1951-07-18 第10回国会 参議院 電力問題に関する特別委員会 閉会後第8号
それで若しも雨が降つてその石炭が余るようであれば、これは石炭準備金の法律を作りまして、必ず又需用者のお使い途に残すという方針を取つて、その法律を今作つております。決して余つたからどう……ただ足らんことだけは厄介でございますから、用意だけは十分したいと思つております。
それで若しも雨が降つてその石炭が余るようであれば、これは石炭準備金の法律を作りまして、必ず又需用者のお使い途に残すという方針を取つて、その法律を今作つております。決して余つたからどう……ただ足らんことだけは厄介でございますから、用意だけは十分したいと思つております。
又合理化の一歩としてこれを何とか処理すべきものと思つて、石炭の余つた場合、或いは雨がより余計降つた場合、これをどうするかということは、この場合に対する石炭準備金の年度を超過した方法をとつて、これを調節してなお且つ余るものが、何年かの後になりますならば、これは相当需用家に配分すべきものであると心得てその石炭準備規則を今制定中であります。
その他石炭準備金の引当、或いは政府補給金の償還、当期間におきまして出ました社債の差金の償却及び増資の費用、かような経費を合計いたしまして五十五億円の臨時経費の増加、こういう結論になつております。締めまして支出の増加は五十億八千万円でございまして、従つて前期の増收七十億円のうち約五十一億円と申しますものが当期の支出として予定外に出ました次第でございます。
それからあと各項目によつてそれぞれ若干経費が予想よりも殖えておりますが、なお補足といたしましては、この一番下から四番目の項、石炭準備金引当四億円だけを他に、税を支払つたあとの湯水準備金として引当をいたしたわけであります。それから退職金及び厚生費関係も人件費に準ずるものでございます。
それから退職者に対する給與金、それから二十四年度におきまして初めてこの石炭準備金というものを四億引当てておるわけであります。それから減価償却、これは設備に対する減価償却費であります。諸税金、これは法人税を七億三千万円ばかり含めておるわけであります。その他過去の事業税とでも申しましようか、古い営業税の分でございます。それを含めております。
それでそれは石炭準備金として積立てをいたしました。
殊に石炭準備金として数億の金を積立ててあるというようなことからいたしまして、これらの金を一時流用いたしまして、この工事に向けるということにいたしますれば、八月はどうやら支拂い得る。但し九月になりますると、一部は支拂うことができると思いまするけれども、九月末には、その要求せられる工事費の全部に対しましては、支拂いが不可能になるであろう、かように考えるわけであります。