1950-09-08 第8回国会 参議院 電力問題に関する特別委員会 閉会後第3号
これは一つは石炭重点主義の修正がはつきり電力量の割当にも現われておると思うのであります。これを経済九原則その他で以て合理化を進めて参りましたが炭鉱の中だけでは限度に来ておる、例えば労務費の節減等もすでに限度に来ておると思うのです。その上に電力量の割当、従つてトン当りの電力量が高くなるという、これは逆に言えばこの数字から言いましてそういう筋も出て来るわけです。
これは一つは石炭重点主義の修正がはつきり電力量の割当にも現われておると思うのであります。これを経済九原則その他で以て合理化を進めて参りましたが炭鉱の中だけでは限度に来ておる、例えば労務費の節減等もすでに限度に来ておると思うのです。その上に電力量の割当、従つてトン当りの電力量が高くなるという、これは逆に言えばこの数字から言いましてそういう筋も出て来るわけです。
ただいまの輸送統制は石炭重点主義であつて、特に石炭は積出港にも消費地にも、ストツクというものが全然ございません。いわゆる手から口へという状態になつておりまするために、到着いたしました石炭を、ただちに消費地に運ばなければならない、こういうことになつております。またその石炭の生産見積り、あるいは港頭到着見積りが、往々にして予定通り参らないのであります。
今のところ石炭向の資材の入手率は、他の産業と比べますと、殆んど問題にならない程いいのでありまして、御承知のように石炭重点主義を採つておりますので、我々の方としましてはいろいろの資材につきましても予算の関係で切るということはいたさずに、石炭だけは是非三千万トンの増産は図りたいと思いまして、今年度におきましても惡い條件の中にありながら政府として割当なり何なりをいたしておるわけでありまして、最近の電力事情