1947-08-25 第1回国会 衆議院 治安及び地方制度委員会 第11号
進言書 八萬餘方キロの面積、七十萬町の未開地、二十餘億石の山林、百億トンの埋藏石炭及びその他各種鑛物、六億貫の水産収穫の前途、牛馬各百萬頭を飼育し得る容力、將來一千五百萬以上の人口を包容し得る大富源地でありながら、人口僅々三百七十萬にすぎない新日本再建のホープを、ただ單に既開各府縣と同一の方式によつて、これを開發せんとすることが不適當なのは自明の理と思う。
進言書 八萬餘方キロの面積、七十萬町の未開地、二十餘億石の山林、百億トンの埋藏石炭及びその他各種鑛物、六億貫の水産収穫の前途、牛馬各百萬頭を飼育し得る容力、將來一千五百萬以上の人口を包容し得る大富源地でありながら、人口僅々三百七十萬にすぎない新日本再建のホープを、ただ單に既開各府縣と同一の方式によつて、これを開發せんとすることが不適當なのは自明の理と思う。
赤字補填の問題でありますが、石炭の補給金をもらつておつたのだから、同じようにしたらどうかという御説であります。大體この運賃の是正は、國鐵の獨立採算制ということを最初もくろんだのであります。
なるほど石炭におきましても、非常に石炭のカロリーが惡い。いろいろな點で大きながんがあるようでありますけれども、しかしさような現象は結局どうかと申しますと、今の石炭のカロリーの高いものを使うということは、炭山の能率をあげろということになる。
そこでこの石炭問題でありますが、今まで補給金をもらつておつた。これが今度補給金がもらえなくなつてしまう。その石炭の豫額は平年度であれば約百億圓の豫算が要ることになつております。百億圓と言いますと、ちようど今追加豫算であるか、あるいは赤字として計算しておるか、豫算のところに書いてあります百二十億という額に相當するのであります。
その間御承知のように、民間業者側と、自家用に所有したいという向、それから地方の關係者、例えば材木の生産をされている方でありますとか、石炭の増産をされております方面でありまするとか、そういう方面から是非國營をやれというような數囘に亙るお話等もございましたが、尚先般來政務次官から詳しく御説明のありましたような線に副つて仕事をしなければいかんという建前から、大體運輸省にその主な管理を委された車輛につきましては
七月の鐵道運賃の改正は、新物價體系の一環といたしまして、石炭、鋼材、米、肥料等の重要物資と同時に決定實施する必要がございました。從いまして、鐵道營業法第三條の規定によりまする公告をいたす暇がなかつたので、「昭和二十年勅令第五百四十二號ポツダム宣言受諾に伴い發する命令に關する件に基く政令」を制定いたしまして、この法律の適用を排除する措置を採つたのであります。
○説明員(進藤武左衞門君) 去年あたりの實績を見ますと、石炭が豫定通り行きませんと、あつちこつちの産業を少しばかりたたき切つても何にもならん、だから一番大手筋の電力を切るというようにされた、併しその影響がどこへ行くかということは……。
○大山安君 そうすると新らしい四割の石炭の代りに、そこで量を増させるためには、やはり發電個所を別にこさえなければならんのですか。
○石川一衞君 いろいろ御兩所から細かいお話を承つたのでありますが、この問題は石炭と鐵と電力という國家の三大事業中ひとり電力が只今まで取殘された形があります。先ず以て我々委員は石炭、鐵、電力と同じ歩調で政府にやつて貰わなければ到底電力の開發はできない、こう思います。それに對しまして今後この委員會はその方面に向つて極力努力する、こういうことにお願いしたいと思います。
さきに復興金融金庫は戰後における日本經濟再建のために必要な資金の供給を任務といたしまして、本年一月末日にその設立をみたのでありますが、爾來今日に至りますまで資金、資材の各方面にわたりまして、きわめて困難な時期であるにもかかわらず産業界の要求にこたえまして、その目的を果し、石炭、鐵鋼肥料等の超重點基礎産業、その他各種重要産業に對する資金の供給を圓滑ならしむるとともに、戰後經濟の中核たる中小企業の育成にも
それから輸出振興の手段として、経済全般的にいろいろな手段を考えるというようなことがあるかというお話でございましたが、これについてはただいま申し上げた趣意でもつて、大体御了承を願えるのではないかと考えますが、結局日本の技術あるいは金、資材の面を通じて、全面的にこれを考えるという反面には、輸出のために石炭を割き、動力を割くという反面には、他の産業には一部の足踏みをしてもらはなければならぬことが起るだろうと
