1977-11-22 第82回国会 参議院 農林水産委員会 第7号
昭和三十八年の砂糖自由化の結果、大商社による精糖業の系列化が進められ、過当競争が行われてきたことに、今日の精糖業界の構造不況と言われる原因があります。いま問題になっている日豪砂糖協定にしても、原糖輸入のシェア拡大という商社間競争であったことは明らかです。
昭和三十八年の砂糖自由化の結果、大商社による精糖業の系列化が進められ、過当競争が行われてきたことに、今日の精糖業界の構造不況と言われる原因があります。いま問題になっている日豪砂糖協定にしても、原糖輸入のシェア拡大という商社間競争であったことは明らかです。
○政府委員(杉山克己君) ちょっと申しわけありませんが、砂糖自由化以前の古い時期の役員の状況については手元に資料を持っておりませんので、新しいのしか現在ここではわかりません。
砂糖自由化の前後をめぐる農林官僚の無定見な施策の結果として共和製糖という、ここにあります。見てください。「共和製糖事件」、これは詳細に書いてある。これは私が書いたのじゃありません。これはわれわれがいまだかつてない、参議院のおそらく歴史をつくるような戦いであった。私もその中の一人として——しかも政治資金規正法の問題のこれは私は端緒を開いた当時の責任者ですよ。明確ですよ。
政府は、砂糖自由化によるブドウ糖メーカーの保護と国内産製糖の助成に名をかりて、甘味資源特別措置法、糖価安定法をつくり、また、それと前後して農林中央金庫、農林漁業金融公庫、開発銀行等を通じて、計八十数億の不正融資を共和グループに行なったのであります。
したがいまして、国内の甘味資源作物の生産農家にその影響をできるだけ及ぼさしめないという配慮も砂糖自由化後には新たに加わって、いろいろな法律制度等を策定いたしたわけでございますが、そのような作物の生産奨励をいたしております基本的な方向は砂糖自由化と直接の関係はなく、農林省の方針としてやってまいって今日に至っておるというふうに御説明いたすべきではなかろうかと思っております。
なおまた、先ほど山中委員からも触れられましたように、一昨年の八月の砂糖自由化が及ぼす影響について私どもは非常に憂慮をいたしておりましたが、その後百四十円台のものがすでに四十年三月十九日現在では九十三円五十銭というぐあいに低落いたしております。この国内でん粉に与えた影響がいかにひどいものであったかという点について、私たちは身近に毎日のように知らされてまいりました。
けれども、砂糖自由化をやるには、その前に、国内甘味資源の保護対策など体制を固めておかなければならないと思う。そうしておかなければ、砂糖の自由化は無理じゃなかったかと、私はこういうように思うのであります。そこで、こまかな問題については、関係係官、当局のほうからお伺いするといたしまして、まず大臣にお伺いしたい。
、これが池田内閣の砂糖自由化に対する考え方であると思います。それからずっと自由化の項目について出ておる点を見ますと、同じ昨年の二月九日の衆議院の予算委員会において同じような、自由化については大臣は次のように答弁をしております。「閣内におきまして、砂糖の自由化をやるべきであるという主張があったことは事実である。
この砂糖自由化をやった際の閣議の申し合わせですか、了解ですか、決定ですか、そういう事項六項目にわたってあげられておりますが、前通常国会で出された法律と今度の法律とでは、大きく言ってどこが違いますか。
これ以上このことを繰り返しても、もうこの私と大臣との答弁が会議録によって国民の前に明らかになって、私の主張が見解の相違で尋ねているのか、あるいは政府が国会に答弁をした、その基本的な砂糖自由化実施の時期と、八月、二カ月を経過したときに突如として断行したことと、私が不信感を持って問いただしておることのどちらが国民の立場に立って納得ができるかということは明らかになるでありましょう。
それは、砂糖自由化の場合にやや対策に見込みがついたとおっしゃるけれども、それは昨年の七月であります。昨年の七月、甘味資源も何も通っていない。いま現在でも通っていない。やや見込みどころか、さっぱりお先まっ暗だった。それをおやりになったんだ。それをおやりになって、そうして当然に混乱が起こるべきものが起こらなかった。というのは、キューバのほうであらしが吹いたということなんだ。
