1959-04-01 第31回国会 衆議院 建設委員会 第24号
協議書として「一金二万七千四百五十五円三十七銭但シ岩手県胆沢郡若柳村」云々、「此ノ地積三町四畝十一歩外二、三百十三坪(宅地)買上代金」「内務省起業胆沢川筋石淵堰堤工事用地トシテ右ノ土地前記ノ金額ヲ以テ買収致度候ニツキ御承諾相成度右ニ関スル手続ハ内務省東北土木出張所石淵堰堤建設事務所ニ於テ取扱可致候条実印携帯ノ上同所へ出頭相成度此段及協議候」、こういう文章です。
協議書として「一金二万七千四百五十五円三十七銭但シ岩手県胆沢郡若柳村」云々、「此ノ地積三町四畝十一歩外二、三百十三坪(宅地)買上代金」「内務省起業胆沢川筋石淵堰堤工事用地トシテ右ノ土地前記ノ金額ヲ以テ買収致度候ニツキ御承諾相成度右ニ関スル手続ハ内務省東北土木出張所石淵堰堤建設事務所ニ於テ取扱可致候条実印携帯ノ上同所へ出頭相成度此段及協議候」、こういう文章です。
両発電所はいずれも北上川総合開発の一環として建設省で施行した田瀬堰堤及び石淵堰堤の貯水溜を利用して発電しようとするもので、両発電所は本年五月着工、来年三月には発電が開始される予定で電源開発会社としての第一号発電所となるもので現場においてはその意義においても非常な熱意を以て工事が進められておりました。本視察を通じて工事費の負担について調査いたしましたところを参考までにお知らせいたします。
石淵堰堤ほか八河川がこのうちに含まれております。前年度に比べまして約六億一千万円の増加となつております。 次に河川改修費の補助でありまするが、これは県の施行いたしまする河川改修に対しまして、国が二分の一の補助をいたしましてこれを実施せしめるというあれでありまするが、これが三十五億七千万円となりまして、四億四千万円の増加と相成りました。
第四に、石淵堰堤工事の促進及び猿ケ石堰堤工事の再開についてであります。御承知のように北上川の洪水調節上、最も近々に効果をあげ得ると考えておりますのはダムの築造であります。そのためには現在工事に着工しております石淵堰堤は、さらにわが國で最初の石塊堰堤でありまして、セメントの節約量はコンクリート堰堤の場合の四分の三にも及ぶものであります。
それから石淵堰堤工事の促進及び田瀬堰堤の工事再開につきましては、当局としても大いに努力いたしておりますので、当委員会におかれても、最大の御支援を特にお願いいたしたい次第であります。
五、石淵堰堤、次にこの災害とは直接関係はありませんが、北上川治水上、重大なる要素である石淵の堰堤を視察してまいりましたので簡單に御報告いたします。
又石淵堰堤につきましては、昭和二十二年度から着手いたしておるのでありますが、國家財政の都合で諸準備を由了した程度でございまして、本格的事業は昭和二十三年度から実施することとなります。政府におきましては、財政の許す限り工費の増額をはかり、短完期成に努力いたしたいと考えでございます。