これは従来は日本の産業の面から考えまして、石炭とか、鐵とか、あるいはその他の重要産業の方が、より角度が広い、あるいはより重要な処が今までの面から考えると強かつたということでございまして、今後輸出がどんどん盛んになつて、これがまた日本の再建の一番有効的な手段であるという建前からしまして、輸出できるものに対する諸手段は、金の面でも先ほど申しました通りですが、同時に電力の点につきましても、最も重要度をもつて
これは先ほどおつしやいましたように、決して官吏の作文ではなく、日本の生産状況たとえば石炭の一トンに至るまで見届けて、親切丁寧な案がつくられております。けれどもこれはまだ関係方面にもお見せいたしておりません。ここで何トン何を輸出するということは、実は申し上げても実現できないことであります。
それで御承知の通り石炭、鐵鋼、肥料という方面に、この傾いておる日本産業の重點を向けまして、少しでもこの縮小再生産を取戻すのだと信じておる次第であります。いかんせん、現在までは御承知の通り、ほとんど封鎖經濟で、國内需給にのみよらざるを得ない情勢できておつたのであります。
殊に石炭の出炭量は一にかかつて鐵に基因していることはこれまた御了承の通りでありまして、鐵、石炭の惡循環を斷ち切つてこそ初めてわが國の産業が囘復されるということは申すまでもないのであります。日本のスクラツプも御説の通りである。
最近安本では資材やその他の面において、石炭鑛業、鐵鋼業、あるいは肥料が最も大事であるからというて、いわゆる傾斜生産という惡口を言われながらも、重點的に配給をされているのでありますが、その氣持はわかる。しかし運輸の占める位置はどうなつているか。日本の經済を復興する場合における鐵道の重要性は安本の方もよく御存じでありましようが、この重要性が今申し上げた三つの産業に比べてどういう點に位しているか。
例えば石炭を一つの例に取りましても、四千五百萬トン程度出て來なければ、日本の産業といたしまして、輸出入のバランスが立たないのではないかという目處を持つております。その他いろいろの細かい數字を擧げましての各論につきましては、貿易廳の次長からでも御説明申し上げたいと思つております。
例えば石炭においては、原則はできたが各論はなかなかできない。況んや價格を外すということはなかなかいかんのであります。これは一松さんも御存じのように安本だけで、或いは商工省だけでできないいろいろの事情もありますので、多少遲れておると思いますが、これはできるだけ督促いたしまして、早く不必要なマル公は、不必要な品物に對しては外すという方針は變つておりませんので、一つ御了承を願いたい。
私これらの總合燃料對策を當局が考えるにあたりまして、熱效率としての石炭あるいは電氣というものの換算というような點から、火力發電を冬季において使用しようという場合に、石炭を使う場合と、その石炭の幾部分かはむしろ直接に家庭用の燃料として配給する。
○古池政府委員 お説のごとく石炭の效率、これは十分に考えなくてはならぬと存じます。同じ量の同じ質の石炭をもちまして、これを火力發電としてたきました場合と、直接に石炭をたいて熱源として使用いたしまする場合と比べますと、電氣に使用する方が能率から言いまして、半分あるいはそれ以下に低いのであります。
○古池政府委員 石炭をできる限り能率よく使用したいという私どもの考えにつきましては、御了解を願つたようでございますが、實際問題といたしましては、眞にやむを得ない方面に電力を送るがために、渇水期に必要とします發電用の石炭の入手に、私どもとしてはもつぱら努力をいたしておるような次第でございまして、これが良質炭を必要なる量入手するということ自體が、非常に困難な状態にあるのであります。
川實そんなことがあれば、もつと眞劍にならないと、これは石炭の問題も大事でありますけれども、本當をいうと、國の財政の何千億に相當する、國の經済の何千億、又國民生活の全部に關係する大問題でありますから、本當に眞劍になつてこの問題を處理して頂きたいと私お願いいたします。
それによつて買います物は、綿花、羊毛、ゴム、鋼材、重油、石炭、いくらでもいいわけでございますが、それの第一著手として、綿の契約を今ワシントンでやつておりますが、そういう加工原料が続々とそれによつてできる。そういうことで、クレジツトと申しますか、貿易回転資金の性質は今申し上げた通りであります。
さらに一般産業には百四億六千萬圓と豫定いたしておるのでありまして、そしてその中の大きいのをよりますと、鑛業、殊に石炭の問題が非常に重要でございますので、これは五十六億四千五百萬圓、さらに化學工業、肥料その他の問題も非常に重要でございますので、十四億一千萬圓、農林水産についても六億五千萬圓を出しておるような次第であれば、豫備といたしまして三億圓ばかりを殘しておるおうな次第でございます。
