1950-03-10 第7回国会 衆議院 本会議 第24号
これが解決策として、強力な失業対策、公共事業者の大幅の増額、産業の投資に加うる完全なる雇用、社会保障制度等々の一連の社会主義政策が一切の歳出に先行して組入れられなければならぬのでありまするが、こうした施策の一つもないこの予算案こそ、自由主義政策の最も冷酷な面を明らかに示したものと断ぜざるを得ないのでありまする。
これが解決策として、強力な失業対策、公共事業者の大幅の増額、産業の投資に加うる完全なる雇用、社会保障制度等々の一連の社会主義政策が一切の歳出に先行して組入れられなければならぬのでありまするが、こうした施策の一つもないこの予算案こそ、自由主義政策の最も冷酷な面を明らかに示したものと断ぜざるを得ないのでありまする。
次に平衡交付金の増額をなし、地方税の減税に充つるために二百億、第四に、公務員の賃金ベースについては、人事院勧告を尊重して七千八百七十七円ぺースにおきかえ、行政の合理化などの対策を含んでこれを実施することとし、その財源のうち二百億を計上、次に社会保障策費三十九億、その内訳は、健康保険、国民健康保険等の疾病保健の赤字の半額国庫負担十八億、日雇い労務者の失業保險の増五億、母子福祉対策五億、遺家族援護費十億
施政方針の演設の中に、総理大臣は、社会政策的経費は五百六億計上してあるとうたつておりますが、社会保障に対する国家の負担としては、依然三百億台であります。社会保險は各個ばらばらに行われ、健康保險、国民健康保險等の赤字は激増し、社会保障制度確立の以前において、すでに既存の制度がくずれ去らんとしておるのであります。
また補給金の撤廃も、これは当然必要でありまするが、これをあらゆる種目について一気呵成にただ無計画にやつてしまうということになれば、たとえば鉄について急速に値上りをする、そうすればこれが造船に響く、あるいは機械の値上りにもなる、あるいは車両の値上りになるということで、車両工業あるいは輸出工業に響くことになるのでありますから、これも一種の経済界における社会保障制度のような考え方を持たれまして、適宜経済界
最後に失業保険あるいは社会保障制度というものが円満に行われて、摩擦が起きない。この六つの條件がうまく行われるならば、池田大蔵大臣が言つたような楽観論ができるということが、この予算の基礎になつておる。われわれがこれらの條件を検討したところによれば、大蔵大臣が言明したようにそんなに軽く実現できない。むしろ答えは否定的であります。
第五番目に、社会保障対策費増として三十九億円。内容は健康保険、国民健康保険等の赤字の半額国庫負担金十八億円、遺家族援護費十億円、母子福祉対策費六億円、日傭い労務者の失業保険金増五億円、以上三十九億円であります。 最後に、教育文化費として二十三億円を増加計上いたします。
いずれ社会保障制度審議会で、この問題についでは御論議を重ねることだと思いますから、その結果にもよりまして考えて行きたい、かように考えております。簡單でございますけれども、年金のできましてから現在までの状況でございます。
元来この消費者負担制度につきましては、現行の農業災害補償法制定当時から、農業災害補償が社会保障的制度であること、及び消費者転嫁が大衆課税的性質を有する点に鑑みまして、種種論議をせられたところでございます。今回の改正法案の審議及び討論に際しましても、速かに現在の臨時立法を恒久立法化することについての要請が委員会の支配的空気でございました。
最後に社会保障税関係につきまして箇中に申上げたいと思います。シヤウプ勧告におきまして、この考え方が採り入れられて、政府部内におきまして、いろいろ検討されていることは伺つておりまするが、これも結論から簡單に申上げまして、一年間は少くともこういう税金は見合せて、現在の社会保障制度全般に対しまして十分再検討して、合理的な方策を考えて頂きたい、かように思うのであります。
農業災害補償法第十二條第三項の規定の適用を除外する法律の一部を改正する法律案(内閣提出) 第四 農産種苗法の一部を改正する法律案(内閣提出、参議院送付) 第五 農業改良助長方の一部を改正する法律案(内閣提出、参議院送付) 第六 公職選挙法案(選挙法改正に関する調査特別委員長提出) 第七 公職選挙法の施行及びこれこれに伴う関係法令の整理等に関する法律案(選挙法改正に関する調査特別委員長提出) 第八 社会保障制度審議会設置法
○議長(幣原喜重郎君) 日程第八、社会保障制度審議会設置法の一部を改正する法律案、日程第九、日本国憲法第八條の規定による議決案、右両案は同一の委員会に付託された議案でありますから、一括して議題といたします。委員長の報告を求めます。内閣委員長鈴木明良君。 〔鈴木明良君登壇〕
