2004-06-10 第159回国会 参議院 農林水産委員会 第20号
いずれも破綻農協の融資判断、これが誤りがあったとか、あるいはリスク管理の甘さというものがあったというふうに考えております。
いずれも破綻農協の融資判断、これが誤りがあったとか、あるいはリスク管理の甘さというものがあったというふうに考えております。
これまでの農協合併や破綻農協の処理のケースを見ましても、単協の組合長として地元にも足場のある役員が地元で率先して取り組むことによって強いリーダーシップを発揮してきた、こういったことも事実でありまして、現時点で単協の組合長と中央会理事との兼務を一律に禁止してしまうということは適当ではない、私はこう考えております。
確かに、どこかの農協が破綻をいたしますと、健全な農協からそういう制度を通じて破綻農協への資金の移転が起こるということで、大変健全に行っている農協からは、そういう救済という問題が起こるたびにそういう意見が提出されておるところでございますけれども、農協系統全体ということを考えていただければ、やはりこういう保険的な自主的制度でございますとか強制力を持った法的制度でございますとかは必要なんであろうというふうに
モラルハザード、いわゆる関係者のモラルハザードが発生しないようにしているのではないかと、こういう御指摘なわけですけれども、その際に、破綻農協の組合員も出資金を放棄する。それから破綻農協の役員の民事責任あるいは刑事責任を厳格に追及する。
今までだって合併はかなり促進されてきているし、だから、新たに外部から資金の導入を優先出資という形でやる必要もないし、また、内部で破綻農協の処理はやってきていたわけですから、そこに行政庁が入っていくこともないというふうに思うので、今局長が、協同性は損なわないように厳重に対処すると言われましたので、もしそういうことになれば、大きな問題が起きるということを私は指摘しておきたいというふうに思います。
○谷津政務次官 これは、破綻農協の状況にもよりますけれども、その資産の内容等に対する不信から、受け皿農協が破綻農協からの全部譲渡を受けられない場合もあり得るということもありますので、このような場合には、信用事業の一部譲渡を資金援助の対象にすることによって、迅速な処理が可能になるものと考えております。
保険事故として扱うか、破綻した農協に対して資金援助をして合併ないし吸収、あるいは自主再建によって再建をさせる、どちらがコストが安いかということにもかかわるわけでございますけれども、基本的にといいますか、一般的にはやはり破綻した農協を解散させて不良債権を処理し合併で再建をするという方がコスト的には安い、かつ貯金者に対しても円滑、スムーズに新組合に移行できる、そういったメリットがあることから、これまでも破綻農協
ただ、破綻農協というのは恐らく貯金がだめになっちゃったので全体として破綻しているのでほかの赤字までしょうというようなことはできぬでしょうからあるいはそういうことかなというぐあいに思いますけれども、私は、貯金部門が政府保証の一端につながっているということになれば、やっぱり経理区分だけじゃなくて独立させたらどうだという意見が当然出てくると思うんですね。
現在、保険料の収入が約二百億円ございますが、平成九年度の支出が五十四億円と見込まれておりますけれども、現在進められております破綻農協の処理におきましても基本的には県内での処理を基本としておりますので、全国段階、つまり貯金保険機構が発動する事態が見込まれる件数というのは必ずしも多くないという状況にありますので、現在では保険料の収入の範囲内で賄えるだろうというふうに考えられております。
ただ、私ども言えることは、破綻農協の数につきましても、それぞれの県の事情、あるいは単に農業を取り巻く状況だけではなくて、不良債権の内容によってもかなり違ってきている。つまり、不良債権の内容、額によっては受け皿の農協を見つけるのがなかなか難しい、そういう実態もあるわけでございます。
○熊澤政府委員 破綻農協の処理のスキームに対する県の支援につきましては、これはあくまでも各県の自主的な判断でございます。私どもが指導しているわけではございません。
そうした法律の活用等によりまして、今後ともこうした破綻農協につきましての処理についてそれぞれの系統組織あるいは県とも十分連絡をとりながら、全力を挙げて取り組んでまいりたいというふうに考えております。 なお、最後の点で、農協の不祥事における責任追及の問題の提起がございました。
○堀込委員 最後に、一部の報道で見たわけでありますが、JAとちぎの場合、経営破綻、不良債権処理をする際に、債権管理回収機関というようなものを栃木県内に設立をして不良債権の回収に当たるんだ、こういうことが報道をされているわけでありますが、これから不良債権の回収ないしは破綻農協の債権回収にそういうものを各県に設立していくという意向があるのかどうか、そういう指導をしていくつもりがあるのか、あるいは全国にそういうものをつくるということなのか