2002-02-13 第154回国会 参議院 国際問題に関する調査会 第2号
すなわち、イラクの原油が止まる止まらないということで世界の石油市況が大きく揺れ動くだけのシェアを既に確保しているという点があります。 そうした産油国としての役割の大きさというのに加えまして、イラクに関して言えば、イラクに債務を持つ西側先進国がたくさん存在するという問題があります。
すなわち、イラクの原油が止まる止まらないということで世界の石油市況が大きく揺れ動くだけのシェアを既に確保しているという点があります。 そうした産油国としての役割の大きさというのに加えまして、イラクに関して言えば、イラクに債務を持つ西側先進国がたくさん存在するという問題があります。
この総会後既に石油価格は二、三〇%上がり、侵攻後さらに上がったわけですが、ことしの六月、七月、これは一九八六年と八八年に続く石油市況低迷の時期でありました。その水準からその後の石油価格の上昇幅を見てみますとおよそ二倍の上昇になっています。
その後四月末に、OPECがまず非OPECとの協議を行う、さらにそれを受けまして、OPECのこれは総会ではございませんけれども、コンサルタティブと言っていますから打ち合わせということになるのかもしれませんが、そういった性格の会合を開こうとしているという情報が流れまして、石油市況はかなり持ち直しておりました。
昨年来OPECが、石油市況の回復のために生産枠の削減でございますとか、価格ディファレンシャルの調整というようなことで新価格の設定などの措置をとっておりますが、基調的には余り大きな変化がないというふうに考えられます。ただ、最近では、短期的には在庫が非常に低くなっているということ、あるいは冬場の需要期を迎えるというようなことで、石油市場はやや堅調ぎみに今推移いたしております。
今のところこのようなイラン・イラク紛争の国際石油市況への影響は余り見られないという認識をしておりまして、石油市況は需要の低迷を背景に軟化傾向を示しているところでございます。しかし、日本といたしましては石油の九九・八%を輸入に依存しておるわけでございまして、石油の安定的供給の確保が我が国の安全保障上必要不可欠だと考えております。
他方、どういう期間の間に数千万という備蓄の油を積むかということなのでございますが、ある非常に短い期間の間に緊急輸入的に一千万キロリットルからの備蓄原油を買うということになりますと、恐らくかなりスポットマーケットに依存をすることになるのだろうと思いますが、大分国際石油市況にも大きな影響が出てしまうのではないか等々の事情もございまして、なかなか急激にたくさんの油を買って備蓄に回すというのは難しいというのが
におきまして、これまで基準原油でありましたアラビアン・ライト、これを基準原油でなくす、つまり、従来OPECの価格政策の中心でありました基準原油を廃止するという思い切った手段をとりましたし、それから、一方で生産制限の強化、監視機構の強化、また軽質原油から重質原油に至ります各種の原油の油種別の価格差、これを市況に合わせて調整するといういろいろの手を打った次第ですけれども、それにもかかわらず、現在でもまだ国際石油市況
イラク軍によるSS21地対地、ミサイルによって、イランの石油輸出基地のカーグ島が破壊されるような事態ということもやはり想定されるわけでございますが、そのような場合に、石油市況への影響、日本の石油供給はどのように考えていくのか、この問題について大臣の御答弁をお願いしたいと思います。
それから、来年度も含めまして、当然のことですけれども弾性値は相当下げていかなければならないわけでございますので、省エネルギー等の問題につきましてはさらに一層の努力をいたさないといけませんし、また、物価の面からまいりましても、そういう形で十分な節約を行って、必要な量を確保していくことがまた世界全体の石油市況にも影響してくることでございますので、そういう点についての努力を一層していかなければならないと思
さらに、サウジアラビアは、いわゆる石油のスイングプロデューサーと言われておりまして、自国の石油の生産及び輸出をかなり大きな幅で増減することによりまして、国際的な石油市況の調整を行ってきたわけでありますが、その調整のやり方は、先ほど申しましたように、どちらかと申せば石油消費国のことを考慮いたしまして、石油の供給量の確保、価格の安定に努めてきたわけでございます。
それから第二点目が、石油市況のうち、スポット価格の動向はどうなっているか。三点目が、アメリカの石油買い増し政策への変動について御説明をいただきたいと思います。
備蓄は法律化の必要性があるかどうかということですが、備蓄はそれぞれの石油関連の業者にとっていろいろな意味で負担になりますから、公平な負担ということから考えましても、義務づけをするという必要性は生まれると思いますし、同時にこの法律によって備蓄された原油を封鎖しておくといいますか、自由に販売に使えないということを強制することによって、いわば在庫過剰による石油市況の圧迫、石油会社の収支が非常に困難になるというような
それからもう一つは、最近石油市況というものが、国によりましてはかなりの黒字を出すという傾向が出てきた。おもな原因はその二つではなかろうか、そういうふうに思うのです。
実は自由化の前、現在すでに非常にはでな販売競争、ちょっと見るにしのびないような過当競争が行なわれておりまして、値段も非常に下がっているし、三月決算は各社いずれも赤字だというようなことで、石油市況はどこまで悪化するのかわからぬというようなことに承知しております。これは石炭の需給を圧迫するということ、それから価格の面からも圧迫するということでおもしろくない。