1947-07-05 第1回国会 参議院 本会議 第12号
この不安を一掃して、そうしてこれを確保して、労働者階級に生産に邁進して貰うという決意が片山首相に望ましいというふうに私は考えます。 第三に官僚主義の打破の問題でありますが、現在日本が國家統制に進まなければならないということは、吉田前内閣総理に対するマツカーサー元帥の書翰においても明らかに述べられていたところである。國家統制は現在の日本としては必至であります。
この不安を一掃して、そうしてこれを確保して、労働者階級に生産に邁進して貰うという決意が片山首相に望ましいというふうに私は考えます。 第三に官僚主義の打破の問題でありますが、現在日本が國家統制に進まなければならないということは、吉田前内閣総理に対するマツカーサー元帥の書翰においても明らかに述べられていたところである。國家統制は現在の日本としては必至であります。
第二に、團体協約のお話がございまして、私共は教員諸君が生活が確保されて、教職の任務ができるだけ完全に遂行さるることを期待いたしておりまして、かような方途におきましても、教員組合と團体協約が結ばれ、この上に教員組合が健全な発達をなすことが、我が國教育のために望ましいことと存じておるのであります。
○國務大臣(米窪滿亮君) 羽仁さんの私に対する御質問は、労働者の社会人としての地位及び権利に対する確保とでも解釈すべき点だと思うのでございます。
えられたのでございまして、すなわち、四月には十万三千トン、五月には十六万六千トン、六月上半期には、十一万五千トン、同下半期には十三万トン、合計五十一万四千トンの放出を、その時々の食糧事情に基いて許可せられ、昨年五月、六月のごとき、きわめて緊迫せる事態を惹起することもなく、中間端境期も乘り切ることができまして、新麦と新馬鈴薯の供出時期を迎えますることを得ましたことは、実に世界的食糧の不足の中にあつて、対日輸入確保
かくして、われら國民も総力を結集し、食糧增産確保はもとより、特に生産者においては、進んで食糧の自主的供出の完了を果し、消費者は生活の改善をはかり、思い切つた消費現正を断行いたしまして、現下食糧危機突破の実をあげる覚悟を新たにいたさなければならぬと存じます。 以上私は、簡單でありますが、國民協同党を代表いたしまして、衷心より決議案に賛意を表する次第であります。(拍手)
七月より十月までの食糧確保率からみると、國内確保では、六割だけの解決しかできないという、決定的な事実がここに現れておるのでございます。そればかりではなくて、今日の天候事情から見るならば、新麦あるいは新馬鈴薯は、相当減收をするものではないかと、私は予想しておるのでございます。政府の需給数量に対しましても、私は一抹る不安をもつておるものでございます。
第二に、国民の消費を切詰めて生産財を確保し、計画的経済の秩序を確立しようと言つている。けれども、国営に対して何ら触れず、あくまでくされ果てた官僚統制を強化するというのに、はたして国民が消費を切詰めることを承知するだろうか。現にもしそれを承知するとするならば、われわれは死に瀕しなければならない。座して死ぬようなばかはいない。断じて秩序は守られないのである。
今後資材・資金・食糧等の需給の見透しは、まことに樂観を許さぬ状態であるばかりでなく、インフレの進行は、加速度的に後進しつつあるのでありまして、所要の資材・資金・食糧等を確保することは、現状のままでは、非常に困難となつてくるものて予想されるのでございます。
それから実質賃金の確保の点につきまして、私と農林大臣との間に、非常な矛盾があるというお話でありましたが、矛盾はないのであります。現在の食糧事情を農林大臣が率直に述べられ、それを今のままに何らの政策を行わずに放つておきますならば、農林大臣の言われたような、二十日程度の遅配になるということを申し上げておるのであります。
この中で主食の確保は最も必要でありまするけれども、我々都会の居住者に取りましては、蔬菜の問題が又極めて重要であります。私共の家庭におきましては今殆んど粉食によつて露命を繋いでおります。從いまして蔬菜はなくてはならない必需品の一つであります。この問題につきまして特に東京都の都民は、今非常な困難を嘗めておりまするが、これに対しまして昨日平野農林大臣は、蔬菜の統制を再び強化すると言われました。
併しながら三千万トン達成のためには、下期において上期の減産分も含め約千七百万トン、即ち上期計画に比し三〇%の増産をしなければならないのでございますが、これは今後資材、資金、食糧等の需給の見通しは誠に樂観を許さない状態であるのみならず、インフレの進行が加速度に昂進しつつあるのでございまして、所要の資材、資金、食糧等を確保することは現状のままでは非常に困難になつて來るものと予想されるのでございます。
