2021-04-14 第204回国会 衆議院 国土交通委員会 第11号
○青山(雅)委員 今のお話を聞くと、まず、国交省は、破砕帯に水があることが分かっていると、大変精密な検査でもしているようにお答えになりましたけれども、実は、これは資料3を御覧ください。今、JRが、水が出てくるよと今おっしゃった、工事中に水が出てくるよとおっしゃったのが、この赤い丸で囲んだ部分です。そこに破砕帯があります。
○青山(雅)委員 今のお話を聞くと、まず、国交省は、破砕帯に水があることが分かっていると、大変精密な検査でもしているようにお答えになりましたけれども、実は、これは資料3を御覧ください。今、JRが、水が出てくるよと今おっしゃった、工事中に水が出てくるよとおっしゃったのが、この赤い丸で囲んだ部分です。そこに破砕帯があります。
その先進ボーリングの結果、破砕帯等や地質の変化が想定される場合においてはコアボーリングをその地区で行いまして、地質の性状を詳細に調査することといたしております。
ほどから出ております水がれ等の工事の状況を踏まえまして、南アルプストンネルでは、本坑トンネルの掘削に先立ち、トンネル断面の小さい先進坑を掘削して地質や地下水等の状況を把握し、さらに、先進坑の先端部から、最新の技術を用いた、おおむね五百から一千メートル程度の高速長尺先進ボーリングによりまして、先進坑より更に前方の地質の把握と併せて、トンネル湧水量、湧水圧、さらには化学的な成分分析等を行うことによりまして、破砕帯
○細田(健)委員 確かに、その破砕帯に関する審査についてはさまざまな議論があったわけでございますけれども、ただ一方で、今の体制だと、結局、何といいますか、こういう言い方はあれですが、例えば、石渡先生一人に過重な負担がかかり、かつ、万が一、石渡先生が間違えた場合はその誤りが補正されないというような懸念もあって、そういう意味では、いろいろな専門家を入れることによって、まさに多重チェックが行われるのではないかというふうに
もう一点は、破砕帯会合のときにも経験はありますけれども、責任の所在と異なる実体に審査の内容を委ねた場合は、かえって時間を要することになるケースもあるというふうに考えておりまして、その点は慎重な姿勢で当たりたいというふうに思っております。
こういった柔軟な選択肢があれば、破砕帯が問題が指摘されている炉に関して書きかえるようなことは私はなくなると思うんですが。 やはり幅広にしていくという、今申し上げた新設計画、そして今回の、山崎委員も言及しました書きかえ問題を起こさないためには、私は、定款変更、そして選択肢を与えることこそが重要だと思うんですけれども。
○斉木委員 ちょっと、これは本委員会で昨年世耕元経産大臣と議論した話ですけれども、こういう動かない原発、廃炉決定されたものとか破砕帯の問題で動かない原発に関してはこの計算に入れなくていいんだということをこの当委員会で世耕元経産大臣はおっしゃった。私、これは暴論だと思うんですよ。
原子力規制委員長は今年六月の記者会見の中で、自然ハザードの把握にこんなに時間が掛かるとは思わなかった、また、敷地内の破砕帯、それから設計基準地震動、設計基準津波高さ、こういったものを決めるのに、判断に極めて時間が掛かっているというふうな会見での御発言もございました。
専門家が撮影すれば、接写、その岩石や粘土の接写、破砕帯の接写を見せると思うのですが、今回は提示されなかったので細かい判断ができません、スケールを入れるのが基本ですが、なぜ専門家がいながら入れなかったのかと。資料の九番の方にも、出された資料は私たちが判断するには科学的にいまいちだというふうに指摘をされているわけであります。
どういうことを書いてあるかといいますと、破砕帯にぶち当たってほとんど進まない、一秒間に六百リットルも水が出る、そういう中で、切り羽という一番最前線のところに社長が足を運ぶ、そのときにこう言っているんですよ。社長、余り奥まで行くと、いつ崩れるかもわかりませんよと。社長は、危ないって、君、みんなそこで仕事をしてくれているじゃないか、仕事を言いつけた僕が行かないという法はないよと。
私も高知県議会時分に、トンネルの工事などで破砕帯ができたときに、水がどんと出たときに、増額変更随分やりました。やっぱり必要な経費はそれはぶち込まないかぬですけれども、もうけたら返せというのは、これちょっと考え直した方がいいんじゃないかという思いがいたします。
本日も、ほかにも取り上げようと思った外務省の有識者会議のエネルギー提言の話もありますし、また、原子力規制委員会でも、破砕帯の審議に当たって法的根拠のない有識者会議、これを使って最終的には白紙に戻したと、こんなこともございます。責任ある現実的な政策を各省庁進めていただきたいと思います。 以上で質問を終わります。 ─────────────
