1988-02-27 第112回国会 衆議院 予算委員会 第14号
しかも、国際価格との比較をしまして、その国際価格との差について輸入業者にそれぞれ、あるいは輸入業者ではなくて消費者団体、加工メーカーに対してその安定資金を出させるわけでございますが、そのスケール、いわゆる物差しというのが百五十九カ月さかのぼってロンドンの砂糖市場の価格を判定するわけであります。
しかも、国際価格との比較をしまして、その国際価格との差について輸入業者にそれぞれ、あるいは輸入業者ではなくて消費者団体、加工メーカーに対してその安定資金を出させるわけでございますが、そのスケール、いわゆる物差しというのが百五十九カ月さかのぼってロンドンの砂糖市場の価格を判定するわけであります。
ここでまず農林省の方に伺うわけでございますが、国内の商品取引所では、農産物市場、砂糖市場等十二市場が農林省関係ではおありだということでございます。
これは御案内のように、自然災害によるキューバやタイの減産とソ連の大量買い付け等が直接の誘因になりまして、その後投機資金の大量の流入が砂糖市場へあったこと、さらに不安定な国際情勢を反映したものと考えております。二月中旬から最近までは若干下げ戻しております。
ところで、四十九年の十二月十日に日本がこの協定を締約いたしまして、さらに協定が発効いたしましてから後、日本の砂糖市場においていろいろむずかしい問題が出てまいっております。
そういう中で、結局未端の取引価格、家庭用に対します一キログラム当たりの価格がそれを上回らないようにという指導が入ってまいりましたものですから、商品取引所においても自由な価格形成を行いがたいという状態になりまして、東京の砂糖取引所は四十九年の四月、昨年の四月、大阪の砂糖取引所と関門の商品取引所の砂糖市場は四十九年、去年の八月からそれぞれ売買取引を実質的に停止をいたしまして今日に至っているわけでございます
それで、今回の交渉におきましては、EECは共通砂糖市場が結成されましたので、今回の交渉では一つの単位として臨んだわけでございます。
しかし、わが国の砂糖の需給の現状は、なおその大部分を輸入糖に依存しておりますため、世界砂糖市場の特異性による国際糖価の激しい騰落によりまして、国内糖価は大幅な変動を続けており、今後とも不安定なまま推移することを余儀なくされるものと考えられるのであります。
これは、今日国際的、国内的に、砂糖市場が生産過剰の状態にあり、糖価値下がりの状態にあるとき、当然政府が権力的に生産制限、合理化を行なうことになりまして、このことは、中小製糖メーカーを整理することになり、したがって、大製糖独占メーカーへの生産集中を国家の権力自体が協力することになります。そして力の弱い中小メーカーは犠牲となることは明らかであります。
しかし、わが国の砂糖の需給の現状は、なおその大部分を輸入糖に依存しておりますため、世界砂糖市場の特異性による国際糖価の激しい騰落によりまして、国内糖価は大幅な変動を続けており、今後とも不安定なまま推移することを余儀なくされるものと考えられるのであります。
しかしわが国の砂糖の需給の現状は、なおその大部分を輸入糖に依存しておりますため、世界砂糖市場の特異性による国際糖価の激しい騰落によりまして、国内糖価は大幅な変動を続けており、今後とも不安定なまま推移することを余儀なくされるものと考えられるのであります。
○舘林(三)政府委員 最近に見られます糖価の著しい変動と低迷は、世界の砂糖市場の変動と低迷に基因するところが非常に多いのでございます。
しかし、いま申し上げましたように、自由流通を前提とした砂糖市場におきまして、価格論以外の要素をそこに入れまして生産費所得補償方式をとるというようなことにつきましては、にわかにこれがよろしいというわけには、われわれはまいらないということを申し上げておるわけであります。
○政府委員(齋藤誠君) ごもっともな御質問でございまして、われわれも先生以上に、そういうことを実は承知したいし、見通しを立てたいという気持ちには変りないわけでありますが、まあしかし、昨年度の十二セントというのは、おそらく国際砂糖市場においても、異常な高騰を示した値段だと思うのです。
ソ連自体は、テンサイ糖その他で甘味資源は相当豊作のようでありますが、これが説をなす人は二千万トンとも言い、またそうでなくて、五百万トン、八百万トン抱いているだろうというのが、これが砂糖市場に出るだろうと思っておったのが出なかったというような問題も議論されておりますし、先ほど通産省から申し述べたように、全世界的傾向として、年間相当量の消費が伸びているというような問題もございます。
○須賀政府委員 ソ連がキューバから砂糖を買いつけることに関連をいたしまして、今後世界の砂糖相場なり砂糖市場の動きがどういうふうになって参るかということにつきましては、まだ、私どもも、新聞その他で断片的にのみ承知をいたしておるところでありまして、十分に情勢の分析をいたして判断をいたすところまで実は参っておりません。
今後も国内の砂糖市場の推移によつては九十万トンにも殖やすことができるような御議論をあなたが言われるから、私はそういつた何も今の自由党内閣だからと言つたつて、毎国会出て来る法案なんです。臨機応変ですよ。需給調整につきまして、若し量的に調整ができないというその事情に置かれた場合には、これを管理方式等に移して行く問題は、毎国会法案が枚挙に遑ないほど出ておる。
それで若しニユーヨークの五三年のような砂糖市場の状態が続きますれば、この協定の仕組としますればたしかに値段を高くするということにはなるのでございますが、必ずしもこの最低を下廻るばかりではありませんので、現在のところにおいては大体最低よりちよつと上か最低の線くらいでとどまつておるわけでございます。
それから砂糖協定に関しましての利益はどういう点にあるかと申しますと、これは小麦協定ほど実際的てはないのでありますが、まあ安定した砂糖市場というものができるというのが一言にしていえば言えるわけです。
さらに菓子屋連中のもう一つの不平は、いなかのだ菓子なんかをつくる砂糖というのは上等の砂糖の必要はない、非常に悪い砂糖でけつこうであるけれども、これらの製糖会社がほとんど砂糖市場をコントロールしている結果、いい砂糖の値段が安いならばいいけれどもこんなに高くなつてはとてもだ菓子をつくることができない。全国の非常に数の多いだ菓子屋が非常に困る。
むしろこれは協定に入らないで、自由の立場で、増産を見込まれる砂糖市場に対して、買手としての立場で、安く買つた方が得ではないかという意見もあるわけでございますが、これについての政府の御意見を承りたい。
私は農林委員として、清算取引のごときものは砂糖市場を混乱さして思惑を助長するだけの効能を持つておるので、一ときも早く停止すべきだという考え方なんです。あなたのお考えはどうなのか、こういうことをお伺いしたい。