2018-04-18 第196回国会 参議院 資源エネルギーに関する調査会 第5号
さらに、破局的噴火、巨大噴火に関して言いますと、有史以来のデータの蓄積というものがありませんので、確かに、御指摘のように、数千年前に巨大噴火が起きたことを事実をもってしてその発生頻度を割り出すことはできません。
さらに、破局的噴火、巨大噴火に関して言いますと、有史以来のデータの蓄積というものがありませんので、確かに、御指摘のように、数千年前に巨大噴火が起きたことを事実をもってしてその発生頻度を割り出すことはできません。
審査では、各種の知見も参照しつつ、破局的噴火の活動間隔、前回の破局的噴火からの経過時間、現在のマグマだまりの状況、地殻変動の観測データなどから総合的に評価を行った結果、現在は破局的噴火の直前の状態ではなく、運用期間中に設計対応不可能な火山事象が発電所に影響を及ぼす可能性が十分に小さいと判断したものであります。
この観点から、火山地質学、地球物理学及び地球化学などの最新の知見を踏まえ、過去の噴火の動向や現在のマグマだまりの状況等を、状態等を検討し、これらを総合的に考慮することで破局的噴火の発生可能性に関する評価を行うことは可能であると考えており、火山評価ガイドを見直す必要はないものと考えております。
○政府特別補佐人(更田豊志君) 審査では、火山ガイドを踏まえて、各種の知見も参照しつつ、破局的噴火の活動間隔、前回の破局的噴火からの経過時間、現在のマグマだまりの状況、地殻変動の観測データなどから総合的に評価を行った結果、現在は破局的噴火の直前の状態にはないと、運用期間中に設計対応不可能な火山事象が発電所に影響を及ぼす可能性が十分に小さいと判断したものであります。
破局的噴火というのを先生どういうことを想定されているかよく分かりませんけれども、カルデラ噴火のようなものが起これば、恐らく九州全域は全滅、人は瞬時にして亡くなるような状態とか、そのカルデラ噴火が起これば一億人ぐらいは亡くなるというような予測もされています。そういうものに対して予測できるかというと、私どもとしては、それを予測することを求めているわけではありません。
また、先生今御指摘がありました、九州全域に壊滅的被害をもたらすような破局的噴火、いわゆるカルデラ噴火ですが、これは、地下のマグマの状況や過去の噴火履歴等を総合的に検討した結果、川内原発の運用期間中に影響が及ぶ可能性は十分小さいということを確認しております。
一つは、破局的噴火までにそんなに時間はないという指摘です。 資料の二枚目は、これは井口教授から御提供いただいた京大防災研の資料ですけれども、桜島は大正噴火以来、マグマをため続けています。井口先生によれば、姶良カルデラ下のマグマの蓄積は二〇二〇年代には大正噴火が起こる前のレベルまでほぼ戻ると推定され、大正噴火級の大噴火に対する警戒を要する時期に入ったという趣旨を伺いました。
○仁比聡平君 そのような破局的噴火の被害というのは、井口先生は日本全体の問題なのであると指摘をされました。そうした被害が、この縦軸にあるように、つまり経過時間にあるように、直後に起こる、直後から数時間のうちにそうした被害が起こる。さらに、火砕流や大地震、海底噴火、地盤沈下などのそうした被害を想定すべきであって、これは富士山だけが危ないのではなく、西にある火山は全て危ないと。
また、九州全域に壊滅的被害をもたらすような破局的噴火についても、原子力規制委員会は、地下のマグマの状況や過去の噴火履歴等を総合的に検討した結果、川内原発の運用期間中に影響が及ぶ可能性は十分小さいと判断をしているわけであります。 その上で、念には念を入れて、現在の状況に変化がないことを継続的に確認する目的で、火山活動のモニタリングを実施することとしています。
そして、破局的噴火というのは、これはまさに九州全域が壊滅的被害を受ける、そういう噴火でございますが、それにつきましても、地下のマグマの状況や過去の噴火履歴等を総合的に検討した結果では、川内原発が運用している期間中は可能性は十分小さいということを報告を受けているわけでありますが、その上において、さらにモニタリングを行っていくということになっております。
