1997-02-19 第140回国会 衆議院 文教委員会 第3号
○小杉国務大臣 社会人文科学系の大学院大学の意義につきまして御評価をいただいて、大変ありがたいと思います。 それに対して、事前の説明が不十分であったということは申しわけないと思っております。
○小杉国務大臣 社会人文科学系の大学院大学の意義につきまして御評価をいただいて、大変ありがたいと思います。 それに対して、事前の説明が不十分であったということは申しわけないと思っております。
このためには、科学的知見充実のための研究に関して官民を問わず努力をしていく必要がございますし、科学的知見の社会システムへの適用実践ということにつきましては、自然科学のみならず社会人文科学との学際的交流が不可欠であろうと存じます。
そういうことに加えて、社会、人文科学系におきましても高度の専門能力を持った職業人の養成ということも非常に大切になります。その意味では、大学院の充実というのはこれからの高等教育にとって最も大切な課題になるということをまず最初に申し上げたいと思います。 第二の理由は、大学院を充実するといっても、それは質の向上をもちろん伴ったものでなければならない。単なる量的拡大ということを言うわけではありません。
学者の方が確かに入っておられますけれども、しかし大学関係者あるいは社会、人文科学者の方はほとんど入っておりません。だから諮問の内容は、「わが国の科学技術の現状をみると、その振興が強く要請されているにもかかわらず、生活環境の改善、国民福祉の向上などの社会開発分野においては、十分要請にこたえているとは言い難い。」
国立国会図書館の蔵書構成審議会が昨年七月に行なった昭和四十二年度の図書収集の重点に関する答申という文書では、「現在の当館の図書購入費を概観するに、社会・人文科学関係資料費の著しく僅少であることが目立つ。」