○芳賀委員 大蔵大臣がお見えになったのでお尋ねしますが、砂糖自由化の問題です。 将来の見通しからいっても、内外に非常に影響のある問題ですが、関税暫定措置法の改正を通じて自由化をいつごろ実施したいというお考えに立っておられるか。その点はどうですか。
があるわけでありますが、この法律の目的としてはカンショやバレイショのでん粉を保護するというところから、ブドウ糖の問題を導き出しておられるわけでありますけれども、そうだとすればでん粉消費の大宗を占めている甘味資源製品は、たとえば普通ブドウ糖、水あめ、粉末水あめ等、もう少し幅が広くて、むしろそちらのほうのいわゆる甘味資源製品のほうが全体の中に占めるウエートは高くて、またそれらはたいていの場合は中小企業で、砂糖自由化
したがいまして、今回法案を、それにかわるべき、また砂糖自由化に対しましての一連の法案を御審議願っておるのであります。その間の空白があることはお話のとおりでございます。しかし、農家並びに製糖業者の間に立ちまして、農林省は、この空白の間におきましても、テンサイの価格の決定につきまして適正に行なわれるようただいま指導しておるところでございます。
以上のほか、外交、防衛関係につきましては、米原子力潜水艦の寄港と安全保障の問題、沖繩の自治権と財政援助の問題、米国の対外援助費削減方針の影響、産業政策につきましては、特定産業振興臨時措置法の問題、中小企業対策、鉄鋼、海運等不振産業対策、砂糖自由化と国内甘味資源対策、酪農対策と乳価問題、公共事業関係につきましては、土地及び住宅対策、水資源の活用と河川の管理、道路整備計画の改訂、新産業都市指定と国土総合開発
甘味資源の問題に対しましては、砂糖自由化に対応して一般会計において甘味資源対策も行なっておりますし、今度食管会計の中に砂糖類勘定等を設けて、国産ビートやカンシャその他の買い上げ措置を行なうとか、あらゆる意味で自由化に対応する施策を着々と行なっておるわけでございまして、もうこの程度で自由化をしても何とかやっていけるということと、世界の諸外国が日本に自由化を要求するその強さというものとバランスをとりながら
次に、これも簡単にお答えいただいてけっこうでありますが、経済閣僚の間で砂糖自由化の問題について何回も論議をされておるのを新聞で拝見いたしております。問題は、自由化についても僕らいろいろ議論がありますが、ただ、ここで考えなければならないことは、国内産のビート糖なりカンシャ糖なり、こういったものに対する保護をどう考えるかという問題であります。
○有馬(輝)分科員 いや、そうじゃなくて、私が質問いたしましたのは、言葉が要領を得なくてあれでしたけれども、砂糖自由化の中では慎重に国内産の砂糖の保護の点を考慮しなければいかぬ。また、その体制を整備しなければいかぬ。そのために時間をかけたいという御意向であるかどうかということです。
なお、その際、農林大臣より、貿易自由化と日本農業の将来について具体的なプログラムとこれが対策、特に近く実施を伝えられる砂糖自由化問題と国内甘味資源保護対策についてお伺いいたしたいのであります。 第二は、具体的な項目に入りまして、農業と他産業との所得均衡問題についてお尋ねいたします。
○横川正市君 砂糖の消費量が伸びていくだろうという見込みの上に立って、砂糖産業に対する農林行政というものがどうあるべきかという点で、まず一脈、この十月の初旬に、農林大臣と総理との間で砂糖の自由化についてのほぼ意見の一致が見られたと、こう言われておるのでありますが、砂糖自由化についての総理と農林大臣との意見の一致をした内容。
○芳賀委員 砂糖自由化の問題は、実は昨年末政府の内部において方針が決定されたわけです。ところが、いかなる理由か、自由化を見合わす、中止するというような政府の方針の変更があって、その後に周東さんの在任の終わりごろに超過利潤の吸収を問題として取り上げたという不明朗な経緯の上に立っておるわけです。