2017-04-10 第193回国会 衆議院 決算行政監視委員会第二分科会 第1号
具体的には短期大学でございますが、短期大学につきましては、これまで地域に密着をした短期高等教育機関として、学生の約九割を女性が占め、幅広い教養と職業または実際生活に必要な能力を育成しており、保育士、幼稚園教諭、看護師、栄養士等の養成に強みを持つとされているわけでございます。
具体的には短期大学でございますが、短期大学につきましては、これまで地域に密着をした短期高等教育機関として、学生の約九割を女性が占め、幅広い教養と職業または実際生活に必要な能力を育成しており、保育士、幼稚園教諭、看護師、栄養士等の養成に強みを持つとされているわけでございます。
あるいは、最近は医療物理士とかOT、PT、コメディカル、ほとんどが四年制、それだけ医療が高度化しておりますから当然でありますが、そういうことから、医療・福祉の現場で働く皆さんの約九三%が、短期高等教育も含めてでありますけれども、九三%が高等教育修了者であります。あるいは、ITで働く皆さんの九七%が高等教育修了者であります。
しかしながら、我が国の短期大学におきましては、国際的な通用性の観点といったようなこと等も考えますと、例えばアメリカの短期高等教育の課程の修了に用いられている名称でありますアソシエートディグリーでしょうか、こういった名称といいますか英訳などを用いるというようなことが実際上は多くなるのではないかと、このように考えているところでございます。
そして、最近、例えば英国において、先ほども御紹介申し上げましたけれども、短期高等教育機関の修了者に授与される学位として、ファウンデーションディグリー、こう称しておりますけれども、こういったものが導入され、あるいは米国においても、短期高等教育の修了者に授与されるアソシエートといったようなものが学位として定着しつつある。
したがいまして、短期大学については、さらに、短期大学関係者、さらには高等専門学校関係者を加えて、我が国の短期高等教育のあり方として、少し幅広い観点から議論をしていく。そういうことで、今回、大学審議会で議論を再び開始するという次第でございます。
そういうことから、我が国におきましても短期高等教育機関の卒業者については、学位ということではなくて称号ということにするという方向で大学審議会の答申もいただき、こうして御提案をさせていただいているところでございます。
さらに、諸外国では短期高等教育修了者の扱いはどのようになっているかということがもしおわかりでしたら、お知らせいただきたいと思います。
○宮地政府委員 現在創設準備等の経費を措置しているものについて申し上げますと、創設準備経費を措置しているものは、短期高等教育機関、これは高岡市でございますが、それと三重大学の人文学部。創設準備調査経費を措置しているものとしては身体障害者高等教育機関、これは筑波大学でございます。それから九州工業大学の情報工学系学部でございます。ほかに改革等調査経費を措置しているものが幾つかございます。
○佐野政府委員 高岡の短期高等教育機関の設置の問題につきましては、文部省で五十四年四月から調査研究会議を設けまして、地元の代表にもお加わりをいただいて検討を進めて、専門分野についての考え方あるいは入学定員の目途、そういった点を含めて基本的な構想については一応の合意を得ているわけでございます。
私どもは、高岡に設置を予定しております短期高等教育機関の創設準備調査、あるいはさらに今後の創設準備等を進めていきますためにも、高岡にある工学部の移転の問題について、その実現についてのはっきりした見通しを得ることがどうしても必要だというふうに考えておりますので、そういう方向で高岡市あるいは県等と積極的に協議を続けて、速やかにその見通しを得たいと思っておるわけでございます。
何分非常に長い経緯を経ていることでございますので、いま先生御指摘の高岡における国立の短期高等教育機関の設置というものも取り進めながら、それを契機としてできるだけ早く富山の方に工学部の移転を実現したいと考えているわけでございます。