○中村正雄君 大體四點お尋ねしたいのでありますが、第一點は、現在石炭事情のために列車の運行キロが制限されておると一般に言われておりますが、若し石炭を自由に使用し得るとして、現在持つておる機關車、客車等の設備で大體何萬キロ程度の列車増發ができるかということをお伺いいたしたい。
そこで今のように非常に種類の多い二百種以上に上るようなこの石炭を、このまま我々が今までのように當てにして行くということはいかんと思うのです。
○政府委員(伊能繁次郎君) 只今大臣から總括的な方針について申上げましたが、具體的な問題として私共が電化について考えておりますのは、何と申しましても石炭の消費節約と電化による輸送力の増強、この二點が國鐵電化の根幹であろうと存じております。
たとえば昨年の十二月の末に石炭の値段が變りました。それから今年にはいりまして四月に電力料金、またコークスの價格、五月にはいりまして硫化鑛の値段、こういうように相次いで變つてまいりました。その間また勞務費その他の經費等においても非常な變動を起してまいつております。
委員長におかれましては、この實情を御了察せられ、石炭、鐡鑛等同様問題に惱む他産業との關係をも勘案の上、價格調整費の合理的な配分に均霑するよう、急速に善處せられたいのであります。
石炭の入荷状態がさらに改善されない限りは、事態の悪化は免れない。勞務者の食糧及び住宅、經營上の金融問題等につきましても隘路があり、このまま推移するとすれば、本年度七十萬トン普通鋼鋼材の生産達成は至難であると斷ぜざるを得ないのであります。これが打開の方策は積極的かつ効果的處置を講じ、萬難を排してその生産に邁進すべきであります。
例えば石炭國家管理法を作つてくれという請願が假に參議院が採擇しました場合には、まあ政府自體が出せば別でありますが、若し出さない場合には、その請願の趣旨を貫徹する方法、つまりそういつた法律を作るということは、正に參議院の權限内にあることでありますから、そういう請願を採擇した以上は、その請願の趣旨に副つた法律を作るという道義的精神的な責任を參議院が負うべきものである。
さてしからばいかなる船腹の保有量をもつて貿易再開を迎えるかということでありますが、これまた非常にむずかしい問題でありまして、今ただちに私は何萬トンの船腹をもつべきだということはここに發表することを差控えたいと思いますけれども、少くとも一九三五年から三十九年、いわゆる平時の生活水準に立脚し、その後の人口増加ということを加味して、日本の國の生存上必要なるもの、たとえば石炭が何萬トン、鐵鋼が何萬トン、あるいは
一般論になりまするが、今日の肥料問題の増産を期する上には、自給肥料と共に石灰問題は全部に通じて大きな問題だと思うのでありますが、政府自からが増産に對する根本的對策を採られるか或いは石炭増産のごとく、もつと大きく取上げて、そうして或程度の國家管理を以て石灰の増産を圖るということが必要だと思うのでありますが、こういう問題に對して積極的にどうお考えになるかということについて大臣の御意見を聽きたいと思う。
○國務大臣(苫米地義三君) 運賃の値上と物價の値上の比較はそこにございますように、運賃は三倍半に上りましたが、石炭は七倍に上つております。その他使うものは悉く上りまして、その上つた、歩合が尚運賃の値上の方が低いという状態である。それを計算して見ますと大體運賃は昭和十一年度に比べまして、貨物は二十一倍になります。
併し石炭、鐵を中心といたします傾斜生産を實施する上においては、輸送がその鼎の一つであるという意味におきまして、我々から考えますれば、御説の如く半分にも足りないという状況ではございまするが、國内全般の需給の面から見ますと、最重點の一つに置かれたということが言い得ると存ずるのであります。
○内村清次君 次に、物件費の中で、特に注意されております點は石炭でありまするが、年間使用五百五十萬トン、六月までは、鐵道用炭には、この石炭に對して價格差補償金というものがあつて、トン當りが百八十四圓になつておつたのですが、新物價體系ではこれが廃止されておる。その結果が、年間使用の石炭代が百億圓にも上つておる。
そういう點から考えまして、今質問申し上げました二、三項目に要するところの費用というものはおそらく今の内閣でやつておられます石炭國家管理に投ずる費用からみますれば、千分の一どころか萬分の一にも足りない、こういう數字をもつて精神的の食糧であるところの平和國家再建に重要なる役割を演ずるのが、今の二、三項目でありますから、最近の文部大臣の中においても、最も文化人だといわれております森戸文部大臣におかれましては