1996-03-25 第136回国会 衆議院 法務委員会 第5号
この中でこの新聞は、かつて最高裁長官だった故石田和外氏ですね、私も知っておりますが、「裁判は公正であるだけでなく、公正に見えなければいけない」、つまり公正らしさが必要であるということを当時言われたことは有名な言葉であります。
この中でこの新聞は、かつて最高裁長官だった故石田和外氏ですね、私も知っておりますが、「裁判は公正であるだけでなく、公正に見えなければいけない」、つまり公正らしさが必要であるということを当時言われたことは有名な言葉であります。
この最高裁判所の長官をやられた石田和外さんが陪席判事をやっておられた。彼がこの判決文を書いた。帝人事件は全く架空の犯罪であり、検察当局がつくり上げた空中楼閣だ、こういうふうにきめつけているのです。私はこの記録を読みながら、これも今日的問題だと思って慄然としたわけだ。
国民は、過日の防衛大学校の卒業式において、元号法制化実現国民会議議長石田和外元最高裁判所長官が軍人勅諭を賛美した事件や、東条英機元首相らA級戦犯が靖国神社に合祀され、これにクリスチャンである総理が参拝することに不安を感じているのであります。
この議長の石田和外氏や中核になっている勢力が天皇元首化を叫び、元号法制化を憲法改悪の一里塚としておりますし、暴力集団も参加していることは明白な事実であるわけです。政府は、この国民会議に総理大臣がメッセージを送ったのは、元号は存続で一致したからだと答弁されました。実際にはそんな浅い関係ではないわけです。
しかし、元号法制化推進派の中核勢力であります各種の右翼勢力やその結集母体である元号法制化実現国民会議の議長である石田和外氏が、元号法制化を天皇元首化、憲法改悪への一里塚と位置づけていることは、これもこの委員会の審議で政府が否定しないところであります。
そこで、この防衛大学校での、まあいま問題の人、石田和外氏の御発言に対して、参議院で社会党の瀬谷氏が取り上げたことでいろいろ議論をされておりますが、長官はこういうことをおっしゃっているのですよ。石田和外元長官は軍人勅諭を賛美したとは思わない、軍人勅諭の中の五つの徳目を引用し普遍的なものとして話したのだ、自衛隊は天皇の軍隊ではないのだ、こういう言い方なんですね。
○上田委員 先ほども触れましたけれども、元号の法制化を推進している方々、特に推進国民会議ですかの議長であります石田和外氏はこういうことを、きょうは防衛庁長官も来られておりますので、お答えいただきたいわけでございますけれども、先般防衛大学校の卒業式において軍人勅諭を礼賛する発言を行っておるわけであります。こういうふうに言っております。
○山下国務大臣 石田和外氏は明治の人でして、そのような言葉があったかと思いますけれども、しかし、先ほども申しましたとおりに、いまの自衛隊は昔の軍隊ではございませんので、国民のための自衛隊としてあるわけでございますが、その明治の生まれの方がそのあいさつの中で武人としての徳目にお触れになった表現には明治らしい言葉があったかもしれませんけれども、決してそのことは、私ども国民のための自衛隊の防衛大学校におきまして
国民会議の議長であります石田和外氏が朝日ジャーナルで、天皇は「元首、とはっきりすべき」であり、「天皇をあこがれの的として、これを中心に国民が考えて」いくようにすべきだと発言している。
「元号は国民統合のシンボルである」、これは石田和外さんなど、こう言っているわけです。 そこで質問の一つは、元号法制化が、天皇の存在を国民統合の核として力強くする、天皇の存在に権威を与えることを目指すものであるというようにお考えであるかどうかということが一つ。
たとえば、元号法制化実現国民会議の議長石田和外さんが、象徴の意味をどうとるかという問いに対して、「元首という地位だと考えるべきだ」、こう言っているんですね。そればかりではない。たとえば、この元号法案のいわば推進をしてきた神社本庁や生長の家のリーダーたちが何と言っているかというと、これは一つの本にあらわされている。