破局的噴火の兆候が数十年オーダーの前にわかるとまで、九州電力は鹿児島県議会で発言しているんです。 これに対して、気象庁火山噴火予知連絡会の会長の藤井敏嗣東大名誉教授はこう言われています。モニタリングによって火山活動の異常を捉えることは可能であるが、その異常が破局的噴火につながるのか、通常の噴火なのか、それとも噴火未遂に終わるのかなどを判定することは困難であると。
それから、この地域では、過去に極めて巨大な噴火、もう少し申し上げますと、カルデラを形成して九州全域に壊滅的被害をもたらしたと言われるような、そういう巨大な、破局的な噴火が起こってございますけれども、そのような破局的噴火につきましては、地下のマグマの状況や過去の噴火履歴等を総合的に勘案しまして、川内原発の運用期間中にこの発電所への影響を及ぼすようなこととなる可能性は十分小さいというふうに判断をしたところでございます
要は、灰が十五センチ積もるのは保守的だ、破局的噴火が起こる可能性は十分に低い、何が十分かわかりませんけれども、そういうコメントが今この委員会の場であったわけです。 その規制庁が紹介をした火山の噴火の事象、噴火がどう、予知とかいうことも含めて、先ほど、きょうは予知の議論をしました。
破局的噴火が予想できるように言っているけれどもそんなことはないとか、火山の専門家がこういう適合審査に当たってコメントを求められているとかいうことがそもそもないというようなことが言われていたり。
ただし、念には念を入れて、やはりそういった破局的噴火ということについては、可能性は十分小さいということではありますけれども、現在の状況がどのように変化していくかということについては継続的に確認しておいた方がいいだろうということで、火山活動のモニタリングを事業者に求めていくということでありますし、私どもとしても、別途、火山のそういったカルデラ噴火の状況を調査する専門家チームを発足させて検討して、事業者
破局的噴火の兆候というのが規制委員会の審査会合の中でも議論になりましたが、数十年のオーダーの前にわかるであろうというふうに考えてございます、そういったところから、こういった停止、燃料の搬出についての手順を整えていく、計画を整えていくというところを考えてございますと発言しております。
破局的噴火が起こる可能性が十分小さいという現在の状況に変化がないことを継続的に確認するために、火山活動のモニタリングを実施することとしております。 モニタリングで状況に変化が生じた場合には、早い段階で原子炉の停止を命じるなど、原子力規制委員会において安全サイドの対応がしっかりと行われることになると承知をしております。
には、今御質問のあったような具体的なその搬出先とかいうことは書いてございませんが、今委員がお示しになったように、燃料体等の搬出等の計画を策定する段階におきましては、燃料体の搬出の優先順位でありますとか貯蔵方法の選定・調達、輸送方法の選定・調達、あるいは体制の確立、こういったことを計画の中に含めるということ、それから、あらかじめ燃料体等の搬出等のための計画の策定手順を定める、そういうこと、それから、破局的噴火
○倉林明子君 今御説明ありましたように、破局的噴火のおそれがあると判断するのは九電の原子力土木部長と、報告を受けた九電の社長の指示で原子力技術部長が核燃料の搬出計画を策定し、社長の承認を得た上で燃料体搬出の対応を所長に指示するというふうに手順書ではなっているかと思います。 一体、具体的にどこにどのような手段で搬出するという計画になっているんでしょうか。
しかし、仮に発生すると九州全域に壊滅的な被害をもたらすようないわゆる破局的噴火については、地下のマグマの状況や過去の噴火履歴等を総合的に検討した結果、川内原発の運用期間中、大体三十年ぐらいですけれども、影響が及ぶ可能性は小さいと判断しております。
九州電力は、今回、巨大噴火の予兆は数十年前に察知できるという前提なので、そのときに対処を検討するという方針をお出しになって、そして田中委員長も、破局的噴火は相当前から予知できるというような御発言も今までされておりますが、この認識でよろしいでしょうか。
そこで、お聞きしますけれども、先ほどGPSなどを使ってということですが、委員長がおっしゃっているように、破局的噴火は相当前から予知できるというこの点についてはいかがですか、そのとおりだとお考えですか。
