1997-06-05 第140回国会 衆議院 科学技術委員会 第10号
それから第二点目に、世界的、日本的なエネルギーのセキュリティーの問題でありますが、これは先生でも結構ですし、あるいは日弁連としての考え方でも結構ですけれども、短期的経済性の話ではなくして、長期的なセキュリティーの問題を何を中心にどういうふうにお考えになっていらっしゃるかということをお聞かせいただきたい。
それから第二点目に、世界的、日本的なエネルギーのセキュリティーの問題でありますが、これは先生でも結構ですし、あるいは日弁連としての考え方でも結構ですけれども、短期的経済性の話ではなくして、長期的なセキュリティーの問題を何を中心にどういうふうにお考えになっていらっしゃるかということをお聞かせいただきたい。
というのは、結論から申しますと、余りにも経済効率、短期的経済性に固執して石炭を考えてきた。したがって、エネルギー革命期、いわゆる石油が非常に安い時期においては、石炭は基本的にはわが国では必要ではないのだという路線の中で進めてきた。したがって、五千五百万トン水準から千八百万トン水準に、ほぼ三分の一に減らしてしまった。
そうしますと、先ほど向坂先生が言われましたように、経済性というものを損なわない形でということと二千万トンという言葉にこだわらないということから考えますと、状況いかんによっては両立する可能性は持っていると思いますけれども、状況いかんによっては短期的経済性を尊重いたしますので、二千万トンというのは必ずしも保証できないという論理にならざるを得ない。