更に又現在重要生産資材に対しまして実施しておりまする割当切符制度は、生産業者及び配給業者の総意と競爭を原動力といたしまして、必需物資の配給ルートを整備しようとするものでありますが、この制度がその理想通り運用されますためには、割当事務の適正化、各種物資の特殊性の認識、輸送力の確保、横流れの防止等につき細心なる考究をいたすことが割当切符制の運営上最も必要なことでありまするから、この制度は発足以來まだ日も
それ故に私はこの際断然公定價格制度を廃することが、却つて経済のエクイリブリユームを確保する。このエクイリブリユームが経済に一番大切であります。これがなかなかむずかしいのであります。資材が政府の計画によりましても、既に公團制度と切符制度の運用によつて固く枠の中に嵌められておるのでありますから、公定價格を廃止しましても物が買占められる虞れはないのであります。
或いは来るべき講和会議に対しまする食糧條約的な食糧確保の特別方策を講ぜられておりますかどうか。或いは自由貿易に対しまする見返り輸入品の食糧をできるだけ南方米、朝鮮米に限定されまする方法を講じて戴けまするか。
一つは農産物價の價格決定においてパリティ・システムを採つたときのウエートと採り方を発表するかどうかということでありますが、これは御承知のようにパリティ方式というものが農業の再生産を確保するという見地から、農業経営に必要な資材の價格と、それからそれに対する農産物の價格との比率というものを基礎にして計算するわけであります。
次に第二に、右の食糧の供出・配給等の問題とともに、さらに他の重要な物資につきまして、政府は徹底的統制を必要とする重要物資につきましては、公團公式によつて配給を確保するということを決定いたしておりまするが、こういうような公團方式は、ものによつては、必ずしも適当とは考えられないのでありまして、ことに食糧あるいは肥料につきましては、相当に考慮の余地があるものと考えるのであります。
しかし、ただ割当だけで十分に物資の流れというものを確保することのできませない、しかも基礎的な資材、生活物資につきましては、これは公團方式によつてやつていこうと考えておる次第であります。
しかしながら個人の人格の尊嚴を確保するためには、個人の自由が確保されなければならないことは、これまた当然であります。 しかるに、今なお個人的自由への抵抗、個人的自由に挑戰するところの根強い思想的のものが横行している。これを見逃してはなりません。たとえば極端な集産主義、現実を無視した産業社会化への極端な傾斜運動のごときは、ややもいたしますると、集團のために個性を沒却せしめる。
ただいま、加藤君といたしましては、管理の対象といたしまして、るる理由を述べられまして、全炭鉱をぱ國家管理の対象にしろという御意見であつたのでございまするが、その対象をどうするかという点に関しましては、いまだ結論には達しておりませんが、ただいまわれわれが考えている点は、何と申しましても、國家管理の実施は、わが國として新しい試みでありますがゆえに、三千万トン生産を確保する見地から言いますときには、管理のもろもろの
それから生活必需品の確保の問題でございまするが、これは生活必需品の多くのものにつきまして、緊急対策において述べておりまするように、公團の方式によりまして、國が責任をもつて配給を確保していくということについて、ただいま具体的な案を練つておりますゆえに、いずれこの議会に提出し得る運びになろうかと思うのであります。簡單でありますが、私の御答弁だけ申し上げます。
即ち國内的には、昨年産米並びに甘藷の供出は、前内閣以来あらゆる手段と方法を講じ、農民諸君も亦絶大なる努力を拂われ、これが確保に当られたのでありますが、遺憾ながら所期の一一〇%供出は未だ完了するに至つていないのであります。六月三十日までの成績は一〇四%弱であります。約百五十万石の供出未了となつている有様であります。
即ち第一には、生産の量を厖大すること、第二には、生産と消費とを調整し、國民消費の内容を合理的に切りつめて、資本の維持、生産財も確保に努めますると共に、生産及び流通を計画的に行い得るような経済の秩序を確立すること、第三には、インフレーシヨンの拡大を防止しまするために、実質賃金の充実を中心しまして、物價と賃金との悪循環を断ち切ることの三つであります。
すなわち國内的には、昨年度米並びに甘藷の供出は、前内閣以來あらゆる手段と方法を講じ、農民諸君もまた絶大なる努力を拂われ、これが確保に、当つたのでありまするが、遺憾ながら所期の一一〇%供出は未だ完了するに至りませず、六月三十日、昨日までの成績は、一〇四%弱でありまして約百五十万石の供出未了となつておるのであります。
〔議長退席、副議長著席〕 すなわち第一には、生産の量を増大すること、第二には、生産と消費とを調整し、國民消費の内容を合理的に切り詰めて、資本の維持、生産財の確保に努めるとともに、生産及び流通を計画的に行い得るような経済の秩序を確立すること、第三には、インフレーシヨンの拡大を防止するために、実質賃金の充実を中心としまして、物價と賃金との惡循環を断ち切ることの三つがこれであります。