1984-05-16 第101回国会 参議院 外交・総合安全保障に関する調査特別委員会 第5号
それが財政再建に非常に大きく寄与するばかりでなくて、粉石けんにかえますと、これは南の諸国で生産したものを買うわけでありますから、技術的な援助をやって石けん工場から我々は輸入する、付加価値を加えたものを買うわけであります。したがって、ヤシ油、パーム油その他の熱帯産の工業原料の景気を刺激することになるわけであります。
それが財政再建に非常に大きく寄与するばかりでなくて、粉石けんにかえますと、これは南の諸国で生産したものを買うわけでありますから、技術的な援助をやって石けん工場から我々は輸入する、付加価値を加えたものを買うわけであります。したがって、ヤシ油、パーム油その他の熱帯産の工業原料の景気を刺激することになるわけであります。
ところが、石けん工場に行きますと、材料が不足しているというわけでなかなか需要にこたえにくいという問題が提起されました。だから廃油を石けんにということになったわけです。それまでは廃油が石けん粉になるということも十分知らなかったわけですけれども、聞けば、てんぷら油は口に入れるものですから非常に上等な材料を選んで最大の注意をしてつくり上げていく、だから石けん屋さんに言わせたら最高の原料だというわけです。
○海野三朗君 この二、三日前の新聞を見ますると、ビルマにはイギリスが石けん工場を始める、それはビルマが半分出資をし、イギリスが半分出資をして化粧石けんの工場を建てるのだ。その必要なる材料その他はことごとくイギリスかう入れるという記事が出ておりましたが、一昨年ビルマに参りましたときには、石けん工場さえもビルマにはないのであります。ことごとくイギリスの石けんが市場にはんらんしておったのであります。
○海野三朗君 それでただいまお話がございましたが、石けんの工場についてはあなたのお見通しはどうなんですか、日本のつまり工場が、その商人が行って、日本のつまり石けん工場でも建てようということで交渉中であるというお話しでありますが、それに対してのお見通しはどうなんですか。
○説明員(山本重信君) 実は私石けん工場の計画につきましては、詳細の調査をいたしておりませんので、あるいは後刻調査いたしました上で御報告申し上げたいと思います。 —————————————
たとえば衣料品工業でありますとか石けん工場を作ってくれとか、あるいはお百姓さんの使う簡単な農機具の工場だとか、向うの日常生活に役に立つ中小企業の移民を欲しておるようでございます。
現在の石けんの生産工場は、その生産から見ますと相当の操業率が殖えたので、そういう点から考えますと、今の石けん工場全部に対しまして、石けんの原材料を割当てるだけの資材というものは、相当に多量を要するのであります。現在の需給状況から見ますと、とうていこれだけの資材がない。
それといま一つは石けんの場合、今お話のように必ずしも集中生産にならないのではないかというような御意見でございますが、石けんの場合には私ども最初は一流メーカーのみの集中生産になつて、ほとんどの石けん工場がつぶれてしまうのではないかというようなことを心配いたしたのでありますが、実際今考えられておるような線で参りますと、集中生産よりも、逆に一流メーカーがつぶれてしまうのではないかというようなことが、非常に