○政府特別補佐人(更田豊志君) 新規制基準適合性審査におきましては、破砕帯有識者会合による評価を重要な知見の一つとして参考とするほか、事業者からの追加調査などの内容を含め厳正に確認を行い、原子力規制委員会が基準適合性の判断をすることとしております。 このようなことを前提としました上で、有識者会合の先生方には科学者としての責任を果たしていただいたと考えております。
原子力規制委員会は、発足直後から、複数の原子力発電所の敷地内破砕帯の評価について有識者会合というものを開催し、報告書をまとめてまいりました。有識者会合を設置した経緯と適合性審査との関係について御説明を願います。
○政府参考人(山田知穂君) 敷地内破砕帯の評価は、旧原子力安全・保安院からの指示に基づき事業者が追加調査を実施をしておりました六発電所の評価を原子力規制委員会として引き継いだものでございます。有識者会合は、原子力規制委員会で議論が行われ、この敷地内破砕帯の評価について活断層の調査等に係る専門的知識を有する外部の有識者から御意見を伺うためのものとして設けることとしたものでございます。
○政府特別補佐人(更田豊志君) 今御質問いただきましたいわゆる破砕帯に関わる有識者会合ですが、少し田中前委員長の発言に私通じていないところがありますけれども、有識者会合は元々参加をされる先生方の科学者としての責任によったものであって、その判断を行政処分するに当たって規制委員会が参考にするという位置付けで、行政処分上の責任はあくまで全て原子力規制委員会が負っている、この認識は当初から全く揺らぐものではなかったと
滝波理事も触れられましたけれども、原子力発電所の敷地内破砕帯の再評価についてお伺いをいたします。 資料をお配りをいたしております。一枚目。今年の八月三十一日、田中委員長による日本記者クラブの記者会見、行われました。規制庁のホームページより抜粋をして資料として配らせていただいております。 記者の方からこのような問いかけがございました。
大変に、破砕帯の活動性に関わる議論というのは、私も聞いておりましても精緻な議論にわたるところがあって、そして、その各分野の一線の専門家の先生方を集めてもその結論がなかなか一致するものではない。そういった意味で、幾つかの破砕帯に関わる有識者会合というのは、専門的意見を集約、集積したものにはなっていますけれども、その結論を明確に出しているものではないものも幾つか含まれております。
その後は、この組織理念を基本に、防災指針や、原子力発電所、原子力施設の新規制基準の策定、福島第一原発の廃止に係る安全確保や原発敷地の破砕帯調査、新規制基準に基づく原子力発電所や各種原子力施設等の新規制基準への適合性審査など、目前の課題に昼夜を挙げて取り組む日々が続きました。
○田中政府特別補佐人 今先生御指摘のF―1断層というもの、破砕帯ですが、これが、上載層に岩内層がありまして、その岩内層の年代が、今事業者が申しております、百万年以上前から動いていないというそういう評価については、今、もう少し詳細にそのデータをきちっと評価するようにということで求めているところであります。 ですから、まだその点については審査途中というふうに御理解いただければと思います。
○浜野喜史君 最終的なこれ表現になっていますが、K断層の連続性については、「D—1破砕帯等、原子炉建屋直下を通過する破砕帯のいずれか」という、この原子炉建屋直下というのは、二号機の原子炉建屋直下という理解でよろしいでしょうか。
御指摘の評価書の結論部分につきましては、ピアレビュー会合において、粟田さん、それから岡田さんから、K断層の延長としてD—1破砕帯だけを議論するのは明らかに不適当、どうしてD—1破砕帯とK断層を結び付けて議論しなければならないのかが分からない、K断層とD—1断層は全く違うものではないかといった御意見がございました。これを契機として、事務局が修正案を作成をしたというものでございます。
○政府参考人(山田知穂君) 敦賀発電所を含め、原子力発電所敷地内破砕帯の調査に関する有識者会合による評価は、特定号機の評価ではなく、旧原子力安全・保安院の意見聴取会で指摘されておりました敷地内破砕帯を対象として評価をいたしてございます。
一つは、私が強く問題意識を持っておりますのは、五年前の秋以降、直ちに設置をされた有識者会合による原子力発電所の敷地内の破砕帯の再評価、これは私は極めて不適切な行政行為であったのではないかという問題意識を持っておりますけれども、率直に、携わってこられた更田参考人はどのようにお考えか、おっしゃりづらいかも分かりませんけれども、是非率直に、おっしゃっていただける範囲でお答えいただければ幸いでございます。