申請者によりますと、川内原発に一番近いカルデラは姶良カルデラと言われるところでございますけれども、姶良を含む鹿児島地溝での破局的噴火の平均発生間隔は九万年以上と言われています。
その今おっしゃられた三万年前の九州南部姶良火山、この姶良火山も破局的噴火をしているわけですね。これを、こちらちょっとパネルで説明したいと思うんです。(資料提示) 姶良火山というのはどこら辺にあるかというと、先ほど総理もおっしゃっていましたけれども、まさに鹿児島県、赤い丸です、一枚目の図ですね、真ん中にあります。北は霧島山、そしてすぐ南には桜島。本当に火山の活発な地帯です。
いわゆる、この巨大噴火というのは破局的噴火というふうに呼ばれているわけですが、この破局的噴火、これについてこの後少しいろいろお話を伺いたいんです。 このとき流れ出した火砕流、これは非常に高温の溶岩、そしてまた高速なんですね、新幹線並みと言われています。その高速で火砕流がこのとき阿蘇山の巨大噴火で百八十キロまで流れ出したということなんです。
しかし、約三万年前の姶良カルデラの破局的噴火の再現シミュレーションの結果、川内原発の敷地内に火砕流が到達していたということを三月に認めたわけですね。 そうであるならば、この川内原発は立地不適当ということになるのではないでしょうか。
○井上哲士君 破局的噴火が予測をされれば原発の運転を中止をして全ての核燃料を搬出をしていくというのが対策でありますが、これ一般論でお聞きしますが、そういう動いている原発の運転を中止をして核燃料を搬出をするというのはどれぐらいのオーダーで時間が掛かるんでしょうか。
○政府参考人(櫻田道夫君) 九州電力が申している対策というのは、まず火山活動のモニタリングを行いますということ、それで、火山の状況に変化が生じて、九州電力の表現で言う破局的噴火への発展の可能性がある場合には、原子炉の運転を停止する、あるいは燃料体を搬出するといったような対策を実施するという、そういう方針を示しております。
○吉良よし子君 結局のところ、破局的噴火というものの知見というのは世界的に十分ではないと。地形の変化も見ているけれども、じゃ、それが何年後のいつ頃に噴火するということがはっきり分かるとは言えないということなんですよ。人類史上明確な記憶として、破局的な噴火というものは、経験として残っているものは一つもないんです。
津波も聞こうと思いましたが、一個飛ばして、桜島の破局的噴火、それから火砕流の話をちょっと伺いたいというふうに思います。 川内原発の近く、近くというほど近いわけではないですけれども、桜島という比較的活動をしている火山があるわけですけれども、この破局的噴火というものが起きた際に、火砕流の危険というのがあり得るわけですね。
一応、シミュレーションのレベルでは、火砕流が川内原発のところに届く可能性があるだろうと指摘はされているというふうに聞いていますけれども、今おっしゃっていただいたように、破局的噴火の頻度という意味でいうと、大体九万年に一回起きる、さらに三万年前に起きた、恐らく六万年ぐらい大丈夫だろう、その中で新しい破局的噴火というものが起きてしまえば、それはそれで仕方がないかなというふうにやはり思うんだというふうに思
いわゆる破局的噴火というのは、火山の歴史からいうと大体九万年ぐらいに一回ぐらい起こるんだそうです。大体、これはほとんどそういうことの繰り返しだというふうに聞いております。今あそこで一番大きいのは姶良火山、あそこが起こってから三万年ぐらいたっているということでございます。そういうことを踏まえて、今回は川内原発を認めております。
○田中政府特別補佐人 火山に対しては二段階に分けておりまして、原子力発電所の稼働期間中にいわゆる破局的噴火が起こって火砕流が届くような場合には、ここは立地不適当という判断をしております。火山灰はもっと遠くまで届きますので、そういったものについては、その火山灰のもたらすいろいろな安全上の問題を評価して、それについて対策がきちっとできていれば、それは認めるというふうに判断しております。
○田中政府特別補佐人 九州電力がいわゆる姶良カルデラ、鹿児島湾、海の中にありますが、そこが三万年前に破局的噴火を起こしているということで、それの再現シミュレーションをして、その結果を出したということは承知しております。