1978-03-08 第84回国会 参議院 予算委員会 第5号
そういう意味で、いま総理からお答えがございましたが、われわれの国が、いまおっしゃったように、技術中心型の知識集約型産業国家にその国家の方向を向けるということを総理は国家のリーダーとしてお考えでございますか。
そういう意味で、いま総理からお答えがございましたが、われわれの国が、いまおっしゃったように、技術中心型の知識集約型産業国家にその国家の方向を向けるということを総理は国家のリーダーとしてお考えでございますか。
○中曽根国務大臣 勉強はしておるのでございますけれども、その知識集約型産業国家というイメージがどういうものであるかという方向が、必ずしも的確にいま世界的にもとらえられていないのであります。一番先進工業国であるアメリカでありますが、アメリカをささえているものは、ある意味においては農産物の輸出でもあります。
そういう国策の中心に存在している問題でございますから、できるだけ国産化の率を高め、また日本のシェアを持ち続けておって、日本の知識集約型産業国家への基礎を固めていきたい、そういう考えに立っておるところでございます。
しかし、全般的に見ますと、日本の将来の工業国家、あるいは知識集約型産業国家としての前途を見ますと、やはりある程度のエネルギー資源等は必要であり、またそういう基地も、ある程度公害をなくした新しい理想のもとに建設することも必要であります。これはいま先生自体がおっしゃったとおりであります。