2021-05-31 第204回国会 参議院 決算委員会 第8号
我が国では、量子科学技術研究開発機構、通称QSTと呼んでおりますけれども、QSTで加速器を用いましたアクチニウム225の製造に成功しておりますけれども、研究現場で利用されているものの大半は日本アイソトープ協会が海外から輸入したものに限られ、辛うじて確保した範囲で研究開発を行っているというふうに承知しております。
我が国では、量子科学技術研究開発機構、通称QSTと呼んでおりますけれども、QSTで加速器を用いましたアクチニウム225の製造に成功しておりますけれども、研究現場で利用されているものの大半は日本アイソトープ協会が海外から輸入したものに限られ、辛うじて確保した範囲で研究開発を行っているというふうに承知しております。
第六期基本計画では、若手研究者の置かれた研究環境に対する現状認識として、博士後期課程への進学率の減少、若手研究者の不安定な雇用、研究者の研究時間の減少など、若手を始めとした研究者の置かれている環境の改善は大きな課題となっている、優秀な学生が経済的な側面やキャリアパスへの不安、期待に沿わない教育研究環境等の理由から博士後期課程への進学を断念する状況は、現在、大学や研究現場に蔓延している漠然とした停滞感
こうした問題意識から、大学、ベンチャー企業等が適切に知的財産を保護、活用し、事業を進めていけるように、知財の専門家を大学に派遣し、研究現場における発明の発掘、ライセンス、共同研究につなげる支援、スタートアップ企業に知財専門家などを派遣する支援、特許庁職員等による有望な中小企業等、中堅企業へのハンズオン支援などを通じて、大学、ベンチャー企業等が知財の重要性に気づきを持っていただく支援を実施しているところであります
何とか稲の名前を残せたというのはやはり研究現場の抵抗であると私は思いますし、稲の研究に心血を注いできた研究者のプライドであるというふうに思っています。 名目が立たなければ研究予算というのは下りないという世界ですから、人や土地を使うという研究である以上、オーダーメイドに従わないような名目になってしまう、そうした事業であれば実質お金は下りないんじゃないかというふうに私は思っています。
また、このほかにも、独立行政法人日本学術振興会を通じ、優れた若手研究者が出産、育児による研究中断後に円滑に研究現場に復帰できるように研究奨励金の支給などの支援も行っており、これまでに八百名以上の研究者の復帰を支援してきたところです。
このため、文部科学省におきましては、あらゆる研究現場で、時間や距離に縛られず柔軟に研究を遂行できるよう、研究施設、設備のリモート化、スマート化の推進を進めているところでございます。 また、マテリアル分野やライフサイエンス分野を中心とした高品質な研究データの収集、共有と、このデータを使いました先導的なAI・データ駆動型研究を加速させているところでございます。
○国務大臣(萩生田光一君) まず、先生今御指摘になった、確かに科研費などのように年度で切られて結果を出せといって、その結果、あくせくとした研究になるばかりがいいと思いませんので、したがって、創発的研究、十年間腰を据えてという新しいメニューも作らせてもらいましたので、いろんなメニューで組み合わせて研究現場では頑張ってもらいたいなと思っています。
委員御指摘のように、今後とも、この研究現場、そして施設等の維持に支障がないように、必要な予算というものをしっかり確保してまいりたいと考えています。
その上で、また、関係省庁と連携して、世界に伍する規模のファンドの創設に向けて検討しておりますので、そのファンドの創設などを通じても、博士後期課程学生を含む若手研究者の支援など、研究現場の改善にしっかり取り組んでまいります。
研究現場からニーズが高く、稼働率が一〇〇%に近い上に順番待ちが長期にわたる設備については、追加での整備をして、我が国の研究スピードのアップを物理的に図るべきだと考えています。
多くの研究現場ですぐれた情報処理機能が活用され、一層の社会課題解決やソサエティー五・〇の実現に貢献することを期待しております。
○亀井委員 研究現場が少々不安になるような御答弁ですけれども。
例えば、技術にしても、人間社会全体の幸福に資するかどうかという点で意味が生まれるというところで、経済成長、イノベーション重視の方向性が打ち出されて、国がこれを目標として強く位置付ける、しかも大学にその責務が課されるということで、大学や研究現場に大きな統制が強まるんじゃないかということを危惧しております。
○杉尾秀哉君 全く同感ということでしたら、そういうふうに変えていただきたい、基礎研究費の割合をもう少し増やしていただきたい、自由裁量をやっぱりその研究現場に与えていただきたいというふうに思います。 もう一つ、今回はそのイノベーションというのがキーワードになっているんですけれども、これも資料を用意しました、資料三です。
研究現場を知らないんじゃないかという先ほど大倉参考人の話もありましたけれども、研究者の皆さんが競争的資金獲得の事務作業に忙殺されて研究時間がますます削られているんじゃないか、それがその研究力低下の原因の一つなんじゃないかと、こういう指摘があります。 大臣は、こういう研究現場の実情というのはよく御存じなんでしょうか。
