1979-06-01 第87回国会 衆議院 商工委員会 第18号
○福原説明員 北海道の下川鉱山の銅鉱床の中にはコバルトが微量に含有されておりまして、現在硫化精鉱の中に〇・四%ぐらいの濃度で残っているということで、これの回収の研究が行われているということは私も承知をしておるわけでございますが、この鉱床のコバルトは、いわゆる黄鉄鉱及び磁硫鉄鉱の固溶体の形をなしておりまして、先生おっしゃいましたように選鉱過程において分離することは困難であるわけでございますが、また別途
○福原説明員 北海道の下川鉱山の銅鉱床の中にはコバルトが微量に含有されておりまして、現在硫化精鉱の中に〇・四%ぐらいの濃度で残っているということで、これの回収の研究が行われているということは私も承知をしておるわけでございますが、この鉱床のコバルトは、いわゆる黄鉄鉱及び磁硫鉄鉱の固溶体の形をなしておりまして、先生おっしゃいましたように選鉱過程において分離することは困難であるわけでございますが、また別途
これは磁硫鉄鉱で非常に硫黄分が多いけれども鉄鉱分も多い。もちろん亜鉛も含まれておるわけですが、これが当然カドミウムが入っているのじゃなかろうかという推測を私はするわけです。さらにそれがずっと下がってきて、夏梅から大屋にかけては硫砒ニッケルが相当たくさん戦時中に海軍の手によって採掘をされました。あそこは硫砒という限りは硫黄と砒素とが含まれておると思うのですね。
たとえば硫化鉄鉱というようなものは確かに鉄と硫黄のコンパウンドである、化合物であるということは言えますけれども、学問的には黄鉄鉱、磁硫鉄鉱、こういうようなものであるべきです。しかし鉱業法では硫化鉄鉱、こういうような鉱種名がございます。また珪石というようなものが鉱種名にはございますけれども、珪石というものは学問的にはございません。珪石のあるものは珪岩であり、あるものは石英であります。
その実施の結果、砂鉄といたしまして約五千八百万トンの鉱量を新たに見つけ、磁硫鉄鉱として三千万トンの鉱量を新たに発見いたしております。この第一次五カ年計画が終わりまして、引き続き第二次三カ年計画を昭和三十四年から実施いたしました。予算総額一億四千万、これによりまして低品位の鉄鉱石千五百万トン、砂鉄二千四百万トン等を新たに発見しております。
それからピロウタイト、これは今後のために申し上げますが、磁硫鉄鉱であります。磁硫鉄鉱は今まで硫黄が多いというので採掘業者の方から軽視されておりましたが、最近この問題が上りまして私ど一もとしてはどんどん調査をして非常に沖役に立っております。
ですから当局としては、単にいろいろな観点からイージーゴーイング的に外国の鉱石にたよるということでなくて、日本なんかまだ磁硫鉄鉱の開発すべき地区は非常にたくさんあると思う。一時、磁硫鉄鉱を調査して、磁硫鉄鉱の開発計画を立てようという声を聞いたのですが、最近この声がなくなってきた。ですから、磁硫鉄鉱の調査といのものは一体どうなっているか。
さらに国内の資源関係におきまして、新しい資源の未利用資源を利用するという意味から申しましても、従来言われておりました、たとえば磁硫鉄鋼でございますとか、その他の砂鉄その他の利用部面につきまして新しい財政資金の投入が必要であろうと思います。
御承知のように砂鉄でございますとか磁硫鉄鉱の関係は、従来技術的にもだんだんとその利用の方法が出て参りまして、今後これらの活用をはかって参りたいというふうに考えております。 ただいま申しましたような設備と原料の確保、それに伴う輸送設備というようなことを中心といたしまして長期の安定をはかっていかなければならなというふうに考えております。
○齋藤委員 その問題は一つ早急に御検討願いたいと思うのですが、私の関知いたしておりまするところでは、あの人形峠の水成層、堆積層の中に、大体Fe五七か八ぐらいの、わずか一寸か二寸ぐらいのほとんど磁硫鉄鉱に近いところの鉄があるのです。これは現にあるのです。掘ってこいといえばすぐ掘ってこれるのです。そういうものがある場合に、金、銀、銅、鉄、硫黄、鉛、こう出願したときに、この鉄は一体どこに入るのですか。
それから未利用及び希少資源産業といたしましては磁硫鉄鉱、それから複雑鉱と言われておりまする黒鉱、砂鉄、電気銑関係に融資十億。それから原油とか、この原油は特別法でできておりまする石油資源開発会社の採油段階に入る場合を予定いたしております。
電力、石炭、石油、天然ガス等のエネルギー産業については、エネルギー相互間のバランスを考慮しながら総合開発を積極的に推進いたしますとともに、砂鉄、磁硫鉄鉱、ウラン鉱等の未利用資源の開発を急速、かつ計画的に行い、国内資源の積極的活用をはかることによりまして国際収支の改善に資したいと考えるのであります。
鉱山局長にちょっとお伺いしますが、磁硫鉄鉱の件で、磁硫鉄鉱の生産をやっているのが国内に何個所ありますか。大きなものだけでいいです。
