1949-03-29 第5回国会 参議院 大蔵委員会 第5号
一般債務を全額拂わなければいけないという確定評價はここにあるわけであります。それからその次に営團債でありますが、営團債の総額は十七億四千八百万円、併し債権債務が二重になつておるので、十一%を補償すればいいのだから、その十一%を弁済額の方に上げて一億九千二百万円というものは出ておるわけであります。そこでそのトータルが四十六億円、先程申上げました純資産と書いてある分と一致するわけであります。
一般債務を全額拂わなければいけないという確定評價はここにあるわけであります。それからその次に営團債でありますが、営團債の総額は十七億四千八百万円、併し債権債務が二重になつておるので、十一%を補償すればいいのだから、その十一%を弁済額の方に上げて一億九千二百万円というものは出ておるわけであります。そこでそのトータルが四十六億円、先程申上げました純資産と書いてある分と一致するわけであります。
○神代説明員 金融機関の再建整備が、一般債務については一〇〇%拂え、債務については一一%拂えという確定評價基準によつてやつているので、それを確保するためには、どうしてもこの十一億というものを出さなくちやならぬ。同時に、そういう確定評價基準をやつたときに、まだ二十四億というものがあるから、あと十一億残つているということを当然考えて、その確定評價をつくつたのです。
つまり確定評價が必要なわけでございます。その確定評價をいたしました場合において、一般債権については一〇〇%、営團債については一一%を基準といたしまして、再建整備のスタートをやつているわけでございます。ところが先ほど申し上げました補償契約というものが、その期限が切れたわけでございます。
從來の補償契約と申しますものは、只今御質問がございましたように二十一年度までの損失を補償する、ところが先程御説明申上げましたように、若しこれを打切れば、確定評價で決めました一一%というものは確保できませんので、更に実質的にはその補償契約の期限を後二ケ年間、二十三年度まで延期するという、実質的にはそうなるわけでございます。
たとえて申しますならば、現在農村側が中央金庫を通じて日銀から多額の金を借りておりますが、その金を借りておるかたに、軍事公債を確定評價基準で買取ることをお願いできるものかどうか。できないとしても何とかこの際の処置として、そういう無理な願いがかなえられるものかどうか。これは私の一つの私案でありますが、そういうことに対して大藏大臣はいかようなお考えをもつておられるのか。
○内藤委員 私が一つの私案として申し上げましたところの、日銀がいつでも確定評價基準で軍事公債を買取るというような保証ができないものかどうか。これをひとつお伺いしたいと思います。
○赤澤與仁君 只今のお話に対しまして、政府委員は承知したと申されたわけでありますが、そういたしますと確定評價基準なり、あるいは暫定評價基準というものとの関聯性があるのではないかと思いますわけでありますが、そういうような基準でも、改めてお考えになるという御意思があるわけでございますか。
○愛知政府委員 この金融機關再建整備法に基きます金融機關の評價基準につきましては、御承知のように暫定基準と確定評價基準の二段に別かれるのでございまして、それらにつきましてさきに決定いたしました評價基準の骨子を申し上げますれば、たとえば國債及び地方債につきましては、發行價格に經過年數に應じた償還差益に相當する金額を加算した金額、動産については公定價格、不動産については帳簿價格というようなことを原則としておるわけであります
又再建整備の現状についてのお尋ねもあつたのでありますが、再建整備は今日御承知の通り暫定評價基準によつて大体の整理をいたし、更に確定評價基準によりまして、最終的の整理を終るのでありまするが、今日大体これらの基準は決まつておるのであるが、未だ法的にこれが決定をしていないのであるが、調査は進捗しておる。
評價につきましては評價基準というものが必要なのでありまするが、金融機關につきましては暫定評價基準と確定評價基準とその二つと考えております。暫定評價基準というものはどういうものでありまするかというと、金融機關の極く大體の資産負債の見當を付けまして、そうして成るべく早い機會に第二封鎖預金の解放をしようというのが趣旨とするところであります。これは極く大雜把な評價基準でございます。
そこでそれに引續きましてお尋ねしたいと思いますることは、評價基準發表の時期などの關係上、暫定評價基準によつて評價した資産負債を引繼いだ場合には、それらがこの二つの保險會社の新勘定に屬することとなる關係上、確定評價基準による再評價はされないということになると思うのであります。
これと共に最終處理をいたすべきための評價基準、これを確定評價基準と申しておるのでありまするが、これを逐次決定して參りまして、その決定によりまして、確定評價ということをいたすのであります。その確定評價に基きまして、金融機關の最終的なる處理をいたすわけであります。
それから内藤委員より生命保險中央會竝びに損害保險中央會の移讓すべき資産の評價基準は、いかなるものによるべきであるかというお尋ねでありましたが、この點につきましては、ただいまのところ金融機關再建整備法によりますところの評價基準、すなわち移讓の際までに評價基準が確定したものについては、確定評價基準により、それまでに確定評價基準の決定せざるものは、暫定評價基準によるというふうに御了解願います。