2008-06-06 第169回国会 参議院 本会議 第25号
この豊穣で深遠な知的遺産を受け継ぎ、更に発展させ、心豊かな社会の実現につなげていくことは、今の世に生きる我々が負うべき重大な責務である。 しかし、近年我が国でも「活字離れ」と言われて久しく、年齢層を問わず、読書への興味が薄れていると言わざるを得ない。これが言語力、読解力の衰退や精神文明の変質の大きな要因の一つとなりつつあることは否定できない。
この豊穣で深遠な知的遺産を受け継ぎ、更に発展させ、心豊かな社会の実現につなげていくことは、今の世に生きる我々が負うべき重大な責務である。 しかし、近年我が国でも「活字離れ」と言われて久しく、年齢層を問わず、読書への興味が薄れていると言わざるを得ない。これが言語力、読解力の衰退や精神文明の変質の大きな要因の一つとなりつつあることは否定できない。
彼らが、人類の知的遺産を受け継ぎ、豊かな心と創造力、たくましさを備えた日本人として成長していけるよう、そして、我が国の将来がすべての人々にとってより明るく幸せなものとなるように、我々も全力で教育改革に取り組まなければならないと考えます。
先ほども触れました吉野作造は、当時の課題は、日本における「民主主義的傾向ノ復活強化」でありますから、戦前の民主主義的な部分を復活しよう、そうすると、最も思い出される知的遺産は吉野作造であります。したがって、吉野作造の本は戦後直ちに復刊されているんですが、それも巧妙に検閲がされております。
しかし、もはやこのままでは大学は国際競争力を失うんだ、明治以来培ってきた知的遺産の継承も考えての大学の改革、大学院の改革、こういうことをも主張されておりました。 それで、参考人には、大学に対して社会の風を吹き込ませてほしい、外の風が入れるようにしてほしいということ、大学における責任体制というものを確立できるようにしてほしい。
○谷垣国務大臣 小野委員の当委員会での御質疑を承っておりましても、前回の御質疑の中でも、朱子学的な思惟方法あるいは陽明学的な思惟方法と、大変深い御研さんに裏づけられた御質疑があったと記憶しておりますけれども、人類の長い知的遺産、いろいろな学問的な蓄積の中、狭い分野に限らず、できるだけ視野を広げて科学技術の基盤を広げていこうという意欲が小野委員の中におありだと、まず敬意を表したいと思っております。