1982-03-23 第96回国会 衆議院 科学技術委員会 第3号
○倉本参考人 まず最初に、いま浦河沖の地震のお話がございましたが、ただいま先生の方からお話のございました「破壊的地震の震央分布」の中にその浦河沖のものが載っておらないという点でございますが、この「破壊的地震の震央分布」と申しますのは、主として東北地方に被害が与えられたものについての震央の分布図でございまして、この浦河沖には地震の巣があるということが言われております。
○倉本参考人 まず最初に、いま浦河沖の地震のお話がございましたが、ただいま先生の方からお話のございました「破壊的地震の震央分布」の中にその浦河沖のものが載っておらないという点でございますが、この「破壊的地震の震央分布」と申しますのは、主として東北地方に被害が与えられたものについての震央の分布図でございまして、この浦河沖には地震の巣があるということが言われております。
○関委員 ですから、「破壊的地震の震央分布」というものはこういう図に示しているところだ。そこのところで、関根の浜の漁民や青森県民に説明するときに、そういう心配は少しもありませんよという意味を持つのですか。持たぬのですか、持つのですか、そのお答えだけで結構です。
この二十五ページに「破壊的地震の震央分布」についての図がございます。この図はどういう意味を持つのですか、御説明をいただきます。
私は昨年度中国に参りまして、北京周辺それから瀋陽、旧満州の、東北地区でございますが、そこに参りまして、海城地震という一九七五年に世界で初めて予知をされました破壊的地震の場所、さらに四川省に参りまして成都から山奥へ三百キロほど入って、松潘、平武地震というのが一九七六年にございました。マグニチュード七・二という地震ですが、そういうものの予知の状況を見学することができました。
その後、二、三の破壊的地震が予知されているのだという報告もございます。 以上、地震予知においていまの四つが四大国でございます。こういうところの知識を総合して地震予知を進めようではないかという努力が国際会議——国際地球物理学連合というものがございますけれども、そこに地震予知の委員会を置いていろいろ相談をしているわけでございます。
たとえば関東大地震程度の破壊的地震にコンビナートが襲われたならばどの程度被害があるかについて推定する場合の一つの方法といたしまして、ロングビーチ地震におけるカリフォルニアにあった石油基地の被害状況、チリ地震によるコンコン製油所の被害状況、新潟地震における石油製油所の被害状況、アラスカ地震における油槽基地の被害状況がわかっておりますので、これらから統計的に大ざっぱに推測することがあります。
まず第一点ですが、破壊的地震を受けた場合どのような被害を想定されておるか、現在、被害想定の研究はどういうところにいっているかというふうに理解したわけでございますが、先ほど御説明いたしましたように、われわれの方は、コンビナートにおけるウイークポイントを大体調べ上げております。いろいろな地震における状況から、統計的にこの程度の被害は起きるだろうということも推定しております。
また、ある年によりましては、一年の間に四回、五回破壊的地震が起こったこともございます。
その算出の方法を大ざっぱに申しますと、過去四百六十七年間の破壊的地震、三百二十地震でございますが、その地震につきまして、過去のいろいろな古文書等から現在の科学的知識を加えまして、地震の大きさというようなものを算出をいたしました。