2005-03-18 第162回国会 参議院 農林水産委員会 第4号
国内の砂糖需要が減少しているにもかかわらず、関税の低い、糖分の含有率が八五%ですね、これ以下の調製品の輸入が増え続けてきているわけですよ、一方で。この対策は長年求めてきているのにいまだ抜本的な対策が打たれていないと。 そういう抜本的な対策を、この加糖調製品の対策をやっぱり打つ必要があるし、そもそもこの加糖調製品の問題というのは、九八年までは輸入数量の制限を行ってきたわけです。
国内の砂糖需要が減少しているにもかかわらず、関税の低い、糖分の含有率が八五%ですね、これ以下の調製品の輸入が増え続けてきているわけですよ、一方で。この対策は長年求めてきているのにいまだ抜本的な対策が打たれていないと。 そういう抜本的な対策を、この加糖調製品の対策をやっぱり打つ必要があるし、そもそもこの加糖調製品の問題というのは、九八年までは輸入数量の制限を行ってきたわけです。
○渡辺孝男君 今のお答えの中にも、加糖調製品の方から砂糖そのものの方の需要がふえてくる、変わっていくのではないかというようなお答えがありましたけれども、砂糖需要の減少の理由の中で、現在、先ほども各委員から質問がございましたけれども、加糖調製品の輸入の増大というのが非常に問題になっているということであります。
だから、農水省の資料でも、二十円未満の下げ幅で砂糖需要が回復すると回答した企業は百九十七社中二十七社しかありません。砂糖需要が回復するという農水省の見込みは非常にあいまいなものだと言わざるを得ないんです。
具体的にお聞きいたしますけれども、今回の法案が出された背景には、加糖調製品の輸入増加による砂糖需要の減少があると思うんです。一方では、生産者や国産糖企業の手取り減少が明らかな市場原理の導入を行って、もう一方では砂糖需要回復のために砂糖価格を引き下げて、加糖調製品との競争力の回復をねらうというシナリオを描いているんだと思われる。
しかしながら、近年、国際糖価が低位で安定している中で、消費者及び食品産業からの砂糖の内外価格差の縮小の要請が強まるとともに、砂糖需要の減少に伴い、輸入粗糖が減少し、その負担する調整金の単価が上昇するなど、現行の糖価安定制度の円滑な運営に支障が生じてきております。
今回の法改正の目的の一つは、突き詰めていけば、砂糖価格を下げて砂糖需要の拡大を図ろうとするものであり、そのための必要な措置を講じようとするものであります。
○玉沢国務大臣 今回の法改正におきまして、輸入糖と国内産糖の適切な価格調整を行うとともに、市場原理の円滑な活用を図りつつ、甘味資源作物生産者の経営安定、国産糖企業及び精製糖企業の健全な発展を図っていくとともに、砂糖の価格の引き下げによる砂糖需要の維持、増大を目指して必要な措置を講ずることといたしておるところでございます。
したがって、砂糖の効用についての正しい、適切なPR活動とともに、砂糖需要拡大につながる総合的な対策というものを私からも強く要望しておきたいと思います。
しかしながら、近年、国際糖価が低位で安定している中で、消費者及び食品産業からの砂糖の内外価格差の縮小の要請が強まるとともに、砂糖需要の減少に伴い、輸入粗糖が減少し、その負担する調整金の単価が上昇するなど、現行の糖価安定制度の円滑な運営に支障が生じてきております。
現行の糖価安定制度は、近年、消費者の低甘味志向や砂糖に対する誤解等による砂糖需要の停滞、各種加糖調製品の輸入の増加、食品産業、消費者等からの内外価格差の縮小に対する要請の強まり、国産糖の価格支持財源を負担している輸入粗糖の減少等の問題に直面をいたしております。
砂糖需要につきましては、近年、異性化糖への代替も一巡したこと等から二百六十万トン台で推移してきたところでありますが、平成四年以降、二百四十万トンまで減少しております。このような砂糖需要の減少は、糖価安定制度の安定的な運用に支障を来すばかりでなく、原料の生産地である北海道及び沖縄、鹿児島、南西諸島の地域農業や地域経済に重大な影響を与えかねない状況になりつつあります。