○鈴木明良君 ただいま議題となりました社会保障制度審議会設置法の一部を改正する法律案並びに日本国憲法第八條の規定による議決案について、内閣委員会の審査の経過びに結果の概要を御報告申し上げます。 まず社会保障制度審議会設置法の一部を改正する法律案について申し上げます。
立場を守る、それからそういう方面からの労働生産性を維持向上させるという点にあるのでございまして、労災保險は経理の方面におきましては、失業保險のように健全とは言い得ない推移を辿つておりますけれども、その実際に挙げておるところの効果という点に至りましては、労働者諸君からも非常に感謝され、又同時に安んじて毎日の仕事をやつて行けるという点につきまして、今日まで敢て労働省関係ではなく、各方面でやつたところの社会保障的
それから社会保障制度審議会設置法の一部を改正する法律案、これは内閣委員会でございます。同じく内閣委員会で日本国憲法第八條の規定による議決案というのがございます。 次に決算委員会の持株会社整理委員会で云々という、非常に長いものが一件ございます。
○島清君 更に憲法二十五條の後段においては「国は、すべての生活部面について、社会福祉、社会保障及び公衆衞生の向上及び増進に努めなければならない」とこう規定されております。若し酒田さんの理論に百歩を讓つて我我がそれを承認するといたしましても、国は当然に国民に対して社会保障制度によつてその生活を向上せしめなければならんという義務付けが規定されておる。
○國務大臣(池田勇人君) 社会保障制度その他国民の福祉を増進するためにいろいろな施策を講じ、又特に社会保障制度につきましては委員会を設けまして、この制度の拡充発展を期しておるのであります。而して今の死んでもよいというふうにお取り下さることは私は誠に遺憾であるのでありまして、そういうことは一人もないことを望んでおるのであります。
第二 農業災害補償法の一部を改正する法律案(内閣提出) 第三 農業災害補償法第十二條第三項の規定の適用を除外する法律の一部を改正する法律案(内閣提出) 第四 農産種苗法の一部を改正する法律案(内閣提出、参議院送付) 第五 公職選挙法案(選挙法改正に関する調査特別委員長提出) 第六 公職選挙法の施行及びこれに伴う関係法令の整理等に関する法律案(選挙法改正に関する調査特別委員長提出) 第七 社会保障制度審議会設置法
とあつて、その次に何とあるかといえば、「国は、すべての生活部面について、社会福祉、社会保障及び公衆衞生の向上及び増進に努めなければならない。」こういうふうになつております。そこで国の政策の犠牲になるといつて倒産、自殺してもよいという私はあれはないと思う。これは非常に人命を軽んじた非民主的な言い方であつて、こういうふうな考え方であつたとすれば、これは又軍国主義的なフアッショ的な道に通ずると思う。
而してその努力をいたしましても、尚且つ廃業者が出るときには、これは外の社会保障制度やいろいろなところで救つて行かなければなりません。これは当然のことであるのであります。それを私は前にあらゆる努力をして一人もの倒産者もないようにする、そのように努力しておるのだ、こういうことを言つておるのであります。
――――――――――――― 本日の会議に付した事件 社会保障制度審議会設置法の一部を改正する法 律案(内閣提出第一六号) 電気通信省設置法の一部を改正する法律案(内 閣提出第二四号) 郵政省設置法の一部を改正する法律案(内閣提 出第四〇号)(参議院送付) 法務府設置法の一部を改正する法律案(内閣提 出第六七号) 文部省設置法の一部を改正する法律案(内閣提 出第七一号)(予) 日本国憲法第八条
しかし御承知のように最近の社会的な諸情勢は、こういつた制度を強化し、もつと根本的に今の社会保障といつたことをやりかえなければならない重大な段階にまで来ておると思う。そういつたことにかんがみて、今のようなきわめて不徹底な、しかもしかたなしに体裁上こしらえておるといつた程度のことでは、これはほんとうにただ形式だけの問題で、内容が伴わないと思う。
○鈴木委員長 次に社会保障制度審議会設置法の一部を改正する法律案を議題といたします。ただちに質疑に入ります。御質疑はありませんか。——御質疑がなければ、これより討論に入ります。江花靜君。
