1990-06-19 第118回国会 参議院 外務委員会 第8号
ここには臨界の発生防止対策として、「溶液中の硝酸濃度の異常変動等を防止し検知する種々の装置は高い信頼性を確保した設計であり」と、まあそういう表現ですよ。「かつそれらの装置も二重にあることから、これらの装置が同時に故障することはなく、溶解槽は十分なる安全余裕を見込んで臨界設計をするので、臨界の発生は考えられない。」というんです。でも、さっき多重とおっしゃったけれども、これ二重ですよね。
ここには臨界の発生防止対策として、「溶液中の硝酸濃度の異常変動等を防止し検知する種々の装置は高い信頼性を確保した設計であり」と、まあそういう表現ですよ。「かつそれらの装置も二重にあることから、これらの装置が同時に故障することはなく、溶解槽は十分なる安全余裕を見込んで臨界設計をするので、臨界の発生は考えられない。」というんです。でも、さっき多重とおっしゃったけれども、これ二重ですよね。
○中島参考人 昨年のことでございますけれども、穴があいていいという言い方ではないと思いますが、いずれにいたしましても、硝酸濃度が濃くて温度が高いところというのでは、ある程度のそういうトラブルと申しますか、リークの可能性はあるだろうということを申し上げたわけでございます。
それからもう一つ、ああいうコイルを使って、あの温度条件、あの硝酸濃度というのはあの工場ではあの部分だけでございます。
すなわち、十九ミリの板厚のタンクでございまして、ステンレス鋼製であるということで、使用の条件も、廃液の温度が六十度まで、また硝酸濃度も二ないし三規定という条件を設定いたしましてつくられております。
そこに「今回の試験では硝酸濃度の低い間は、ヒドラジンの分解反応はゆるやかでヒドラジンは蒸発缶内に蓄積されるが、硝酸濃度が高くなると急激な分解反応をおこし、蒸発缶内のヒドラジン濃度が低下することがみとめられた。このことにより突沸現象は、蒸発缶内に蓄積されたヒドラジンが急激な分解反応(発熱反応)をおこし」云々のことが書いてありますね。