く反対するものであります。 反対理由の第三は、財政再建に関してであります。
○安恒良一君 私は、国民として本当に安心して生活ができる、生涯にわたる生活設計ができまして社会保障計画がつくられるならば、財源が不足ならば大胆に福祉税の創設、こういうことを検討してもいいと私は個人的にも思います。必要なら、また給付に対しての負担も上げなけりゃならぬ。
また、不公正税制の是正とか、福祉新税の創設とか、保険料率、または受益者負担の適正化という財源措置が、この際洗い直されなければならないのではないか、私はそういうことを考えますと、これは何としても中期社会保障計画というものをやはり総合的に策定する、その部分としての年金というものが存在する、こういう位置づけをしていくことが必要ではないかと思いますし、私は当院の予算委員会でもこのことを強く主張してきたところでございます
そこで、以下関係大臣並びに参考人でありますところの地主先生にも御質問したいのですが、まず関係大臣にお聞きしたいのでありますが、長期の社会保障計画、それから社会保障の基準、水準、国民的なナショナルミニマムについてどうお考えになるのか、もしくは、今日まで検討されておりましたならば、このような点を検討していると、こういうことについてお答えを願いたいと思います。
○安恒良一君 いま大臣に御質問しましたが、どの大臣もまだ長期社会保障計画と社会保障の基準、水準については検討中と。しかし、それではやっぱりいけないのじゃないか。低経済成長に入っていまやわが国が大きく曲がり角に来ているときに、このことを速やかに明確にすることが一番必要だ。
私は長期社会保障計画を持つ必要があると思うが検討したのかどうかということ、これは大体お答えになったのですが、それと同時に、社会保障の基準、水準といいますか、ナショナルミニマムというものをやっぱり国民に明示しなければいけないじゃないか、でないと国民は安心しないじゃないか、このことについてはどの大臣も触れられませんでした。
○柄谷道一君 厚生大臣にお伺いしますが、私は、昭和五十年の五月二十七日、社労委員会で中期社会保障計画の確立の要があることを指摘しました。そのときに、当時の田中厚生大臣は、現在経済企画庁等で策定中の新経済計画と符節を合わせ、明年度から一これは昭和五十一年度からという意味です、社会保障政策プロパーについても計画的に実施したい、目下その計画策定に努力している、こういう御答弁でございました。
何度か会合をやりまして、それで先生がいまおっしゃったようなことは当然長期社会保障計画のそれはもう一番重要な部分として当然これは取り上げられていかなきゃならないということで、何回か会合を重ねてことしの暮れのころまでには結論を出す、こういうことで目下鋭意詰めておるところでございます。
そのためには、基本計画といいますか、中期社会保障計画というものの確たる確立がいま最も必要な時期だと、こう思いますが、総理、いかがですか。
それから教育計画だって社会保障計画だってあるいは地方財政の赤字の問題だって、これは大きく経済の伸びを制約する条件だけれども、それがどこまで科学的に分析され、取り入れられておるかということになると非常に問題点が多い。
政府の主張する公共事業投資一辺倒の景気対策と、わが党がかねてから主張する社会保障計画に所得減税を加味した景気対策との違いについてどう考えられるか、納得のいく答弁を伺いたいのであります。 質問の第六は、物価調整減税についてであります。 政府は、五十一年度の消費者物価の上昇率の見込みを八・八%としながら、これに伴う調整減税すら全く行おうとしておりません。
総理は、昨年、「社会保障については五十一年度から長期的な社会保障計画を立てる。その年その年ではなくて、長期計画を策定して、制度を見直していく」と述べていますが、その計画はできましたか。そして五十一年度の社会保障予算は、その計画の中でどういう位置づけが行われたのですか、答弁を求めます。
次に、わが国において欠けているものは社会保障計画の樹立であります。厚相の私的諮問機関として社会保障長期計画懇談会が設けられていますが、いまだにその結論が出ておりません。これは全く政府の怠慢と言うほかありません。
しかしこのインフレ、不況下において、社会保障計画を立案することがだんだん困難な実態になってくるのじゃないか、こう思うのであります。その後の作業の見通しさえこれは立たないのではないかということさえ心配するのであります。しかし敢然と大臣は、社会保障施策がインフレの後追いにならないように安定対策に積極的に取り組んでいく所存だという決意の表明があるわけであります。
そこでもう一つ厚生大臣に質問いたしますけれども、社会保障計画懇談会が最近答申を出しました。これをどのように位置づけておられるか、質問いたします。