1970-05-13 第63回国会 参議院 地方行政委員会 第21号
○加瀬完君 また石田機長は、ハイジャック等の場合に、その処置を機長に一任することが最も適当であるとは思わないかと、こういう質問に対して、そのとおりだ、機長に一任をしてもらわなければこういう問題の解決は手間どるだけだという意味のお答えをなさっておる。七時三十五分に緊急交信があって、それから八時五十六分板付に飛行機が着いたわけですね。
○加瀬完君 また石田機長は、ハイジャック等の場合に、その処置を機長に一任することが最も適当であるとは思わないかと、こういう質問に対して、そのとおりだ、機長に一任をしてもらわなければこういう問題の解決は手間どるだけだという意味のお答えをなさっておる。七時三十五分に緊急交信があって、それから八時五十六分板付に飛行機が着いたわけですね。
たとえば私どもは石田機長にいろいろと状況を伺う機会がありましたので、新聞の報道等についても的確か誤っておるかということもただした。新聞報道によりますと、警察は絶対に近づけるなという通信が機長から飛んでいるときがあったわけですね。ところが機体にいろいろ細工をして飛ばさないような方法というのが事実においてとられておりますね、それでこういう点を私は聞いてみました。
この前、羽田に行ったときに、石田機長は、私だったかどなただったかよく記憶しませんが、今度の教訓から何を感じましたか、こういう問いに対して、それは逃亡した犯人はどこの国に行っても送り返されるかあるいはその国の刑罰によって処刑をされるか、いずれかの道が実は選ばれてもいいんじゃないか、これがハイジャックを防止する一つの方法だという、こういう私見の表明が非常に私は印象的に残っておりますよ。
そういうことでいろいろ話をさせましたが、石田機長も、まあ何とかやれそうだ、気象等についても十分な知識を得たから。犯人も承知しないので乗員の交代はけっこうです。私たちがやりましょう。
そういうことも指示したわけですね、石田機長に対しては。百二十一・五メガサイクルですか、ちょっと正確な数字忘れましたけれども、そういうふうな指示が入っているからたいへん大事な連絡であったと思うわけですね。だから、あなたが言うように、韓国と直接ということではないと思うのですよ。それはまあ一応おいて、常時、要するに米軍とのおたくの連絡というものはどういう回線の状態になっておりますか。
それのいきさつはいろいろ説明がありましたが、石田機長の説明では、ここが平壌だという電波でしょうか連絡があった。それで平壌という考えであそこに着陸した。まあ偽計のつもりであったかどうか知りませんが、一つの偽計の形をなしておる。これはやはり第四条に当たる犯罪行為とみなされるのかどうか、こういう場合も。これはいかがですか。
○斉藤(正)委員 その金浦空港へ着陸する際の無電の波長ですね、こちら平壌だ、平壌だ、それから同時にスクランブルらしき飛行機の機種、それから操縦士から目で合い図をするのさえ見えた、それから手も振って、こちらへ来い、こちらへおりろというような指図も見えたというようなことがいわれておるわけでありますけれども、石田機長が確認をしたのか、副操縦士のみが確認をしたのか、その辺ややつまびらかでありませんけれども、
第一点は、金浦空港に着陸をしたよど号は、特に石田機長については、金浦空港着陸前に、これは平壌ではない、金浦であるということに気づいたということがいわれておりますけれども、そのように確認をしてよろしいか。 第二点は、地対空、空対空等の対空砲火、威嚇射撃といったようなものは、全くなかったというのが真実のようでありますけれども、これもそのように確認してよろしいか。
後ほどおはかりになるでしょうが、本日、石田機長ほか招致して事情を聴取することになっておりますので、その結果等を見て、今後対処いたしたいと、かように考えております。 —————————————
私は、いま「よど」号が着きました際、これも石田機長その他から伺いますと、まあ自分たちで見つけた飛行場、それにほとんど誘導なしに着陸したと、かように申しておりますから、私はここらにもまだそれぞれやっぱり誤解を生むような要素があるんじゃないだろうか、たいへん危険な状態であの飛行場に降りたという。
○国務大臣(佐藤榮作君) いわゆる体制批判の連中、いわゆる暴徒と、かように申してもいい者でございますが、これが国の国権そのものも認めない、いわゆる国法をみずからが乱しておる、こういう暴徒が脅迫のもとに石田機長をして発進せしめた、こういうところに私どもは特別な措置を講じなければならないと思うんです。
○鈴木強君 私も、南北の両国の皆さんがたいへん人道的立場に立ってやっていただいたことは、心から感謝をするわけですが、ただ、板付から金浦におりるまでのことについては、平壌だと思っておりたら金浦だというようなことがありまして、これは石田機長においでいただくように一度きまったんです、運輸委員会で。