○三原国務大臣 石田和外先生初め、いま御指摘のような御意見のあることも承知いたしております。しかし、天皇は旧憲法下においての天皇の地位あるいは権限はお持ちにならないということをはっきりわきまえて対処してまいっておるところでございます。
○岩垂委員 三原長官は石田和外さんのいまの御発言あるいは神社本庁の根本主張というようなものは、明らかに否定なさいますか。天皇は元首ではございませんね。
○国務大臣(山下元利君) 石田和外元最高裁判所長官がお話しになりましたことは、これは確かにいまの御指摘のような文言を使っておられますが、それは石田和外氏のお考えであると思います。
○内藤功君 防衛庁長官、先日の石田和外氏——名前をちょっと言い間違えました。私らは和外と呼んでおったものですから出ましたが、ちょうど私が内藤功と呼ばれるようなものでございます。石田和外氏の祝辞を印刷して、先日の卒業した候補生や在校生やその他隊員に配付してはいませんか。
○内藤功君 石田和外氏のこの祝辞、これはかしこくも明治天皇のお諭しの中の忠節と、こう言っているんですよ。ですから、石田和外氏は、まさに明治天皇のお諭しの忠節、軍人勅諭の忠節を自衛隊の中に持ち込んできたわけです。そうでしょう。こういうことが許されるかと言うんです。石田和外氏に限らず、この軍人勅諭に言う忠節というものを持ち込むということが許されるか。これは許されない。
○矢田部理君 最初に最高裁に伺いたいと思いますが、元最高裁の長官であった石田和外氏の言動がしばしば問題にされています。元号法制化のためのプロモーターになったりしておったわけでありますが、特に最近、防衛大学校の卒業式に臨んで軍人勅諭を礼賛する話をしたことは大変問題だというふうに思っています。
山下元利君) 防衛大学校の卒業式にはいろいろの来賓の方に来ていただきまして、そして卒業生に来賓を代表して祝辞をいただくことになっておりまして、従来、外交官でありますとか文化人であるとかいわゆる学識経験者の方を選びましてお願いいたしておりますが、本年に当たりましては、防衛大学校におきまして十分部内で相談いたしましたところ、従来法曹界からどなたもやっていただいていないというので、元の最高裁長官であられる石田和外氏
○立木洋君 それじゃ、過日の防衛大学の卒業式ですね、ここに元号法制化実現国民会議の議長を務めておる石田和外氏を来賓として招いてあいさつさせられましたが、これはどういう基準で来賓として選んだのでしょうか。
及び「英霊にこたえる会」、代表者石田和外氏であります。こうした団体からも要請がありました。その他各方面、各個人からもあったわけであります。
石田和外長官のときに共産党員を裁判官に任命する問題についてやはり問題の発言を起こしたことがあります。その後、承りますと、部内では長官は毎月一回記者会見をしておるというようなふうに改まったというふうにも聞いておるのですけれども、この五月二日の記者会見というのは、定例の記者会見なんでしょうか、それとも臨時にこういうことをお持ちになったのでしょうか、どちらですか。
○寺田熊雄君 そういたしますと、今回の岡原長官の記者会見は、石田和外長官以降の慣例に従って最高裁長官としていわば恒例の記者会見であると伺ってよろしいですね。
○東中委員 最初に総理に、最高裁裁判官の任命に関してちょっとお聞きしたいのですが、いま田中二郎裁判官が辞表を出され、また石田和外最高裁長官が定年でやめられる時期が迫ってきています。こういう中で、その後任の人事、内閣の任命の問題が差し迫った問題になっているわけですけれども、ここで前の法制局長官だった高辻正巳さん、また法務事務次官だった津田實さんが下馬評に上がっておる。
