1984-11-07 第101回国会 参議院 環境特別委員会 閉会後第1号
昭和五十七年三月に、石狩川水系工事実施基本計画の中で千歳川放水路が決定されておりますけれども、その後五十七年度から既往調査資料及び補足調査によって望ましい三つのルート案を選定しまして、自然環境、社会環境などへの影響を考慮しながら比較検討を行っているところでございます。
昭和五十七年三月に、石狩川水系工事実施基本計画の中で千歳川放水路が決定されておりますけれども、その後五十七年度から既往調査資料及び補足調査によって望ましい三つのルート案を選定しまして、自然環境、社会環境などへの影響を考慮しながら比較検討を行っているところでございます。
その一つは、現行の石狩川水系工事実施基本計画が前提としてきた最大流水量を今回の大雨が上回ったということに、大きな災害の原因があったわけでございます。
第二は、昭和四十年に策定された石狩川水系工事実施基本計画の見直し問題であります。同基本計画は、石狩川水系で最大流量となる本流の河口地点の計画高水流量を毎秒九千三百トンに想定し、これから逆算して本支流の治水方針と工事実施計画が策定されておるのでありますが、今回の大雨災害時には河口地点の最大流量が計画高水流量を超えたとのことであります。
以上申し上げまして次に移りますが、石狩川の水系工事につきましては、これは四十年につくりました石狩川水系工事実施基本計画というのがあるわけですね。
それで、この「石狩川水系工事実施基本計画」というのを見ますと、あそこの初めの計画というのはこうなっているでしょう。「河口付近の支川茨戸川には、水門を設置して、本川の逆流を防ぐとともに、内水のはんらんを防止するため、堤防を築設する。」というふうに四十年の決定にはなっているんですね。