2006-02-06 第164回国会 衆議院 予算委員会 第5号
だから、日本の戦後のシステムは、ある意味では政府化された資本主義というか社会主義的資本主義。これを総理は国民のための資本主義に今変えようという努力をしておられる、こういう理解だと思うんですね。 しかし、ライブドアのような欠点が出てくる、もうけなくちゃいけないというので耐震偽装のような欠点が出てくる。
だから、日本の戦後のシステムは、ある意味では政府化された資本主義というか社会主義的資本主義。これを総理は国民のための資本主義に今変えようという努力をしておられる、こういう理解だと思うんですね。 しかし、ライブドアのような欠点が出てくる、もうけなくちゃいけないというので耐震偽装のような欠点が出てくる。
私は、戦前の国家総動員体制と、それから総司令部に来たアメリカのニューディーラー、つまり国がいろいろな分野に関与しながら国家や経済を引っ張っていくという戦後の日本の、言うならば社会主義的資本主義というのか国家資本主義というのか、こういうものは、日本人の本来の美徳である勤勉とかあるいは会社に対する忠誠心とか、こういうものと、戦争で需要が非常に抑えられていたという雰囲気の中で、結果的に非常にうまくいったと
国民の皆さんも、現状の社会主義的資本主義というのか、真の弱者というのはやはり額に汗して納税をしている人ですからね、徒党を組んで弱者を称する人ではないと私は思いますから、改革をしてほしいということは間違いないと思います。 問題は、総理、何を変え、何を残すかということなんですよ。ここでまさに国家の目的は何だということが問われるわけですね。
そういうことから見ると、この特殊法人あるいは日本の戦後の社会主義的資本主義といいますか、自由市場体制をとりながらもむしろ国家社会主義的な色彩が強かったんじゃないかという御指摘は、私は大変当たっているんではないかと思っております。
○伊吹委員 人間で、すべて欠点ばかりある人というのはいないわけで、しかし、すべてが立派だという人もいないわけですから、日本の戦後とってきた国家資本主義というか社会主義的資本主義は、いい点も非常にたくさん私はあったと思いますし、同時に、今、どちらかというと本来の市場経済、自由主義の方向へカーブを切り始めているのも、いい点と悪い点が当然あるわけで、そこをよくわきまえてやっていかねばならないと私は思うのですが
一般論として申し上げれば、戦後、日本が大変うまくやってきたいわゆる日本型と言われる、私は国家資本主義というか社会主義的資本主義と言ってもいいと思いますが、そういうものが行き詰まりに来ているので、市場経済をかなり重視した政策を入れていこうという構造改革の波が日本に来ている、私はこれは正しい方向だと思います。
○国務大臣(伊吹文明君) 規制緩和、自由化というのは率直に言えば、戦後日本の経済発展を支えてきたある意味での国家社会主義というんでしょうか、あるいは社会主義的資本主義というんでしょうか、国がかなりの部分に口を出して、そして民間を指導するというのか、規制をしながら、生産活動は価格経済でやらせるということが戦後うまくいったわけですが、少しずつ曲がり角に来たという時代認識が一つはあると思います。
重大なる政治問題、しかも国際的な世論を全部調べてみると、これくらい国際的に、タカ派というかハト派というか、国際的にタカ派、ハト派はないけれども、左派的、右派的、社会主義的、資本主義的国家全部をひっくるめて日本に対して一切攻撃の矢がいま向いている。日本はこの問題に関する限り国際的には孤立している。その問題に対する認識が一つない。これは重大な政治問題ですよ。
優勝劣敗というのは資本主義の原則なんですが、私は、どうもいまの世の中は、私の表現でいくと社会主義的資本主義だと思う。あるいは社会政策的資本主義——いままでのところそれでやむを得ぬと思うのです。戦後廃墟の中から立ち上がるのには、金融が全くひずみを承知の上で資金を供給してまいりました。世界じゅうに銀行経営としておそらくこんなアブノーマルな経営はないのです。