いままで最高裁判所長官に任命された方は、初代が三渕さん、二代目が田中耕太郎さん、三代目が横田喜三郎さん、四代目が横田正俊さんで、五代目が現在の石田和外さんでございます。 そこで、最初の三人の最高裁の長官につきましては、これは最高裁長官に直接任命をされ、内閣の指名に基づいて天皇が任命したものであります。そして、その直後に行なわれた衆議院の選挙でおのおの国民審査を経ておるわけでございます。
今度近く行なわれることが予想される総選挙の際に、石田和外最高裁長官を国民審査に付することを私は要求します。そうすべきであるというふうに考えますが、いかがですか。
それはとにかくとして、そういう情勢のときに、ことにいまの長官である石田和外君は、私もよく知っておりますが、相当これはさむらいであります。鍛冶君が心配するような人物では全然ないのだ。われわれが心配しなければならぬような人物だ。そういうところに、法務大臣がこういう発言をなさる。これは、私はたいへんなことだと思うのです。
○最高裁判所長官代理者(石田和外君) 裁判所のほうの立場から申しますと、裁判所は、結局、与えられました現行の制度のもとに裁判をやっておるだけでございまして、これに対して、改正等の問題につきまして、直接の責任者ではございませんが、しかし、現在すでに、皆様も御承知のように、墨田交通簡易裁判所、その他大阪、名古屋等大都市におきまして、交通事犯の処理が非常に輻湊しておりますことは、そのとおりでございまして、
○最高裁判所長官代理者(石田和外君) お答え申し上げます。 裁判所関係におきましては、すでに犯罪を犯した少年、また犯すおそれのある少年を調査、審判する、これは家庭裁判所でございますが、したがいまして、お尋ねの点につきましては、家庭裁判所の充実、特に家庭裁判所調査官の充実ということに力を入れまして、いわゆる問題少年の補導保護ということにつきまして万全を期していきたいと思っております。
○最高裁判所長官代理者(石田和外君) 少年の交通事件が非常に激増しておりまして、いわゆる担当調査官の数が必ずしも多くございませんので、調査官の負担が相当過重になっているということは事実でございます。以上でございます。
○最高裁判所長官代理者(石田和外君) この前この委員会におきまして経理局長から御説明をしたと思いますが、例の切り通しの敷地がうまく処理されれば、この調査官研修所も当然新築をなし得た状況でございましたが、この前申し上げましたような事情で、今のところその当てはなくなりましたが、構想を新たにいたしましてこの調査官の研修所を設置していきたいというふうに、建物を作っていきたいというふうに考えております。
○最高裁判所長官代理者(石田和外君) ただいまの施設につきましては、今この席で申し上げていいかどうかわかりませんが、法務省から割譲していただく余地もありますので、さようなことが実現いたしますと、そういうことも考慮に入れまして、もっとりっぱに、できるだけりっぱに修理していきたいと考えます。
○最高裁判所長官代理者(石田和外君) まあ将来のそのようなことまでは見通さず、現在におきます裁判所の裁判主体、つまり、合議部が幾つ、単独部が幾つというふうに、そういうものを基準にして出した数字であります。
民事局長) 平賀 健太君 検 事 (刑事局長) 竹内 壽平君 法務事務官 (人権擁護局 長) 鈴木 才藏君 委員外の出席者 検 事 (民事局第二課 長) 阿川 清道君 最高裁判所事務 総長 石田 和外
○最高裁判所長官代理者(石田和外君) 大体四月だったと思いますが、大阪地裁のほうも、事務棟が完成いたすように聞いておりますが、そうなりますれば、地裁の同居分はあけて、交通裁判のほうに振り向けることができると思います。
○最高裁判所長官代理者(石田和外君) まあお約束した以上は必ずしなければならないという前提に立って申し上げているわけでありますが、まあ確約は、お約束はできませんけれども、極力善処に努めようと思っております。
○最高裁判所長官代理者(石田和外君) お尋ねの点はおおむね法務省の御所管のようでありますから、法務省側から御返事申し上げます。