というのは、先ほども申し上げました通り、簡易生命保險は一つの社会保障制度でありまして、この制度の持つ特性といたしまして、当然国民からはできるだけ低額の加入金、すなわち掛金によつて、できるだけ多い保險金を拂つてやるということが大きな使命なのでありまするから、従つてこの保險の積立金の運用は、今委員長がお話のように、極力高率に運用いたしまして、そうしてその得た利益で、ほんとうの最小限度の実費を引いて、余つたものは
またその倍額支拂いの病気の種類を日本脳炎も加えたということは、申すまでもなく簡易保險制度は、私の考えでは、一つの大きな社会保障制度だと思うのであります。従つてこの保險事業の経営によつて、幾分なりとも加入者の負担を軽くして、そうして高額な保險金を支拂つてやるということに努力することが、一番重大な問題じやないかと考えております。
○大和田委員 社会保障制度の確立は、民生の安定の根幹でありまして、それの一環としての簡易保險の倍額麦押いは、いいことだと思います。
社会保障制度審議会におきましても、日本における医療の体系として專門医制度を確立する方がよろしい、これが医術の進歩向上を意味するということの御決議が話つたやに聞き及んでおりまするが、併し前例から見ましても、專門科名とし。これを取上げて、專門科名制度を確立いたしまする上においては、相当の長年月を要し、又法律に制定いたしましても、これが運用にはなかなか困難が件うものと考えられるのでございます。
従いまして今社会保障制度審議会で構想を練つておられますところの国民全部を対象にするといつたような線で解決せられるようになるのではないか、こういうふうに考えております。
○安田政府委員 国民健康保險の事務費につきまして、全額国庫負担せよというお話でございますが、この件につきましては、昨年の第五国会でございましたか、社会保障制度審議会の政府に対する勧告もございまして、そういうふうにしていただきたいと私ども思つております。
○安田政府委員 社会保障制度の方がはつきりしで来れば、自然この問題は解決すると思います。そちらの方にかかつておるわけであります。
○参事(河野義克君) それではちよつとこれは御報告申上げて置きますが、社会保障制度審議会委員は国会議員を両議院から推薦いたしまして内閣の方で任命したしておるわけでありますが、このうち谷口弥三郎君が辞任の届出をなされました。
昭和二十五年三月二日(木曜日) 午前十一時開会 ————————————— 本日の会議に付した事件 ○遺族援護に関する緊急質問の件 ○社会保障制度審議会設置法第五条第 二項の規定による社会保障制度審議 会委員推薦の件
私はこの改正案はたいへんけつこうだと思いますが、井上委員が先ほどおつしやつた、この社会保障の制度に矛盾するような誤解を與党の方から受けているようでございましたが、これはその農家の負担を軽減するようにという意味であつて、決して社会保障制度に矛盾したことをおつしやつていられるのじやないと私はこう考えますから、そういう点は国会を通じて、世間に誤解を招いてはならないと、私もこの点を強調しておきます。
本日の委員会の事項は外務省設置法の一部を改正する法律案、社会保障制度審議会設置法の一部を改正する法律案、これは予備審査、電気通信省設置法の一部を改正する法律案(予備審査)、それから派遣議員の報告、この四件であります。では速記を止めて下さい。 〔速記中止〕
○委員長(河井彌八君) もう一つ社会保障制度審議会設置法の一部を改正する法律案、これにつきまして、これも予備審査でありますが、先日政府委員が見えなかつたのでありますが、今来ておられますからこれを議題といたしまして御審議を願います。
昭和二十五年三月一日(水曜日) 午後二時八分開会 ————————————— 本日の会議に付した事件 ○派遣議員の報告 ○電気通信省設置法の一部を改正する 法律案(内閣送付) ○社会保障制度審議会設置法の一部を 改正する法律案(内閣送付) —————————————
従つて今中平委員が言われましたように、広い意味に解釈して、現在社会保障制度の調査ということは随分長く継続審査されて、非常に大きな効果も挙がつております。
社会保障制度の特別調査は進んでおりますが、今小委員会を設けておりますのは、広い意味に言いますと、全部社会保障制度に入つてしまいますし、まあこの委員会そのものが社会保障制度に全部含まれて来ると思います。
国民全体の保健衛生に関する問題でございますので、十分に愼重に研究して頂かなければならないのでございますが、幸いに本委員会には社会保障制度の研究している部門もございますし、これは從來の社会保障制度の中に織り込んで行くべき問題で、社会保障制度の中に消化すべき問題でございますので、そうした委員会の中の社会保障制度の研究会の方で先ず調査して行くことが妥当でないか。