○長谷川(四)小委員 あなたのおっしゃる通りだと思うのであって、磁硫鉄鉱が活用されるということになったのもごく最近でありまして、脱硫、脱銅というような点がはっきりとできるようになったという、その後でございます。
○森説明員 磁硫鉄鉱は従来活用の道が乏しかったので比較的おくれておる事業でございますが、最近鉄鉱資源としては一番有力なものとして着目されているところであります。それでわれわれの承知いたしております磁硫鉄鉱の山としては数個所ございますが、特に代表的なのは日本鉱業の山口県の河山、それから東北では赤金鉱山、それから中国の棚原鉱山、これは同和鉱業のものです。
願わくは、これらの問題は、ただ数字の問題でなしに、綿密なる検討をされて、着々手をお打ちになることが必要であると思うのでありますが、一面、今まで捨てて顧みなかった磁硫鉄鉱といったような、今までの観念からいうと、ごくお粗末な鉄鉱資源というものが、国内に相当にあるのであります。まだ正確な調査は済ましてないようでありますが、おそらく数億トンに達するの、ではないかということがいわれております。
○鈴木(義)政府委員 実はこの前の小委員会で、たしか鉱山局の担当からお話を申し上げたかと思いますが、磁硫鉄鉱については国内の調査を進めておるという状況になっております。その資源の度合いというようなことをたしか前々から調査をしておるというふうに報告いたしてあると存じます。
○椎名(悦)小委員 資源の問題については御所管外でありますから、詳しいことはそちらの方からなお伺う機会を持ちたいと思いますが、磁硫鉄鉱の製練方法については、一体現状はどういうふうになっておりますか。問題はすべて解決をしておるのか。
そこでもう一つ聞いてみたいんだけれども、松尾さんは磁硫鉄鉱、たとえば不二越工業といいましたか、何かドイツとアメリカから磁硫鉄鉱の脱硫脱銅の機械を二台入れてみて、一社は御存じのような工合になって、そのあとの一社が磁磁鉄鉱の脱硫だとか脱銅だとかいう点を完成して、そうして今日はこの磁硫鉄鉱に目を向けて、日本の現在の鉱業がどの程度まで進んでいるかというところを一つ聞かしてもらいたい。
○松尾政府委員 磁硫鉄鉱からの選鉱、その後の扱いについて、もちろん当初には懸念があったと思いますが、現状ではそのような懸念も十分解消いたしました。それぞれの資源として選鉱の結果の利用については、技術的にも問題は解決しておるという状況に相なっておるのであります。
○松尾政府委員 磁硫鉄鉱の扱い方、処理につきましては、ただいまお話がございました技術の導入によりまして不二越で技術的には成功したようでありますが、経営面その他の問題がありまして、そのときの経営の企業の実績としては必ずしも上らなかったようでありますが、その後御承知のように日本鉱業が岩国の河山の鉱山における磁硫鉄鉱の選鉱処理のために岩国に選鉱設備を計画中でございます。
○椎名(悦)小委員 今の鉄源の確保ということは、非常に、重要な問題で、それに関する質問応答も詳しくあったわけでありますが、それに関達して、従来国内の資源としてあまり活用されなかったもので、最近の技術の発達によってだんだん活用の範囲が広められつつあるところの、あるいは砂鉄、あるいはまた磁硫鉄鉱、これらの問題が、もしもいうがごとく可能であるならば、現在の鉄源の確保に非常に大きな寄与をすることと思うのであります
○岡村参考人 今お尋ねの砂鉄あるいは磁硫鉄鉱等の利用の問題でございますが、これも現在できるだけ使っております。本来の鉄鉱石は一年に百万トンに満たない程度しか生産されませんが、現在使っておりますいわゆる代用鉱石は、砂鉄も百万トン近うございますし、また硫酸津を一直万トン程度は使っておりますので、むしろ本格的な鉱石よりも砂鉄あるいは硫酸津の使用量の方が、国内資源としては多いわけでございます。
○岡村参考人 その具体的な数字も実は私は存じませんし、また今の調査が完成をいたさなければ、総合的には申し上げられないと思いますが、磁硫鉄鉱は御承知のように非常に賦存量が多いのでございますから、国内の鉄鉱資源として最も大きく期待できるのは磁硫鉄鉱ではないだろうかと私ども思っております。
それから、将来の問題としては、磁硫鉄鋼でありますとか、あるいは砂鉄でありますとかいうものの屡用を考えて、国内資源にも供給を持つという方策を講じたいと思って、それは現在鋭意研究を進めておる次第であります。
さらに天然ガス、砂鉄、磁硫鉄鉱、ゲルマニウム等の新資源及び銅、鉛、マンガン等の新鉱床の探査開発を促進するため、相当額の経費を計上いたしますとともに、三十一年度の新規予算としてウラン鉱、トリウム鉱の探査費用一億円を計上いたしておる次第であります。
天然ガスのほかに砂鉄あるいは磁硫鉄鉱、水銀といった鉱物につきましては、特に重点的に行いたいと存じております。 それから三番目の工業用水道の整備事業補助でございますが、これは明年新しく始めます事業でございまするが、御案内のように、主要な工業地帯につきましては、工場が井戸から水を汲み上げます結果、地盤の沈下を起しておる地域がございまして尼ケ崎でありますとかそのほか相当起っております。