1991-11-20 第122回国会 参議院 産業・資源エネルギーに関する調査会 第1号
私ども、石油備蓄というのは、一つには石油の量的な安定確保、二つには国際石油市場安定化への寄与、三つ目には石油の大消費国としての国際的責務という点から従来から石油備蓄の推進を図ってきたところでございます。これが先般の湾岸危機におきましても非常に役立ちまして、備蓄の存在によって無用な混乱が回避できたと確信しておるわけでございます。
私ども、石油備蓄というのは、一つには石油の量的な安定確保、二つには国際石油市場安定化への寄与、三つ目には石油の大消費国としての国際的責務という点から従来から石油備蓄の推進を図ってきたところでございます。これが先般の湾岸危機におきましても非常に役立ちまして、備蓄の存在によって無用な混乱が回避できたと確信しておるわけでございます。
さらに、私から産消対話ということを提唱いたしまして、消費国、産油国間の意見交換を通じて石油市場安定化に向けて互いに努力すべきであるとの発言を行いました。これに対し、閣僚間でIEAの域外国との対話を継続することの重要性について合意を見たわけです。このような合意が得られたことは、九〇年代に向けてのエネルギー政策の基本的方向ができたものと評価しております。
私から特に提唱しましたのは、産消対話といいますか、産油国と消費国の間でやはり対話がなきゃだめじゃないか、この意見交換を通じて石油市場安定化に向けてお互いに努力すべきものではないのかという発言をいたしました。閣僚間で、IEA域外国との対話を継続するということの重要性について合意された、これがIEAであります。
先進消費国は、石油市場安定化のためIEAの場を中心として諸施策を講じていますが、特にわが国は、自由世界第二の石油消費国としての立場と責任を十分認識して行動しなければなりません。また、わが国と産油国との間の建設的な協力関係の構築を通じて、石油供給の安定化、多角化を図ることが必要であり、さらに、石炭、天然ガス、原子力等の代替エネルギーの開発利用のための国際協力を一層推進する必要がございます。
先進消費国は、石油市場安定化のためにIEAの場を中心として諸施策を講じていますが、特にわが国は、自由世界第二の石油消費国としての立場と責任を十分に認識をして行動しなければならないと思うのでございます。
石油を初めとするエネルギー問題について、現在先進消費国側が果たすべき緊急かつ最も重要な課題は、石油需要の抑制、石油市場安定化のための諸措置と、石炭、天然ガス、原子力等の代替エネルギーの利用拡大及び開発による石油依存度の低減であります。石油の大消費国たるわが国としては、IEAの場を初め、他の主要先進消費国と密接に協力しつつ、責任ある対応をしなければなりません。
石油を初めとするエネルギー問題について、現在先進消費国側が果たすべき緊急かつ最も重要な課題は、石油需要の抑制、石油市場安定化のための諸措置と、石炭、天燃ガス、原子力等の代替エネルギーの利用拡大及び開発による石油依存度の低減であります。石油の大消費国たるわが国といたしましては、IEAの場を初め、他の主要先進消費国と密接に協力しつつ、責任ある対応をしなければなりません。
閣僚理事会では、石油需要の抑制策、あるいは石油輸入の目標等、石油市場安定化のための方策が議題になるものと考えられております。わが国といたしましては、今後の石油の安定供給確保のためにも各国との協調が不可欠でございますので、そういう認識に立ちまして積極的に対処してまいりたいと考えてございます。