一方で、我が国は、研究論文の質、量ともに、最近は国際的な地位が低下傾向にある、また、研究現場を支える若手研究者の研究環境が不十分な状況である、こういうことが指摘されているわけであります。
それから、資金の効率的な使用ということはどういうことかという御指摘かと思いますけれども、例えば、これは国が行うことでございますけれども、やはり研究現場で研究資金が効率的に使われるようにするということは、これは当然のことでございまして、例えば年度間の繰越しなどが容易にできるように、あるいはそれが必要ないように、研究資金の基金化をするといったようなことも含めて効率的に使えるようにする、そういうことを念頭
新型コロナウイルス感染症の影響を受けまして、先生御指摘のとおり、研究現場では、研究が思うように進んでいない、また、研究テーマの見直しを迫られているといった声が上がっていると伺っております。
それらを踏まえて、今、日本においては、例えば日本発でありますアビガンとか、そういったものを中心に観察研究を行い、そしてその中で、別途臨床研究も先ほどお話があったAMED等のお金を使いながら進めることによって、一日も早く治療薬あるいは治療方法を確立あるいは見出すことによって、国民の皆さんの、先ほど御指摘があった不安、大きな不安、これにも、解消にもつなげていけるように努力をしていきたいと、また、我々も研究現場
問題は、ソサエティー五・〇やSDGsのビジョンを研究現場の実行と動機づけにどう結びつけていくか。そして、大き過ぎるビジョンでも具体性がなかなか見出せなかったり、やはり現実、社会課題について、明確な優先課題を示して、その上で、衰えた産業をどう支えていくのか。また、基礎研究にどの程度投資を行っていくのか。
さらに、平成三十年度から、科学技術振興機構の未来社会創造事業におきまして、革新的な知や製品を創出する共通基盤システム・装置の実現をテーマに、ハイリスク、ハイインパクトで先端的な計測分析技術・機器の開発、データ解析処理技術のアプリケーション開発やシステム化、研究現場の生産性向上に資する技術の開発などを支援してまいっております。
CSTIにおいては研究現場のことも詳しく把握されている有識者の方々がいらっしゃることから、新たにノーベル賞受賞者だけをメンバーとする提言機関を設置するということは現在考えておりませんが、引き続きCSTIの場を活用して、ノーベル賞受賞者を始め研究者の方々の御意見を伺ってまいりたいと思います。
科学技術予算というのは、本当に数兆円規模で非常に大きな予算なんですけれども、どう使いこなすかというのが、本当に精通している、現場のわかる国会議員がまず少ないと思うものですから、かつて、それこそ、小渕先生の御尊父であられる小渕恵三総理のときに、小渕内閣のときに、有馬朗人東大総長を文部大臣に登用するなんということをされて、そういう研究現場がわかった方を登用するということで大分改革も進んだんじゃないかと。
今、実験ノートを詳しく出せとかデータを全部出せとかいろいろ言って、それでやっているんですけれども、何かこうサンクションを強くするという系だと、そうじゃなくたって実験って結構大変なのに、その環境でやらされているのに、実験ノートを一々一々細かくチェックして、そういう本当に瑣末なことにみんな神経をとがらせると、ますます萎縮しちゃうんですね、研究現場が。
また、国立大学法人法改正は、一法人複数大学方式において、理事長が教育・研究現場の審議機関である教育研究評議会に評議員として出席することとしています。これは、教育・研究内容を経営優先にゆがめることにつながる懸念があります。 私立学校法の改正は、学校法人の責務を新たに規定し、運営基盤の強化や運営の透明性だけでなく、設置する私立学校の教育の質の向上を義務づけています。
日本の名を冠した百十三番目の元素、ニホニウムをつくり出した加速器施設など、世界を先導する最先端の研究現場を見学し、日本人として大変誇りに思いました。 その一方で、日本の科学技術を支える基礎研究分野の雇用環境は、とても厳しい現実を抱えています。今回の視察先でも、若手研究者から、有期雇用で将来が不安、安心して研究できる環境をつくってほしいといった、将来を心配する声を聞きました。
今回、この科学技術の状況に係る総合的意識調査、文科省の調査の報告書というのを持ってきましたけれども、(資料提示)ここでも、膨大な自由記述からは、多くの教員や研究者が研究現場の現状に閉塞感を感じている様子が見えるなどの記述があるわけです。 実際、このデータ集というのも見ました。
一方で、大学の研究現場からは、大学から定常的に支給される研究費が減少しており、長期的な取組が必要な基礎研究が困難になっているという指摘もあります。我が国から継続的にノーベル賞受賞者を輩出していくためには、短期的な成果を求める競争的資金の充実とともに、広く薄く長期的な支援、基盤的な支援の充実が必要ではないでしょうか。