1990-12-04 第119回国会 参議院 産業・資源エネルギーに関する調査会 閉会後第1号
しかし、御案内のとおり、サウジを初め他の産油国の増産あるいは消費国の高い石油備蓄水準などから、現在までのところ、幸い原油の需給について大きな逼迫は見られていないというのが現状でございます。
しかし、御案内のとおり、サウジを初め他の産油国の増産あるいは消費国の高い石油備蓄水準などから、現在までのところ、幸い原油の需給について大きな逼迫は見られていないというのが現状でございます。
また、民間備蓄につきましても九十日の石油備蓄水準を維持するとともに、石油ガス備蓄につきまして、昭和六十三年度末五十日分を目標に五日分の積み増し及び所要の助成措置の拡充を行うこととしております。 最後に、産業体制整備等につきましては、石油産業の体質強化を図るため、過剰設備処理を中心とした精製体制の合理化、石油製品高度化利用技術等新技術開発の推進等に対し所要の助成を行うこととしております。
しかし、我が国の石油備蓄水準を分析をしてみますと、昨年十一月現在で百二十九日分、民間が九十八日分、国家備蓄が三十一日分となっておるわけであります。国家備蓄については、既に昭和六十三年度までには三千万キロリッターの備蓄をするという目標が設定をされて、そして六十年度も三百万キロリッターの積み増しをするという予算の内容が今年度予算に組まれておるわけであります。
今いろいろ非常に貴重な数値をお挙げいただきましたが、アメリカでは石油備蓄水準が三百十日であります。そしてIEAの資料によれば、IEAの平均備蓄日数、国際エネルギー機関で言う平均日数は百六十八日でありまして、日本の百十日というのはこれに比べればはるかに低いわけでございます。
我が国の石油備蓄水準は、昨年十一月現在では、民間備蓄が九十八日、五千三百二十一万キロリッター、国家備蓄が三十一日分、千六百六十三万キロリッター、合わせますと六千九百八十四万キロリッター、合計で百二十九日分ということになっております。
それから、石油備蓄水準の問題ですけれども、あの第一次、第二次石油ショックごろはもう本当に神経質なまでに石油備蓄水準の引き上げをこの委員会でも論議いたしました。ところが、最近ここ急に備蓄はもう必要ないようなという、そういう空気ですね。
イラン・イラク紛争の石油への影響についてでありますが、わが国の現在の石油需給は緩和基調にあり、また石油備蓄水準はこれまでになく高く、仮にイラクからの原油積み出しが相当期間行われないとしても、当面わが国の石油需給に大きな影響が出ることは考えておりません。もちろん、ホルムズ海峡の通航については今後の動向を十分注視する必要がありますが、現在のところ同海峡の通航に大きな支障があるとは聞いておりません。
次に、イラン・イラクの紛争の石油への影響についてでありますが、わが国の石油備蓄水準は現在百十日程度とこれまでになく高く、仮にイラクからの原油積み出しが相当期間行われないとしても、当面わが国の石油需給に大きな影響が出ることは考えておりません。むろんホルムズ海峡の通航については今後の動向を十分注意する必要がありますが、現在のところ、同海峡の通航に大きな支障があるとは聞いておりません。
このたびのイラン・イラク紛争により、この地域からの石油供給に支障が生じつつありますが、幸い、官民一体の努力により省エネルギーが進み、また、現在の石油備蓄水準も、これまでになく高く、さしあたり石油の需給は安定しております。私は、この際、国民各位がこのような情勢を御理解の上、冷静に対応されるようお願いするものであります。
このたびのイラン・イラク紛争により、この地域からの石油供給に支障が生じつつありますが、幸い、官民一体の努力により省エネルギーが進み、また、現在の石油備蓄水準もこれまでになく高く、さしあたり石油の需給は安定しております。私は、この際、国民各位がこのような情勢を御理解の上、冷静に対応されるようお願いするものであります。
たとえばイギリスは八十一日分持っておる、それから西独は五十九日分持っておる、その他各国の数字を平均しまして、OECD各国の石油備蓄水準の平均が七十一日分というふうになっております。それに比べて日本の場合はたしか四十五日分で非常に少ない。