○鈴木強君 これは、ここで大臣に御意見を承るのは妥当であるかどうかちょっと私も迷いますけれども、実は四月九日の運輸委員会に石田機長と江崎副操縦士を参考人としておいでいただいて、当時の、特に板付から金浦までの状況を——これは委員会満場一致できまったのですよね。八日になって、五日間の、健康上の理由というので、静養を要するという診断書をつけて、出席できないということを言ってきたわけです。
○岩間正男君 石田機長は証人に喚問されても出てきてないし、それからこの人はなんでしょう、もう平壌に着いたのだと思っていた人でしょう。その人が、休戦ラインを越えたかどうかといっても、これはわかりっこないですよ。そうでしょう。おかしいです、そんなこといっても。結局はこれは越えてない。朝日新聞なんか、訂正しているでしょう、最初に出した記事が違っていたというので、その後追跡して。
それから先ほどの休戦ライン云々のことにつきましては、石田機長並びに江崎副操縦士が一番正確に知っているわけでございますが、その人たちから長野基準部長が聞いたところでは、休戦ラインを一部越えているようであるということを私は聞いたわけでございます。
私が石田機長並びに江崎副操縦士から聞いたものをお伝えいたします。私は東亜日報を読んでおりませんから。 板付を十三時五十九分に離陸いたしました飛行機は、板付の上空を旋回しておりません。まっすぐ北上しております。ヘディングは三百五十五度、高度は二万五百、VFRオントップというレポートをうちの日本航空の福岡支店のカンパニー・レディオに入れております。
ただ、あなたは石田機長ではない。石田機長や江崎さんは早く飛ばしてくれ、乗客の安全が守れないからと言って、しきりに懇願している。それをあなたは逸脱させている。機長の判断は全くないじゃないですか。そういう論議なんだから、あなたが幾ら言ったって、あなたは石田さんじゃないんだから、石田さんをここに呼んでこなければわからないじゃないですか。
事件発生直後、石田機長より第一報が七時三十二分カンパニーラジオによって行なわれた。それから続いて、四十一分三十秒に英語で石田機長から通信がなされておる。この事実を確認させていただきたいと思いますが、よろしゅうございますか。
まあ、いままでのお話をずっと聞いておりますと、機内に起こっておる問題については、この指令に基づいて、この精神によって石田機長の判断、これが最大限に尊重され、あくまでも、犯人取り押えやできる限りの人命救助等については、政府はあらゆる協力を得られる機関を得て協力をし、救出をしたということを、私はすなおに受け取りたいと思います。しかしながら、必ずしもそうでないものもあるわけなのです。
この運航規程を補完して、つぎ足して、 この乗っ取り事件等に対する場合の処理するものの考え方、この中を一貫して貫いているもの、そしてそういう航空会社の平素周到なる職員訓練が、ああいう石田機長以下の冷静にして、沈着な、そして果断な判断を下させた基礎である、こう判断してあやまちなきものと思うのであります。
○田代委員 では最後に、一点お尋ねいたしますが、福岡空港を離陸するまでの石田機長に、わざわざ国際基準となっておるサイクルについて注意をしているわけですね。つまり、百二十一・五メガサイクルの周波数を注意して聞けという指示をしておりますが、運輸大臣はそういう指示について知っておられたかどうか、この点お尋ねしたいと思います。
最後に、私は今回の事件に、みずからの生命の危険をも顧みず勇気ある行動をとられた山村運輸政務次官と、沈着冷静な石田機長その他の乗務員の皆さまに、心から敬意を表するとともに、今後再びこのような不法不当なる犯罪が起こらないことを願って、私の質問を終わります。(拍手) 〔国務大臣佐藤榮作君登壇、拍手〕
また、今日に至るまでの経緯は別といたしましても、橋本運輸大臣並びに山村政務次官の献身的な御努力と、石田機長をはじめ乗組員各位の冷静沈着な措置に対して深く敬意を表明する次第であります。
ただいまこれは、記者会見で石田機長が帰ってからこの間の事情もお話をしておりますので、私どもは、この石田機長の記者会見、その事実をそのまま御報告申し上げる以外に材料のないことをこの際御了解願いたいと思います。 ところで、まだ問題は、御指摘になりましたように全部が解決したわけではありません。
そういう点でお尋ねしたいんですが、金浦へおりたとき、金浦だと知っておりたのかという記者の質問に対して、いや、私は平壌だと思ったと石田機長は答えられています。運航部長はパイロットの経験があると思うんですが、フロントガラスから見て、ほかの飛行機が飛んでくるのは見えますか見えませんか。
○山田勇君 なぜそういう質問をしたかということになりますと、石田機長は、おりたときには私は平壌だと思ったということを言っておられます。そういう点がぼくはたいへん疑問だと思うんです。副操縦士が米国機と称する機を確認しているのに、依然として、まだおり立ってからでも、私は平壌だと思ったという点が、第一点、疑問がございます。
そうしますと、日航の福岡支店で、石田機長に対して地図が与えられた、それから緊急用の百二十一・五メガサイクル、これに特に注意して空軍と接触を保つようにと、こういうような指示がなされたというのですが、これもないかどうか。
