1999-05-27 第145回国会 衆議院 決算行政監視委員会 第6号
この地帯は石灰岩地帯で、これまでの調査で、地下には、固まっていない、弱い、やわらかい粘土が厚く堆積しているドリーネが数多くあって、ドリーネに堆積した土砂が地下水の流動によって消失していく、空洞が発生して表付近の土が沈下して、陥没が発生するとされているわけです。 しかし、その原因が何であるかということはいまだに不明です。
この地帯は石灰岩地帯で、これまでの調査で、地下には、固まっていない、弱い、やわらかい粘土が厚く堆積しているドリーネが数多くあって、ドリーネに堆積した土砂が地下水の流動によって消失していく、空洞が発生して表付近の土が沈下して、陥没が発生するとされているわけです。 しかし、その原因が何であるかということはいまだに不明です。
今そうでないだろうと断定的には言えないというように思われたんでしょうが、例えばなぜ石灰岩地帯を選ぶのか疑問に思うわけです。廃坑がたくさんあるわけですけれども、石灰岩というのはもともと水に溶けて鐘乳洞をつくるわけですね。土地の下の地質というのは所によって大変な違いがあるし、本当言ったらわからぬわけですね。
かような石灰岩地帯でありまして、なおあの北上の沿線には、到るところ良質の粘土もございます。ただ電力ないしは石炭さえあれば、いくらでもセメントができるという、非常に惠まれたる状態にあるのであります。これらの点に対しまして、セメントがないないという話になると、なんとかして東北にセメント工場をつくつてもらいたいという声が到るところございます。これも傾聽に値いするものと思います。