1953-02-27 第15回国会 衆議院 予算委員会 第30号
その中でおもな点を要約いたしますと、この旧軍人等恩給と関連してその他の戦争犠牲者に関する措置が問題になるが、第一に在外資産の補償及び戦争債務の処理等について政府の所見いかん、第二にこの恩給復活制度は社会保障的感覚が薄いように思うが、所見いかん。第三に戦犯旧軍人及び戦傷病者の国正病院入院患者等に対する処遇いかんというような問題が論議されました。
その中でおもな点を要約いたしますと、この旧軍人等恩給と関連してその他の戦争犠牲者に関する措置が問題になるが、第一に在外資産の補償及び戦争債務の処理等について政府の所見いかん、第二にこの恩給復活制度は社会保障的感覚が薄いように思うが、所見いかん。第三に戦犯旧軍人及び戦傷病者の国正病院入院患者等に対する処遇いかんというような問題が論議されました。
その審議会の途中におきましても、ただいまのお話になりましたように、社会保障的感覚を入れて、大将がどうだ、兵がどうだということであまり金額をわけない方がいい、むしろ数を減して、三階級か四階級ぐらいに圧縮した線を出すべきではないかというような意見も多々出まして、いろいろとその点は議論されたのでございますが、社会保障制度審議会の感覚と違いまして、やはりできるだけ旧制に近いような、しかし多少は新しい感覚を盛