2012-03-19 第180回国会 参議院 予算委員会 第11号
○大塚耕平君 せんだって北九州、福岡に行ったときに、これは会社の名前申し上げてもいいと思うんですが、日本磁力選鉱株式会社という、いわゆる都市鉱山ですね、携帯電話とかテレビの基板とか、そういうものを集めて、実に見事にそこから貴重な資源を自動的に選別をすることを行っておられました。
○大塚耕平君 せんだって北九州、福岡に行ったときに、これは会社の名前申し上げてもいいと思うんですが、日本磁力選鉱株式会社という、いわゆる都市鉱山ですね、携帯電話とかテレビの基板とか、そういうものを集めて、実に見事にそこから貴重な資源を自動的に選別をすることを行っておられました。
その上流にあるのが日本磁力選鉱の吉原鉱業所です。そこから出ているのだろうと、こういうふうに言われておるのでありますが、私も現場へ実は行ってまいりました。そうしましたら、いろいろ関係者から聞いてみると、ヘドロの中からカドミウムが四・五PPMから最高二六PPM出ている。これはヘドロの中でありますけれども、四・五から二六PPM。
大体従来のわれわれの承知いたしておりますところでは、物理的な方法はいわゆる製錬の一歩前の選鉱という段階でございまして、比重選鉱、あるいは浮遊選鉱、あるいは磁力選鉱というようなやり方が従来実施されておりますが、今後また新しい方法も見つかるかもしれません。
次に硫酸滓の活用につきましては、二十五年度におきます日本鉱業の河山鉱山におきまして磁硫化鉄鉱の磁力選鉱による脱銅式の研究を実施中でありこれが研究の促進をいたしております。二十六年度におきましては、富士製鉄の広畑工場におきまして、硫酸滓の脱銅工業化試験を相当大規模に実施する予定でありまして、これにつきましては国家的助成の方法を検討中でございます。
特に硫酸滓の活用につきましては、日本鉱業の河山鉱山におきまする磁硫化鉄鉱の磁力選鉱による脱銅というものが成功いたします見込もございますし、併せて富士製鉄に対しまして、硫酸滓の脱銅工業化試験を相当大幅に実施して参りたいと考えます。これらの工業化が成功いたしまするならば、更に硫酸滓の活用は大きくなるのじやなかろうかと考えるのであります。