1979-06-01 第87回国会 衆議院 地方行政委員会 第16号
これをもってなおかつ土地の高騰というものにまだ水を差さなくてもいいと判断しているのならば——石油狂乱物価の時代、あの列島改造の時代がもう一遍来るようにいま石油危機がささやかれている。しかも公共料金の値上げが六月から殺到する。諸物価高騰の引き金はいつも地価が先導していく。卸売物価がはね上がってくることは地価の高騰と相まっている。
これをもってなおかつ土地の高騰というものにまだ水を差さなくてもいいと判断しているのならば——石油狂乱物価の時代、あの列島改造の時代がもう一遍来るようにいま石油危機がささやかれている。しかも公共料金の値上げが六月から殺到する。諸物価高騰の引き金はいつも地価が先導していく。卸売物価がはね上がってくることは地価の高騰と相まっている。
石油狂乱のときに新価格体系への移行ということが盛んに産業界でも言われておったのですが、これに乗りおくれたとか乗りおくれないとか、企業によってはそんなことを言って値上げをしたいというような動きが非常に顕著に出てきておるわけです。現在の企業のそういう動きは、私たちが聞くところによりますと、言うならば産業界は総値上げの動きをしておる。
こうなりますと、いま総需要抑制で、労働賃金も何も抑えて、みんなしてやろうというときに、ここで一五%値上げして、夢よもう一度で、石油狂乱のぼろもうけをもう一遍ここでしようとしているのが、この一五%の値上げなんです。これでは、やられる方はとんでもない話だ。数字を見ますと、まさしくそのとおりになってくる。狂乱物価のぼろもうけを、もう一遍ここでぼろもうけする。
〔委員長退席、欄内委員長代理着席〕 まだ私は言いまするけれども、あの石油狂乱で、いま、きょうあたり公判になっている、あの石油カルテルをやった、つくったいわゆる張本人は、それは日石と出光ですよ。裏の委員会をつくって、そうして協定を結びながら悪いことをやった。
ところが、国民から見ますと、去年のあの石油狂乱でぼろもうけをしている、今度は赤字だといって税金を納めないで、千円納めてまた済むということになれば、これはやはりたいへんな憤りを感じると思うのです。これを防ぐ方法というものは、こういうような赤字でも一定の税金を取る税体系というものが私はやはり必要だ、こういうふうに思います。
メジャーのこの石油狂乱の時代におけるビヘービアについては次第次第に明るみに出てきておりますけれども、必ずしも世界から歓迎されるような行動でなかったということが漸次露呈してきておるようであります。日本の場合にそれがどういう程度関係したか、これはまだ明らかでございませんけれども、実態を見きわめまして、それによってわれわれとしては必要な態度に出たいと思います。
その間あるいはいろいろの蓄積もできたかと思いますが、先ほど私が御説明申し述べましたように、発電源というものはほとんど八十何%も石油に切りかえられてしまって、その石油が石油狂乱のような石油クライシスを起こしましたので、どうにもならない。