したがって、やはり計画をもう一度再検討しなくちゃいけないということは私どもも痛切に感じておるわけでございまして、さらに上流その他にまだまだ崩壊した土砂も残っておりますので、ひとつ緊急砂防費等を投入いたしまして、砂防ダムをさらに上流のほうにも計画をいたしまして、そういったものがさらに流下しないような措置をとる必要があろうかと思います。
現在の進行状況は約六割程度と私ども聞いておりますけれども、これはいずれも緊急砂防費を充当いたしまして処置をしておるわけでございますが、なお八日にまた若干の増波等があったようでございますので、これもあわせて早急に、まあ出水期でもございますので、大急ぎで対策を講じたいと考えております。
これにつきましては、当面は、それぞれの被害の規模なり状況に応じて緊急的な砂防費を投入して、急いで復旧をしたいと思っておりますが、しかし、治水事業全般につきましては、最近のこういった中小河川等は、集中豪雨でやられてその弱体を露呈をしておる、それから、都市周辺では非常に災害も多様化してきておる、こういったことでございますので、治水の事業の幅の拡大をひとつはかる必要があるのじゃないかというようなことで、特
なお、一部の砂防指定地におきましては、ただいま砂防費をもちまして立体的にがけくずれ防止をやっております。特に公共河川の流域とか、そういったものにつきましては、具体的にそういうがけくずれの防止もあわせましてやっておりますが、今回の豪雨によりましては、それらの施行を行なったところにつきましては災害がなかったという報告を受けております。
四十年度あるいは四十一年度の砂防費が少ないじゃないかとおっしゃれば、実態はさようでございますが、しかし、砂防費が増大してきているのは、この数年来でありますから、河川維持、治水、防災の面からいって、砂防に力を入れるということは、今後の大きな課題であろう、かように考えております。
この治水の八千五百億の中には、当然に砂防費は見てあるのですけれども、予期せざるといいますか、やっております間に緊急を要するものが出てくるかもしれないということの用意のために、予備費千億をとっておるわけでありますから、今度の治水計画においては、そういう問題については、まず万全を期せられるだろうというふうに考えるわけであります。
○説明員(国宗正義君) 整理番号28号にかかります砂防事業の拡充に関する請願につきましては、それの要旨は、今日における砂防事業の実態は、昭和二十八年に決定された治山治水基本対策要綱に基づき、昭和三十一年度から三十五年度に至る間におきまして、河川費千六百七億円、ダム費五百五十七億円、砂防費八百三十七億円の治水五ヵ年計画が策定されるにあたりまして、河川費とダム費は各年度それぞれの事業費に大差がなかったのに
そうすると一つの郷愁に似た気持ちを持ちまして、その法律にしがみついているのが現状でございまして、私ども、いままでにも参議院といたしましては、三回砂防費の増大のために、砂防施設をふやせという要求を政府に出しております。これはもう与野党とも一致です。完全に一致して、ここ五年来決議文を突きつけておりますけれども、なかなかいたしません。
しかし、先ほど申し上げたように、だからほかの河川は全然野放しじゃないかということにならなくて、大体五カ年計画で七百三十億程度のものを砂防費として計上しております。この分で逐次——大体最初の十カ年計画では、二万本のうちの一万本だけは、とりあえず砂防施設を行なおうじゃないかということになっております。
ところが、今回のように比較的災害が少ない場合には、今こそ砂防を——河川改修をする場合に、砂防施設がないための災害が多いものですから、砂防施設をしたいという考え方を持つ、ところが、これに対しては災害として認められぬものですから、どうしても、自己負担の地方負担の仕事をしなければならない、また、むろん通常砂防費として補助金はもらいますけれども、緊急などうしてもしなければならぬという地点に対する財源の確保が
北海道は今まで三十七年度あたりから、若干砂防費はつけておりますけれども、砂防事業は行なっておらない。長崎、佐賀は御承知のように、ああしたズリ山がたくさんありますから、そのほうの施設をしていらっしゃると思いますけれども、結局土砂の流出によって大災害を惹起したということは、両方とも報告がなされております。
従って、治水の中にも砂防費が千七百億入っておりますが、しかしながら、合わせて三千億というものを今実施していただいているわけでございます。
○国務大臣(中村梅吉君) 私自身としましては、就任前の三十五年から治水十カ年計画がスタートしておりまして、この中身としましては、先ほど七百何十億の砂防費では少ないではないかという御指摘がございました点もあり、これらについてはできるだけ融通性を持たせて、この内訳というものはくぎづけの固定されたものと考えないで、できるだけ重要な部門につぎ込んで計上していくようにいたしたい、という考え方と同時に、今申し上
○内村清次君 宮崎さん、私が要望したいことは、緊急砂防費として大体五億円程度の金を出した。だから、そういった金というものは、まあ大きく言えば七百三十億の内金として前払いしたのだ、こういうようなお考え方のようでございますけれども、私たちは、その考え方を全部否定はしませんよ。
そればその二つの水系の水をほんとうに有効に利用するには、どうしても必要なのは砂防施設で、これを建設大臣が言われるように、砂防費というものを繰り上げ使用するだけの予算を得なければ、この仕事は成功しないわけです。でありますから、まあ近い将来には治山治水五カ年計画も改定されるでありましょう。
○松永忠二君 大臣にお尋ねいたしますが、特にその治水十カ年計画の練り直し、あるいは明年度繰り上げの実施という場合において、重点的にその努力をしてもらわなければできない問題について私たちは砂防費の問題があるというふうに考えているわけです。
しかし、それまで放置はできませんので、さしあたり建設省で保留をしております約五億の緊急砂防費、これをすでに配賦いたしまして事業は実施いたしております。最終的の決定はもうしばらく御猶予願いたいと思います。
○矢野説明員 ちょっと言葉が足りなくて説明が不十分だったと思いますが、実は、緊急砂防と申します費用は砂防費補助の中にございます。この緊急砂防といいますのは、当年度、三十六年度でございますと三十六年度に起こった災害に対処するために、そういう災害で山くずれその他が起こりまして砂防工事が必要になった場合に、来年まで待てないというわけで、場所を当てにしないで予備的にとってある費用がございます。
じませんが、まず水源を涵養すること、あるいは常時砂防を怠らない、それから一たび山くずれ、土砂くずれ等があった場合には、緊急砂防を行なってこれをとめる、そうして続いて恒久的にそのような危険個所については補強をやる、これが根本問題で、これがために大体十カ年計画の中の半分の五カ年を見てみますと、およそ四千五百億ほどの予算があるやに記憶いたしておるのでございますが、それは河川全体の予算でございまして、その中で砂防費
○田中一君 そうすると、それは伊勢湾台風のときにもあったように、緊急砂防費残った四億と、あと四十何億をもって、直轄砂防として被害のあった一億何千万という額が出ていますね、ここに。一億何千万というものを含めて予防的な砂防政策を行なう、こういうことなんですか。
○田中一君 これを緊急砂防費全部出して、特殊緊急砂防事業にするということになると、予備費からそれに加えてどのくらいの規模になりますか。