開通時期につきましては、隣接区間のトンネル施工におきまして、破砕帯からの突発湧水が発生するなど難工事となったことから、トンネル区間の掘削状況を踏まえながら検討してまいりたいと存じます。 引き続き、地域の皆様の御協力をいただきながら、三遠南信自動車道の早期開通に向けて努力をしてまいりたいと存じます。
今御指摘いただいたこのK断層とD—1破砕帯、これが一連の構造であるのかとか、あるいは原子炉建屋直下を通過する破砕帯のいずれかと一連の構造であるのかといったところがなぜ問題になるかと申し上げますと、この有識者会合が調査の対象としていたのが、そもそも、日本原電敦賀発電所の敷地内に破砕帯がたくさんある、その中でも二号炉の原子炉建屋の直下を通過するものもいろいろある、その中でD—1破砕帯というものが比較的長
最終的に、「D—1破砕帯等、原子炉建屋直下を通過する破砕帯のいずれか」というような表現の事務局提案の追加があり、そのとおりに了承されたということになっております。この中で、私は、ピアレビュー会合の意見などを踏まえると、「D—1破砕帯等、」というところまでは百歩譲って、ピアレビューアーのコメントを踏まえて事務局が提案したということで百歩譲ってこれは理解できるというふうに思います。
「D―1破砕帯等、」という書き加え、そして「原子炉建屋直下を通過する破砕帯のいずれか」。さっきも言いましたように、「等」まではぎりぎり説明が付きますけれども、「原子炉建屋直下を通過する破砕帯のいずれか」というこの記述は、ピアレビューアーの二人のコメントを根拠とするものではないという御説明でした。ということは、過去の議論を踏まえて事務局が提案をされたということだと思います。
ここに書いてございますように、こういったコメントがありましたということ、それから、過去の評価会合で、D―1破砕帯と一連というような表現については、D―1破砕帯に付随する分岐断層なども含めた意味である、こういった議論もありましたということも踏まえて最終的な評価書の書換えの案を御提出させていただいたものでございます。
そこについては、先ほど御紹介いたしました先生の御提出の資料の三ページの右の側に書いてあることが少しあるんですけれども、ここでも、その原子炉建屋直下という言葉が出てきてございませんけれども、そのD―1破砕帯に付随する分岐断層なども含めた意味であるというのがK断層の連続性に関する議論の中でありました。
○政府参考人(櫻田道夫君) D—1破砕帯等という等というのは、D—1破砕帯以外のものも含まれるという意味でございます。それから、原子炉建屋直下を通過するというのは、まさに文字どおり原子炉建屋直下を通過するものと、そういう意味でございますので、同じ意味ではないというのはそのとおりでございます。
委員が配付された資料をお借りして恐縮でございますが、四ページでございますが、このコメント、今委員は、先ほど御紹介された、二行目のところを御指摘されましたけれども、私どもが評価での対応というところに書いて、左の指摘というふうに書いたところはその部分ではなくて、敷地内にはD—1破砕帯以外にも多くの断層があるので、K断層の延長としてD—1破砕帯だけを議論するのは明らかに不適当という部分でありますとか、下の
先ほど来委員御指摘のそのレビューアーのコメントの二行目のところですね、浦底断層が屈曲したところから延びている断層、これが原子炉建屋、一号炉の原子炉建屋の方に延びているものだというふうに理解してございますが、これは、K断層は、先ほど申し上げましたとおり、D—1破砕帯の延長部で見付かったものでございますので、それとは異なる断層とつながるのではないかというコメントをこの先生がなされたというふうには私ども考
他方、破砕帯、火山のような、そういった言わば専門的な評価の必要な検討課題については、必要に応じて関係する分野の有識者の意見も活用していただく場合もあると。これは、これを否定することはできません。こうした場合においても最終的には原子力規制委員会の責任において判断することとしており、有識者会合に判断を丸投げしたものではありません。
本当にその有識者会合って科学的なことをやってきているのかということが、私は、敦賀の破砕帯のときも話がいつの間にか変わってきたのを見て疑念を抱いておりまして、今回も同じような思いでおりますけれども、そのモデルに依拠できないなというのは委員長はもう御認識はあるんですか。
要するに、破砕帯とか、火山の場合もそうですけれども、そういった極めて専門的、特殊な分野に関しては、できるだけ専門家の知見をお借りして、その判断を参考にしながら最終的に原子力規制委員会の責任においてそれを最終判断をするというのが私どもの考えだし、それは、私としては何ら問題ないというふうに考えています。