1984-05-18 第101回国会 衆議院 建設委員会 第8号
そのうち、中島川については、特に国指定の重要文化財でございます眼鏡橋を初めとする数多くの石橋群の問題等、地元において解決しなければならない問題が数多くございます。このため、ただいま先生からお話がございましたように、長崎県におきましては、県知事の諮問機関として長崎防災都市構想策定委員会が設置されて、昨年十月に答申を得たところでございます。
そのうち、中島川については、特に国指定の重要文化財でございます眼鏡橋を初めとする数多くの石橋群の問題等、地元において解決しなければならない問題が数多くございます。このため、ただいま先生からお話がございましたように、長崎県におきましては、県知事の諮問機関として長崎防災都市構想策定委員会が設置されて、昨年十月に答申を得たところでございます。
延長六・五キロ、幅わずか十メートル足らずのこの小河川は、国の重要文化財である目鏡橋を中心に十一の石橋群がかけられております観光客の憩いの場となっているところでありますが、しかし、見た目にも流域面積の狭い河川で、満潮とも重なったため、この記録的な集中豪雨には全く無力であり、あふれ出た濁流、土砂は見る間に繁華街、浜町商店街を泥海の町としてしまったのであります。
静かな祈りと坂の長崎の町は、無残にも土砂と瓦れきの町と化し、根こそぎ流失した石橋群、陥没した道路等、災害の悲惨さを物語っておりました。 また、被害の範囲は、長崎県のみにとどまらず、九州、四国等十四県にも及んでおり、死者、行方不明は三百人をはるかに超え、家屋の全壊、流失等は千六百戸という大災害となっています。
○国務大臣(小川平二君) 七月二十三日の集中豪雨で長崎市内の石橋群が被害を受けておりまするが、重要文化財の指定を受けております眼鏡橋につきましては、できるだけ早期に破損の状況を調査いたしまして、補助事業によって復旧を図ってまいります。(拍手) —————————————