1998-03-11 第142回国会 衆議院 厚生委員会 第3号
長年にわたりまして繰り返し指摘されました公共事業関係予算の硬直的配分の是正をしないまま行うわけでございますので、これは許されるべきことではないと思っております。建前では例外なき見直しを上げながらも、実際には、急速な高齢化に伴う自然増や新規施策が多いという理由で社会保障関係予算を厳しい査定の的に据えるという予算編成は、既得権の厚い壁に屈して、行政改革あるいは財政改革が進まない証拠であります。
長年にわたりまして繰り返し指摘されました公共事業関係予算の硬直的配分の是正をしないまま行うわけでございますので、これは許されるべきことではないと思っております。建前では例外なき見直しを上げながらも、実際には、急速な高齢化に伴う自然増や新規施策が多いという理由で社会保障関係予算を厳しい査定の的に据えるという予算編成は、既得権の厚い壁に屈して、行政改革あるいは財政改革が進まない証拠であります。
特に、公共投資の固定的、硬直的配分を根本的に改めることなく、生活関連枠の継承、新たな別枠の設置という小手先の施策にとどまり、サラリーマンなどの生活向上に不可欠な住宅関連等の社会資本整備に重点配分していないことはまことに残念であります。 また、国立大学授業料の引き上げが盛り込まれ、文化・スポーツ施設などの拡充が軽視されていることは、文化先進国建設を進める上でも問題があります。
公共投資の固定的、硬直的配分を根本的に改めることなく、生活関連枠の継承、新たな別枠の設置という小手先の施策にとどまり、公共住宅、下水道、都市公園、高齢者にやさしい町づくりなどの社会資本整備が軽視されていることは納得できません。特に、勤労者からの要望が強いパート・内職者減税、家賃控除などの政策減税が見送られたことは残念であります。
とりわけ強調しておきたいのは、公共投資予算の固定的、硬直的配分を抜本的に改めていないこと、それから、平成三年度限りで撤廃するという約束で導入した法人にかかわる特別税あるいは消費税の特例税率について事実上延長していること、安易な増税になっていること、それから防衛費については、現下の情勢にかんがみ、防衛大綱や中期防を見直す中で計画的に削減等を策定、実行するべきであると考えておりますが、そうした視点からの
とりわけ、公共投資の固定的、硬直的配分を根本的に改めることなく、生活関連枠の継承、新たな別枠の設置という小手先の施策にとどまり、サラリーマンなどの生活向上に不可欠の住宅関連等の社会資本整備をないがしろにしていることは残念であります。 ここ十年間、一般会計公共事業費の各省庁ごとの配分は、ほとんど動いておりません。
とりわけ、公共投資の固定的、硬直的配分が根本的に改められることなく、いわゆる生活関連枠の継承、新たな別枠の設置という小手先の施策にとどまり、公共住宅一下水道、都市公園、都市駐車場、高齢者にやさしい町づくりなどの社会資本整備が軽視されていることはまことに残念であります。
しかし、対米公約である四百三十兆円の公共投資計画の初年度に当たる平成三年度においても、政府がわずか二千億円の生活関連枠を設けるという小手先の措置を講ずるのみで、基本的には従来の固定的、硬直的配分にメスを入れなかったことに対し、厳しく反省を求めるものであります。
にもかかわらず、政府は、わずか二千億円の生活関連枠を設けるという措置にとどまり、基本的には従来の固定的、硬直的配分を行っていることに失望いたしております。