1994-06-01 第129回国会 衆議院 予算委員会 第14号
まず現状でございますが、この超電導技術につきましては、先生御承知のように、超電導磁石を搭載いたしまして浮上推進する磁気浮上列車、あるいは電気抵抗がゼロという超電導の性質を利用いたしました電力貯蔵などの実現、またその実用化によりまして社会に多大なインパクトを与える、こういうことから、政府といたしましても極めて重要な研究開発分野と認識をいたしておる次第でございます。
まず現状でございますが、この超電導技術につきましては、先生御承知のように、超電導磁石を搭載いたしまして浮上推進する磁気浮上列車、あるいは電気抵抗がゼロという超電導の性質を利用いたしました電力貯蔵などの実現、またその実用化によりまして社会に多大なインパクトを与える、こういうことから、政府といたしましても極めて重要な研究開発分野と認識をいたしておる次第でございます。
○大島国務大臣 我が国が二十一世紀に向けて着実に発展していくためには、基礎的・創造的な研究を初めとする科学技術の振興に力を注いでいく必要があることは御承知のとおりでございますし、新素材の開発と材料科学技術は重要な先端分野として国としても研究開発に積極的に取り組んでいきますというところでございますが、そこで、御指摘の超電導につきましては、磁気浮上列車あるいは超電導送電、また超高速コンピューターなど広範
まず、フェーズⅠのニオブ・チタン合金でございますが、これは原研などの核融合の実験装置にも使われておりますし、それからJRの磁気浮上列車に使われております。また、核磁気共鳴診断装置、これは人間の体をある強い磁場の中に入れて、人間の体を輪切りにして人間の体の状態を知るという診断装置でございますが、こういうものに現実に使われております。
それがきっかけになりまして、現在既に例えば医療用のNMR-CTですとかあるいは研究用の強力磁石とか、そういうものが実用になっておりますし、あるいは鉄道総合技研の磁気浮上列車ですとかあるいは神戸商船大学でやっております磁力推進船とかあるいは超電導発電機とか、小型機で超電導を使った技術というものは実際に使えるんだということが実証されておるわけでございます。
したがって、例えば磁気浮上列車開発、これは成ります。ところが、超電導酸化物というのは材料なんです。これは普通は大型の展開ができないものです。出てくるのを待たなくてはいけません。ここは基礎的な部門あるいは目的基礎といったところをいかに強化して援助をするかということになります。
昔の経験で恐縮なのですが、例えば超電導磁気浮上列車をやっているときも、日本だけアメリカヘ来たりヨーロッパに来てはいろいろな情報を仕込んで帰る。出す方のお金も不足なんだ。そうかといって日本で国際会議をやってくれるわけでもない。
すなわち、超電導は磁気浮上列車、超電導送電、超高速コンピューターなど広範囲な分野の応用が期待されている極めて重要な技術と認識をいたしておりまして、従来からその研究開発を積極的に推進してきたところでございます。
空気浮上列車が使い道がないように、我が国におきまして磁気浮上列車を使う場所は私はないと思います。ないと申し上げる根拠は、東海道新幹線におきまして皆さんは運賃と料金を高くし過ぎてしまったわけであります。航空機に対しまして恐らく新幹線の一等運賃料金はもはや競争力ゼロであります。普通の座席でありましても航空機の七割ぐらいになっておる。これではお客が昭和五十年の八割に今減っておるわけです。
これによりますと、我が国が米国より科学技術水準、研究開発力ともに上回っておると言われておるのは、ファクシミリ、複写機、磁気浮上列車、都市防災の四つにとどまっておるわけでございますが、「基礎研究の蓄積が問われる分野で米国の実力はずばぬけている」と言われております。
仮りに、この室温における超電導が実現されるようなことがあれば、現在、超電導を利用する場合に最も問題となっている液体ヘリウムによる冷却を必要としなくなり、核融合炉用の超電導磁石の実用化も一挙に現実性を帯びることになろうし、超電導現象を利用した磁気浮上列車、ジョセフソン・コンピュータ、超電導電子顕微鏡、超電導NMR-CTばかりでなく、あらゆる技術分野に測り知れないインパクトを与えることとなろう。