今日では、八八砂糖年度を見ましても、調製品、製品の形で日本に流れ込んだ砂糖は推定で十六万トンと言われておりまして、実に国内の砂糖需要の六%を占めております。そしてこれがふえる理由は、これらが糖価安定制度を通らないために安く手に入れることができる、こういうことだからであります。したがって、糖価安定制度を守るという立場から考えるならば、こういう加糖調製品を糖価安定制度に取り込んでいかなければならない。
私ども農林水産省といたしまして今お話しの件につきまして考えてみますと、砂糖需要が全体的に低迷をいたしておりまして、冒頭の資料において申し上げましたようにやや頭打ちという感じの中で、精製糖メーカーの方は御承知のとおり構造改善ということで、昭和六十一年九月三十日までに年間設備能力の二六%に当たります百万トンの設備の廃棄または休止を行うというような構造改善をやっておる最中でもございます。
今御指摘のありました北海道のビートあるいはでん粉を原料といたします異性化糖につきましても、我々、全体の砂糖需要の低迷の中で計画的、安定的生産が重要であるという認識のもとに、全体の需要に見合った生産ということで指導しておるところでございまして、先生御指摘のように、これからも全体の需要の中における各分野のあり方というものには十分意を用いていきたいというぐあいに思っております。
○渡邊説明員 先生も十分御案内だろうと思いますが、輸入糖からできます国内の流通量が国内の砂糖需要の過半を占めているわけでありまして、その輸入糖のコスト、価格の方が、現時点におきましては、ビートからとれますビート糖よりもはるかに低いわけでありまして、輸入糖業者に御協力をいただきまして、多額の調整金をちょうだいいたしまして、その不足財源に充てておるわけであります。
特に、五十五年の春から本格化しました高果糖異性化糖の生産、それから需要面では清涼飲料メーカーの砂糖需要がこの方面に移ったというようなことが一つ挙げられると思います。それから、ベースとしましてやはり健康志向といいますか、そういう意味での砂糖離れ、甘いもの離れというものがあろうかと思います。
一方先ほど来も御議論ございますように、現在甘味資源全体の需給事情を見ますと、異性化糖の出現あるいは甘味離れの現象あるいは国内産糖の大幅な増産等がございまして、かなり急激な砂糖需要をめぐります情勢の変化がございますので、こういった問題の動向等をも慎重に見きわめながら、砂糖全体あるいは砂糖類全体としてどうあるべきかということにつきまして、今後十分検討してまいりたいというふうに考えております。
それほどの砂糖需要の伸びのなかで、生産者はどうかというと、いまの買い上げ価格では非常に不満があります。そういう点についてはやはりうらはらな問題としてどういうように考えているのか。もっと増産をはかって自給量を増そうとするのか、そういう点についてひとつお話を聞いておきたいと思う。
これからの国内の砂糖に対する需要量は大きく輸入糖に依存をする、そういうものの考え方、しかし国内では甘味資源を生産をしておる者がいるから、これもほどほどにしておいて価格でまずくなってくれば、精糖業者は政府がおかかえでピンチは切り抜けさせるような、そういう仕かけをしておいて、実際は輸入糖に大きく日本の砂糖需要については依存をしたり、精糖業者に依存をする、こういう悪口を言いたくなってくるのです。
いろいろな実情を調べてきたのですけれども、大体日本の砂糖需要は年間百七十万トンくらいあるわけです。これはおととしの統計ですけれども、台湾から四十五万トンくらい入れました。キューバから五十五万トンくらい入れております。
甘味資源の問題については、その後砂糖需要が大きく変わってきているため、全体計画を再検討中だ。来年度の需給見通しは、需要は本年度に対し、五%程度の伸びと想定し、輸入粗糖を前年度程度に押え、その他はブドウ糖、カンショ糖等でまかなっていく考えだ。
それでさしあたり世界の砂糖需要の概略は今御説明お願いできるでしょうか。
この表を見まするというと、いわゆる砂糖会社に入って精製された砂糖というものと精製しない輸入そのままの砂糖、需要に供せられた砂糖との比率が戦争前と戦後とははなはだしくくずれております。この表を見まするというと、たとえば昭和九年におきましては中ザラと精白糖との全消費砂糖に対する比率は約八O%に及んでおります。
粉食の奨励、食生活の改善ということになると、そこで当然砂糖需要量は殖やして行かなければならん。そういう面を考えての百万トンですか。