1980-10-15 第93回国会 参議院 エネルギー対策特別委員会 第2号
石炭火力発電所は石油代替エネルギー活用の立場から、従来の石油火力にかわって積極的に立地が推進されるものと考えられますが、その際、公害問題、灰処理等石炭特有の問題について十分な対策が講じられることが必要であります。同発電所は、環境保全については、湿式石灰石膏法による排煙脱硫装置、乾式高温電気集じん機一活性汚泥処理等による排水処理装置を設置しております。
石炭火力発電所は石油代替エネルギー活用の立場から、従来の石油火力にかわって積極的に立地が推進されるものと考えられますが、その際、公害問題、灰処理等石炭特有の問題について十分な対策が講じられることが必要であります。同発電所は、環境保全については、湿式石灰石膏法による排煙脱硫装置、乾式高温電気集じん機一活性汚泥処理等による排水処理装置を設置しております。
また、石炭特有のばいじん並びに炭じんに対しましても、厳しい環境面からの要請に対処できる技術開発を進めているところでございます。 こうした環境技術の研究開発と並びまして、石炭利用の拡大のためには灰捨て場の確保が最重要課題かと存じます。
あわせて、各メーカーがNOx関係の研究はSOxの場合と同じようにどんどんやっておるわけでございますから、その情報を集めまして、そして石炭特有の問題がありますれば、やはり業界としてもある程度金を出してでも石炭特有のNOx対策というものをつくり上げていきたい、こういうことでいま取り組んでおる次第でございます。全面的な御返事になっておりませんが、そういうふうなことでやっておる次第です。
やはり石炭は石炭特有の一つの管理が必要だろうと思いますし、そういう点でいうと、何もかも国家機関になると非常に大味になって、大ざっぱになる。そういうために能率がぐっと落ちるというようなことをよく言われているのです。そういう意味でよほどこれは慎重に考究すべき点が多々あるように考えております。
これは何らか石炭特有の要素があるのじゃないか、こういうように感じておるわけです。それで、どうしてこの需要がこんなに拡大をしてきたのか。これは一般鉱工業水準よりも、ずっと拡大しておるわけです。これは、輸入炭を入れてなお足りないという状態であったのですから、異常渇水は別にいたしましても、確かに見通しが違っておったのではないか、こいううように考えるわけです。これらの点をお聞かせ願いたい。