そういう点では、きょうはその質問は避けたいと思いますけれども、この問題を担当するこの運輸委員会としては、いま言った二つの使い分けをいたしまして、今後に処する問題、あるいは今度の政府のとった措置、あるいは日航のとった措置、いかに英雄的な、崇高な任務を果たされたとはいえ、石田機長以下の乗員の皆さんのとられた措置を、真実を明らかにして今後の問題に対処しなければならぬ、こういうふうに考えますが、きょうは適当
石田機長の談話ではありませんが、内心ぶち殺してやりたいというのが、乗客はじめ国民の偽らざる気持ちであったろうと思います。(拍手) さらに、北鮮とは国交がありません。途中の経過はありましたが、「よど号」の人道的見地からといって、山村政務次官、乗員、機体ともどもに返してくれました。ほんとうによかったと思うのです。
質問の前に、今回の事件が、一人の犠牲者もなく、全員無事に帰国することができましたことを心から喜ぶとともに、乗客の安全を守り抜いた山村政務次官、阿部助哉代議士の犠牲的行為と、日航機石田機長以下乗務員の沈着かつ勇気ある行為に、深く敬意を表するものであります。
石田機長も、最後まで平壌に行くつもりだったというのであります。それなのに、「よど号」は現実に金浦空港に着陸しております。これは一体どういうことですか。まさか「よど号」の操縦桿が平壌行きの拒絶反応を示し、ひとりでに金浦空港に導いたわけではありますまい。当の金浦空港では非常に手回しよく擬装工作が行なわれていた事実を念頭に置いた上で、明確な答弁をしていただきたいと思います。
それから、私のほらの赤旗の特派員の平壌からの関係者との記者会見の内容を見ますと、まず石田機長は、「私も年ですからね(四十七歳)。われわれの年代の日本人はみんな、恐ろしい国(共和国のこと)と思っているでしょう。私もら致されることは覚悟していました。それがよもやホテルに案内されるとは夢にも思わなかった。」
○岡三郎君 運輸大臣、そうするというと、この三十八度線を越えて平壌にこう向かった三五一便、この石田機長が途中で対空砲火があった、あるいはミグ戦闘機が途中でじゃまをしたというふうな報道が入ったということについて、これは外務大臣ですか、お答えがあるわけですね、これはこの委員会で。私、この速記録をいま持っているわけです。
○三木忠雄君 今回の乗っ取り事件に対しましては、山村次官あるいは石田機長、乗客等が無事に帰国されたことに対して、私は心から喜ぶものであります。
○岡三郎君 この問題については非常に意図的に、計画的に流れができているように一部では想像されているわけですよ、つまりこのいろいろな情報とか記事を見てみるというと、当初からこういう計画があったのではないか、したがって、私は少なくとも北鮮に入る石田機長は、対空砲火があるか、ミグ戦闘機が来るかということについてはかなり神経質に、その時分において機内のほうはかなり犯人等も気を許しておったという情報なんですから
○戸田菊雄君 ただいまいろいろと疑問点が出されたとおりだと思うのでありますが、たいへん困難な事態解決になると思うのでありますが、ぜひひとつ御努力を願って、乗客が全員帰られて非常に全体が感謝をしているわけでありまするけれども、続いてこの乗員、石田機長外山村政務次官、こういった方々が早期に返還できるように最大の努力をお願いを申し上げたいと思うのであります。
そういたしますと、石田機長の単独の判断で発進をしたのか、それとも何らかの指示があったのか、この点では外務省当局の判断あるいは日航当局の判断、あるいはすでに自衛隊と連絡をとっておりますから、自衛隊機が常にこれとまつわっているという問題、この三つの関連がほとんど明快に答弁をされておらない点があるわけです。
この条約に加盟することにより、そしてまた批准することによって、たとえば今度の場合の石田機長の処置等につきましても、あらかじめの訓練等も十分に行なわれたのではないかということを考えました場合、不完全だから批准しなかったということは私は納得できない感じがいたします。もちろん、新しくICAOのほうで航空機乗っ取り防止条約というような条約が検討されていることは承知いたします。
先ほどの運輸省の御答弁の中で、非常の場合の特別の電波を持っているというお話がございましたが、その辺石田機長に手ぬかりはあるのかないのか、それによっては対策が大いに変わると思うのです。その辺のところについてお伺いしたいと思います。
○岡沢委員 いまの御答弁と関連して、石田機長あるいは一般的に操縦士にこういう事態、まあ珍しい事態ではないので、外国では昨年、一昨年だけでも百件をこえているというようなことなんで、また日本の大学紛争等考えました場合、当然考えられたケースでございますので、機長の非常の場合の措置、いまの無線傍受の場合も含めて、予防的な訓練的な措置がなされておったのかどうか、その点お伺いいたします。
最善の努力をされていることはよくわかりますが、乗客の中にも、もう精神的にも、何とか早くおりたい、こういうことから、北鮮、目的地に行くような要請があるようでございますが、特に人命の安全という立場から考えまして、昨日、板付から金浦飛行場へ参りましたけれども、これはすべて石田機長の判断のもとにやられたということを報告されております。