1998-10-16 第143回国会 参議院 金融問題及び経済活性化に関する特別委員会 第11号
それを非常に願っておるという意味ではございませんが、しかしそうなりましたら、円を東京市場で運用できるようなマーケットをつくりませんと、殊に短期の運用でございますが、トレジャリービルみたいなものでございますね、そういう短期資金市場を持っておりませんと、持ったはいいが運用の仕方がないという問題が出てまいります。
それを非常に願っておるという意味ではございませんが、しかしそうなりましたら、円を東京市場で運用できるようなマーケットをつくりませんと、殊に短期の運用でございますが、トレジャリービルみたいなものでございますね、そういう短期資金市場を持っておりませんと、持ったはいいが運用の仕方がないという問題が出てまいります。
経営不安のうわさが立ちますと、預金の払い戻しが殺到し、資金がショートし、今回のように短期資金市場からも締め出されて、受け皿金融機関がないところはあっという間に窓口閉鎖を余儀なくされ、ついには破綻に陥るケースというのが出てきているわけです。
だから、金融政策というと、長期資金市場も短期資金市場も同じように日本銀行がこれを操作できる、政策展開できるなどというようなことをみんな考えがちなんですけれども、そうではないのではないか。とすると、どちらの方に長期資本市場の需給関係なんかは大きく影響されるかというと、やはり財政政策なんですよ。財政がどれだけ国債を出すかの方にはるかに大きく長期資本市場、長期資金市場は影響されるということは否めません。
○吉本参考人 短期資金市場につきまして御説明を申し上げます。 私どもといたしましては、従来とも、インターバンク市場の自由化という問題につきまして積極的に対応をしているつもりでございます。例えば、昭和六十年の七月に無担保のコール制度を導入しております。
○田淵参考人 短期金融市場と申しますか、短期資金市場と申しますか、ただいまの御質問にお答え申し上げます。 短期資金市場の整備改善ということは、これは一つは投資家に対する多様な資金運用、調達機会を提供するということ。二つ目は、大量国債、特に借換債の円滑な発行、消化。三つ目は、金融政策の有効性の確保。
それは短期資金市場の問題だろうと思うのですね。短期資金市場でCDという形で企業の資金運用を短期的にやる。そのときにCDの形でやる、もしくは国債の現先をやる、また公社債の現先をやる、そういう形でやっておるこの形が今後の短期資金市場としてどういうふうに本来のものになるかどうか。だから、資金の運用としては一時的経過的なものなのかどうか、そこら辺に問題があろうと思うのです。
ただ、こういう短期資金市場において今後新しい証券類が出てきた場合には、やはり銀行と証券が相乗りの形でこれを取り扱うというのが一番望ましいのではないかと思っております。これは今後の検討課題ということで御理解をいただきたいと思います。
○吉本(宏)政府委員 ただいま現先、CDあるいはコールのいわゆる短期資金市場におけるファイナンスの実情につきまして御質問がございましたので私からお答えを申し上げます。 現先市場は言うなれば債券の売買という形をとりまして実質的には一つのファイナンスと考えていいかと思います。
それから、日本の短期資金市場というのは金融市場でしがなくて、一般的な短期資金市場がないという状態で、CPだけが一般的な短期市場を形成するというのは非常に危険があるということを根拠にいたしまして、余り賛成じゃない。
は要らないにいたしましても、資金源なりあるいは証券金融というのは非常に短期の金でありまして、要るときはすぐ要る、要らなければすぐ返すという性質のこういう金がいわば非常に毎期資金市場の逼迫しております日本の現状におきまして、一体アメリカ的な自由なそういう取引が可能なのだろうかどうだろうかという点に基本的に問題があるわけでありまして、現に日本の証券金融会社等の設置されておるゆえんは、まさにそうした短期資金市場
日本銀行に持たせるより、これは市場から、短期資金、市場資金で引き受けてまかなっていく、そういう形をとって、それは物価にはね返らせないようにすべきで、資金面からそういうことをやらせようと考えております。なるべく資金はそういうふうにして、もう少し金利も下げて一般産業コストを下げたい、また同時に、短期ばかりでなく長期も下げていって、そういう地ならしをしていく。