1991-04-25 第120回国会 参議院 外務委員会 第7号
アセトンとかエーテルとか塩酸系、それから硫酸化マンガンとかいろいろそういうような物質で何か精製されると聞いておりますけれども、それはどうなのでしょうか。
アセトンとかエーテルとか塩酸系、それから硫酸化マンガンとかいろいろそういうような物質で何か精製されると聞いておりますけれども、それはどうなのでしょうか。
従来政府は単体硫黄からこれを硫酸化するという点については行政指導できびしく取り締まってまいりましたけれども、今日の回収硫黄の状況から判断をしますと、もはやそれは行政指導だけでは規制することができない段階に入りつつあるのではないか、私はこう判断せざるを得ないわけです。
いま硫黄がバランスがとれておる時代はよろしゅうございますけれども、これがどんどん量が多くなってまいりますと、輸出価格は手取り千五百円程度だ、滞貨してもこれは公害が起きる、でなければ金がかかる、マイナスの要因が出るということになりますと、価格はどんどん下がってきて、結局、固体硫黄を硫酸化するという方向に入ってまいるわけです。
○岡田委員 通産省は、さきに日本燐酸の富山工場、日産一千トン、年間十一万トンの単体硫黄を硫酸化する工場の設置について、これが建設にかかっておりまして、十二月にこれが稼働の予定であります。いわば単体硫黄から硫酸化するという方向が画期的にとられてまいるわけです。そしていま質問いたしましたように、一方では輸出をし一方では輸入をする——単体硫黄の場合ですね。
この企業も、さっきも申し上げたように硫酸化法によるものとしては全く初めてのものである。ところがこの結晶ブドウ糖だけじゃなしに、一緒に出てくるフルフラールの問題もまだまだ技術開発の余地がある。特にリグニンの問題がもっと解決できれば、この企業は私はぐっと生きてくるのではないかと思うわけであります。そういうような点からいって、やはり通産省としても積極的なてこ入れをしていく、そういうことが必要ではないか。